新着作品

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2025年11月14日発売の作品

  • 改元の書影 1897円 2025/11/14

    改元

    畠山丑雄 ミステリー

    「君は今回の譲位についてどう思うかね?」「龍の話じゃありませんでしたか?」「そうだよ」久間さんは目を細め暗い光を溜めた。「ずっと前から私はその話しかしていない」龍の夢が「私」を通過するとき、この国のもうひとつの姿があらわれる――現代日本小説屈指の剛腕による、抵抗と革命の二篇。第38回・三島由紀夫賞候補作。改元の年の異動で山奥の町に着任した公務員「私」は、集落に伝わる惟喬(これたか)親王が見たという龍の夢の伝説を追って、この国のもうひとつの姿を目撃する。(「改元」)山あいの地主の一族に生まれた少年

  • 日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ることの書影 2420円 2025/11/14

    日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること

    中村拓哉 音楽

    RHYMESTERの宇多丸を最も重要な日本語ラップ批評家だと位置づけつつ、ヒップホップとは「“一人称”の文化」だというテーゼに注目。ヒップホップの本質を「反復=肯定」と概念化し、思想的に展開。作品論の実践として、SEEDA の『花と雨』を具体的に読み解いていく。ヒップホップ批評の新たなマスターピース、ここに誕生。「韻踏み夫」がついに本名で世に問う、渾身のヒップホップ批評。大和田俊之さん推薦!【目次】序文第一部 日本語ラップの「一人称」 第一章 日本語ラップ批評宣言 いとうせいこうから宇多丸へ第二

  • 楽園の書影 1870円 2025/11/14

    楽園

    佐川恭一 文学

    幼い子供を抱えながら、日々の生活に疲弊する男。思い描く理想の人生と現実の狭間でもがき、ある決断を下そうとするが―夫婦とは、家族とは何かを問う傑作小説。「ことばとvol.7」掲載の「不服」に、書き下ろし作品「楽園」「パールライトタワー天王寺」を収録した、話題作『学歴狂の詩』の佐川恭一による最新小説!蓄積した時間の厚みだけが二人をつなぎとめ、しかしそれは真に重要なものではない。確かにともに過ごした時間は、消え去ることのない絶対的なものかもしれない。だがそれだけだ。たんなる事実としてそれはあり、それに

  • 空と風と星と詩 尹東柱日韓対訳選詩集の書影 2090円 2025/11/14

    空と風と星と詩 尹東柱日韓対訳選詩集

    尹東柱/伊吹郷/尹仁石 外国文学

    空を仰ぎ、星をかぞえ、時代の朝を待った尹東柱(1917−1945)自選の19篇を中心にした日韓対訳選詩集韓国で最も愛される澄明な詩群詩人の生涯を詩と写真でたどる旅日本語と韓国語の詩をそれぞれ収載【目次】はじめに2023 シンガポール 体感と独断による正直現地情報 シンガポール絵日記2023 インド 体感と独断による正直現地情報 インド絵日記2024 ウズベキスタン+日帰りタジキスタン 体感と独断による正直現地情報 ウズベキスタン、日帰りタジキスタン絵日記2024 内モンゴル 体感と独断による正直

  • まぶしい便りの書影 2090円 2025/11/14

    まぶしい便り

    ペク・スリンカン・バンファ 外国文学

    「遠い国や長い歴史を超えて、封印していた恋の秘密が解き明かされるとき、私たちはきっと前よりも少し成長している。」――島本理生(小説家)美しい文章とあたたかなまなざしで描くペク・スリンの初長編にして最高傑作派遣看護師としてドイツに渡っていた伯母を頼り、母と幼い妹とともに西ドイツに移り住んだヘミ。悲劇的な事故により心に傷を負ったまま、孤独な日々を過ごすヘミだったが、伯母と同じ派遣看護師のおばさんたちの子どもであるレナ、ハンスと過ごすうち、徐々に日常を取り戻していく。ある日ハンスから、再発の可能性があ

  • 比喩の短歌 コレクション1000の書影 1540円 2025/11/14

    比喩の短歌 コレクション1000

    日本短歌総研 詩/短歌/俳句

    短歌はレトリックの宝庫です。中でも「比喩」は花形で、古今の名歌の多くは「比喩」に満ち溢れています。本書は「比喩」を活かした古今の短歌の1000首を選出。比喩の種類別を明示し難解なものは脚注で解説しました。【目次】はじめに比喩の種類と定義・用例自然社会文化人コラムさくいん

  • 薬膳茶―学ぶ・作る・楽しむ〈新装版〉の書影 1980円 2025/11/14

    薬膳茶―学ぶ・作る・楽しむ〈新装版〉

    木下 葉子 専門料理

    薬膳を中医学の基礎から学んだ著者が、日本国内で入手できる中薬(漢方薬)と食材を使って、季節に合わせ、目的(美肌・ダイエット等)症例(冷え性・糖尿病・認知症等)ごとに毎日飲める薬膳茶のレシピを全て公開しました。【目次】薬膳茶を学ぶ薬膳入門中医学とは中薬とは薬膳とは薬膳茶とは茶の分類食薬について食薬の五性食薬の六味食薬の帰経陰陽学説六淫邪気六気邪気参考用語解説五季の薬膳茶他

2025年11月10日発売の作品

  • 月刊 ココア共和国 2025年11月号の書影 275円 2025/11/10

    月刊 ココア共和国 2025年11月号

    秋亜綺羅佐々木貴子秋吉久美子いがらしみきお 詩/短歌/俳句

    毎月読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、能美政通、松井ひろか、阿呆木種、トウソクジンの6名。投稿詩傑作集として54名、佳作集には90名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目次】今月の1行 - 渋谷縷々子秋亜綺羅

2025年11月7日発売の作品

  • 人生は感謝するほどうまくいく 居酒屋のカウンターで母から学んだ「成幸」の秘訣の書影 1650円 2025/11/07

    人生は感謝するほどうまくいく 居酒屋のカウンターで母から学んだ「成幸」の秘訣

    岡村佳明 心理一般

    成幸の秘訣は感謝にある。豊かで幸せな人生を築くカギは、あなたの心の中にある「感謝」の力。「看板を出さない・宣伝をしない・入口がわからない」という独自のコンセプトで繁盛店をつくり上げた経営者であり、ロングセラー『看板のない居酒屋』著者、岡村佳明。商売の師匠である母と、人生の師匠である西田文郎氏から学び実践してきた「成幸の秘訣」が「感謝」です。本書では著者が実践してきた「感謝の秘訣」を23項目に厳選。さらに感謝を身につける2つのワークと共に具体的にお伝えします。これは、小手先のテクニックではありませ

  • Θの散歩の書影 2200円 2025/11/07

    Θの散歩

    富田ララフネ 文学

    「小説家を目指す」人たちは、小説を書こうと構えるので、萎縮したり、型に嵌ったりして、何のために書きたいと思ったの? と思うんだけど、この人からは書く楽しさや自由が感じられ……濃密な時間の流れに浸っていると、人生で最も貴重な記憶が何年ぶりかでリアルに蘇ってきた。読んでいてほんとに楽しい。保坂和志(作家)【目次】ZINE『小島信夫の話をしたいのだけれど』が話題を集め、『これは歯的な話』で第七回ことばと新人賞佳作を獲った富田ララフネ、商業デビュー作品。

  • わたしの嫌いな桃源郷の書影 1760円 2025/11/07

    わたしの嫌いな桃源郷

    初谷むい 詩/短歌/俳句

    『花は泡、そこにいたって会いたいよ』の初谷むい、待望の第二歌集。【収録歌より】それはたとえば、百年育てて咲く花を信じられるかみたいな話?そばにいるだけがすべてじゃないぜ月は光るだけがすべてじゃないぜもちもちの愛 もちもちの逃避行 どこまでを希望と呼ぶのだろう風が強い、でも諦めないフリスビー楽しい 祈りぐせのあった頃爪切りを貸したら爪と爪が混ざる爪切りの中 永く 生きてね【目次】  ★あたしたちは花器としてghost like boyfriend待ち受けは花畑だったベイビー、夜に光源。祈りぐせ金剛

  • 深呼吸広場の書影 1650円 2025/11/07

    深呼吸広場

    谷川電話 詩/短歌/俳句

    『恋人不死身説』の著者、新境地をひらく第二歌集。【収録歌より】日向 今日わたしはよわい 猫を抱く力があればじゅうぶんなんだ銀色のコーヒーミルに抱擁を映そうとして踏んだクッキー友だちのアフロヘアーを通過するあいだ微風は複雑になる生きながら水族館の薄闇でおでこをさすりあうのはいいねコロッケを揚げながらする合唱に百年前のくしゃみが混じる【目次】春のあこがれ抱擁と副葬品電動パンダ人間ですよ!色とりどりのほっぺ茶柱礼賛スニーカーを売ったお金ユニコーン落下白目春、前文クジラ爆発新しい友だち腐乱文体サマー、ゴ

  • 花と夜盗の書影 1980円 2025/11/07

    花と夜盗

    小津夜景 詩/短歌/俳句

    現世(うつしよ)のカオスにひそむ言葉の華麗な万華鏡(ミクロコスモス)────谷川俊太郎『いつかたこぶねになる日』などエッセイでも活躍する俳人・小津夜景。田中裕明賞を受賞した『フラワーズ・カンフー』に続く6年ぶりの第二句集。【収録句より】漣が笑ふいそぎんちやくの朝蟬生(あ)れて死んで愛してゐた時間莨火(たばこび)を消して裸足の身を焦がす香水のちがふ白河夜船かなパピルスや死後千年の音階図君の瞳(め)を泳ぐおらんだししがしらかささぎのこぼす涙をおつまみに露実るメガロポリスよ胸も髪も逃げ去りし夜ほど匂ふ

  • ヒーシーイット ブラウンの書影 660円 2025/11/07

    ヒーシーイット ブラウン

    ウィスット ポンニミット 青年マンガ

    タイ出身の漫画家・アーティスト、ウィスット・ポンニミット(通称タムくん)による短編集『ヒーシーイット ブラウン』は、タイで連載していた作品の中から選ばれた8本の短編を収めたZINEです。日々の中でふと湧き上がる気持ちや、小さな違和感、心の揺れを、ユーモアとちょっと哲学的なまなざしで描いた物語たちは、読み終えたあとにも静かに余韻を残します。『ヒーシーイット』(2003)、『アクア』(2009)、『オレンジ』(2012)に続くシリーズの4作目として制作されました。シンプルな線とたっぷりの余白の中に、

  • ラフカディオ・ハーンの耳、語る女たち 声のざわめきの書影 2500円 2025/11/07

    ラフカディオ・ハーンの耳、語る女たち 声のざわめき

    西成彦 外国文学

    ギリシャ、アイルランド、米国、マルチニークをめぐり歩き、1890年に、40歳を前にしてラフカディオ・ハーンは来日した。盲目の女性芸能民の三味線、行商人の下駄のひびき、大黒舞[だいこくまい]の踊りと歌、道ゆく笛の音……。富国強兵に突き進む近代化のなかで「雑音」として切り捨てられた口承文芸の調べ、民衆の暮らしの音が、ざわめきとなってハーンの耳を圧倒する。シンシナーティやマルチニークでの濃厚な声もまた、潮騒のようにハーンに押し寄せる。「海の声は…たくさんの声がかもしだすざわめき」なのである。このざわめ

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