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ノンフィクションⅠ(女性・母性の尊厳)石を砕く女たち 産婦人科、砕石位、内診台(患者目線)からのレポート 泣き寝入り、怒り、トラウマ、PTSD 見過ごされる少子化の副因、羞恥心・屈辱感軽減のための試案 夫、パ-トナー、男性にも読んで欲しい一冊
ノンフィクション編集会議録より(女1)絞り出すような表現。医師や病院にも言えず、家族や友人にも言えず、長い間封印してきた。人知れず抱えてきた。そんなものがひしひし伝わってきます。言葉の力って、やはり大きい。やっとの思いで過去に向き合い、言語化していただいた。無駄にはできませんね。(女2)余計な校正・編集は必要ないでしょう。このままでいきましょう。その方が響く。「このような機会を与えてくださり感謝」との声も紹介しましょう。(男1)賛成です。多くの女性が苦しんでいる。何気ない日常にこんなこと、知りませんでした。そん
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ぼくらの穴神鍾乳洞発見物語
児童書昭和36年、愛媛県西予市城川町の山中で「穴神さん」と呼ばれている洞窟から縄文土器が採集され、穴神洞穴遺跡が発見された。その後、昭和44年、四人の中学生たちにより、新しい洞窟が発見された。少年達はコウモリを追ってその洞窟に入り探検、その奧には見事な鍾乳洞が広がっていた。本書は、現在、町の宝となっている鍾乳洞の発見の様子を、当時の少年達に取材・聞き取りし、絵本にしたもの。今や忘れられようとしている少年達の冒険物語を、子、孫の世代まで伝えたいと願い、地元の高川地域づくり会により出版された。巻末に穴神鍾
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現代短歌パスポート5 来世イグアナ号
詩/短歌/俳句斉藤斎藤 山崎聡子堀静香 吉田隼人井上法子 佐々木朔石井僚一 丸山るい野口あや子 内山晶太【目次】佐々木朔「新市街」井上法子「碧瑠璃」丸山るい「遠景」堀静香「ひらひらと四股」野口あや子「サブスク」内山晶太「逃げてゆく馬たちの」山崎聡子「越冬隊」斉藤斎藤P「呼吸のように」吉田隼人「nunc aeternum」石井僚一「ありがとアーメン、さよならグッバイ」
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現代短歌パスポート4 背を向けて歯軋り号
詩/短歌/俳句岡本真帆 染野太朗くどうれいん 鈴木ちはね永井祐 阿波野巧也鳥さんの瞼 手塚美楽瀬戸夏子 野村日魚子【目次】岡本真帆「夏の骨 風の高台」永井祐「ピクチャーディス」瀬戸夏子「わたしに黙って死体を隠して」鈴木ちはね「AEON FOOD STYLE by daiei」野村日魚子「医学」阿波野巧也「祭りのあと」鳥さんの瞼「変形」染野太朗「ろくでもない」手塚美楽「あなたがわたしにできることはなにもない」くどうれいん「龍」
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水脈を聴く男
外国文学ひどい頭痛に悩まされるマリアムは井戸の深淵からの「おいで、おいで」という囁きに導かれ、ついには溺死体として発見される。しかし、その体には胎児が宿っていた。無事(サーレム)に救われたことでサーレムと名付けられた息子は、耳を澄ませると地中を流れる水の音が聴こえるようになる。その噂はあっという間に広がり、避けられ孤立するようになるが、水源を探し当て村を襲った干ばつから救うことで必要とされるようになる。その評判は遠方まで轟き、15歳の少年は「水追い師」として各地で引く手あまたになるのだが──。 アラビア
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Buen Camino!聖地サンティアゴ巡礼の旅 ポルトガルの道
ガイド観光では訪れることのない小さな村々を抜け、神秘的な森を越え信じられないほど美しい景色の中を歩く。中世の教会を巡りながら修道院に泊まる夜。ポルトガルからスペインへ280km!魅力がぎゅっとつまったCaminoの旅へ。スピリチュアルルートも紹介!Chapter 1 大人可愛いカミーノ旅のヒントChapter 2 寄り道ポルトガルChapter 3 Camino ポルトガルChapter 4 Camino スペインカミーノ巡礼5つの魅力・五感をフルに緑豊かな自然を歩く・歴史ある美しい中世の教会
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ジブンの世界はジンブンでできている ―わかったことしか書かない哲学者×「研究」に興味がない考古学者×悩めるフィクション研究者―
哲学/思想自分は、何に興味があるんだろう? 学びたい気持ちはあるけど、何から手をつけたらいいんだろう? 自分ならではの視点で世界をとらえなおす「人文学」の研究者たちに話を聞いてみたら、寄り道・偶然・紆余曲折だらけの旅路が見えてきた!進路に迷う中高生のあなたにも、何かを学びたいと思い始めた社会人のあなたにも。読めば明日から「ジブンごと」探しを始めたくなる、まったく新しい「人文学」入門が誕生。三人のはみだし人文系研究者たちの濃厚インタビュー&対談集!【目次】・まえがき・第一部 わかったことしか書かない
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エセ商標権事件簿 商標ヤクザ・過剰ブランド保護・言葉の独占・商標ゴロ
法律モンスターエナジー事件 ポケモンにも容赦なし! 稀代のモンスタークレーマーは今日も連敗中断捨離事件 謝罪もできない!? 言葉狩りを目論むエセ商標権者は断捨離だ!面白い恋人事件 シャレが全然通じない! パロディを理解しないカタブツ社長の大暴走ピンク・レディーdeダイエット事件 そんなにキレるか? 往年のアイドルが示したパブリシティ権の限界!ペンパイナッポーアッポーペン事件 あの大ヒット曲はアップルのテーマソング? 世界のりんごは俺のもの!ゆっくり茶番劇事件 とんだ茶番!ユーチューバーの浅知恵が引き
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月刊 ココア共和国 2025年8月号
詩/短歌/俳句毎月読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、伊藤テル、あさとよしや、宮せつ湖、トウソクジンの5名。投稿詩傑作集として50名、佳作集には86名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目次】今月の1行 - へちゃ秋亜綺羅 -
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スノードーム
ファンタジー小説に登場するのは、スノードームの中のオブジェたち。オブジェたちの間に流れた「滅亡の噂」について、話し合い、考え続ける、小さな世界のお話では。「考えるとは何か」「その先に何があるのか」。そんなことに興味がある、すべての人に読んで欲しい1冊です。