出版の舞台裏で暗躍する
各種編集者のボヤキを無許可収録⁉

著者:波野 發作

出版社名 ボイジャー
出版年月 2025年5月予定

電子版:1,100円(税込・予定)
ISBN978-4-86689-442-3
印刷版:1,980円(税込・予定)
頁数 144P 四六判
ISBN978-4-86689-441-6

内容紹介

3日間で小説を書き、電子版として即座に出版までするという創作イベント「NovelJam」。そこでの編集者は、著者2名とデザイナー1名のチームを従えて八面六臂の活躍を……するはずなのだが、そこには「編集」という業務の縮図があった。
出版という事業において、編集者とは一体なんなのか。下請け系編集者として30年を過ごした著者が見聞きした、あまり世間では語られない、実務編集者の実態を赤裸々に綴る。
「編集はなにをしていますか」から浮き彫りになった、「出版」という一期一会のジャムセッションで、編集者は何をしているのか。少しでいいので知ってほしい一冊。

「NovelJam」での編集作業中の様子

波野 發作(なみの はっさく)

1971年東京生まれ、信州育ち。20代から編集プロダクションや印刷会社で編集・ライターとして業務にあたり、2010年独立してフリーランスに。本づくりに関する業務は企画から制作、印刷・製本までオールマイティにこなせる。また、2014年から趣味で小説を書いている。近年は模型書籍の編集をきっかけに、模型製作に軸足を移した。特定非営利活動法人HON.jpでNovelJamの運営に加担している。

目次

第1章 編集はなにをしていますか
 NovelJamと編集

第2章 編集者ってなにをするの
 アンケートマトリクスからの考察

第3章 編集者は指揮官
 進行役(デスク)としての編集者(主体者としての作業)

第4章 編集者はコンシェルジュ
 あらゆる難題を解決する(受動的な業務の話題)

第5章 編集者は執事
 本という屋敷を見守り、運営するという話(調和者としての編集)
 著者や読者の執事ではなく、本という存在のための執事

第6章 編集者は最後の砦
 編集者が倒れたら本は出ないという話(スイーパーとしての編集)

第7章 編集者はバーにいる
 誰かと対談します

デジタル一滴シリーズ関連書籍
著者:ヒュー・マクガイア/ブライアン・オレアリ/クレイグ・モド/ジョン・オークス秦隆司/宮家あゆみ

ノンフィクション
著者:オライリー・メディア/秦隆司/宮家あゆみ/室大輔

ノンフィクション
著者:秦隆司

ノンフィクション
著者:クレイグ・モド/樋口武志/大原ケイ

ノンフィクション
著者:萩野正昭

ノンフィクション

シリーズ / デジタル一滴

2010年以降、スマートフォン、インターネットの普及が急激に進み、ジャンルを問わずデジタル出版はすっかり社会に溶け込みました。目が見えない、体が動かせないといった障がいを持つ方たちの読書の手助けにもなろうとしています。デジタル一滴シリーズは、教育現場や読書バリアフリーなども含め、数多くの実例をとおしてデジタル出版のさらなる可能性を探ります。デジタルの一雫、Each Drop of Digitalで出版は多様性を取り戻せるのか? 関係者の哲学や活動を紹介するシリーズです。
※「一滴」は、南米の民話に登場するクリキンディという名のハチドリが、嘴に水を含み、一滴の水で山火事を消そうとしていることをモチーフにしています。

▼このページをシェアする
  • facebook
  • Twitter
  • LINE
  • はてなブックマーク
  • リンクをコピー

ジャンルからさがす

まだまだあります

  • 作家・片岡義男 電子書籍作品の公式サイト
    片岡義男.com