『これからの本の話をしよう』印刷版&電子版発売!

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これからの本の話をしよう 無料立ち読み

デジタル出版を歩いた25年の経験から、出版の明日を考える「小さなもの」の役割を訴えます

これからの本の話をしよう

著者:萩野正昭

本は「小さなもの」のためにこそ存在する。その原点を私たちは忘れてしまったのではないか? 電子出版のためのウェブサービス「Romancer」、『片岡義男 全著作電子化計画』など、数々の画期的な出版プロジェクトに取り組む株式会社ボイジャー創業者である著者が、25年にわたる歩みを振り返りつつ、本と出版の未来について語る。

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発売日2019/1/29

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著者紹介

萩野正昭

1946年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。1969年港湾建設会社に就職、埋立造成工事に従事。1970年から東映教育映画部で契約演出職として働く。1981年レーザーディスク制作・企画、1990年パイオニアLDC取締役映画製作部長として映画のビジネス展開に従事する。1992年ボイジャー・ジャパンを設立。デジタル出版事業を開始。2013年ボイジャー代表取締役を退任、現在は取締役。著書に、『電子書籍奮戦記』(新潮社)、『本は、これから』(岩波新書共著)、『木で軍艦をつくった男』(ボイジャー)などがある。

インタビュー映像公開中!

この本の感想をいただきました

    
元編集者(名古屋在住)
ボイジャーの歩みと共に、萩野氏の想いを知ることができ、とても興味深く読ませていただきました。同じ時代に同じような仕事に携わった者として、「確かにあの頃のデジタルは輝いていたなぁ」とか、「紙の出版業界は急激な状況変化に戸惑っていたなぁ」とか、いろいろなことが思い出されました。
    
損保会社役員
『電子書籍奮戦記』の内容と重ね合せて読みました。今回は「思索的」「哲学的」そして「文学的」な質と香りを感じました。ずっと取組み挑戦し続けてきた映画(映像)と本、IT技術の変遷と将来の展望についての思いと理想を集大成的に書いて残したのでしょう。
    
テクノロジーライター
タイトルに惹かれて読み始めた方は、良い意味で裏切られる本です。これは、一人の個人史でもあり、デジタル出版業界の裏面史でもあり、懐かしいお名前も散見されて、あの時はそうだったのかと合点がいったり、ともかく新しい発見がたくさんあって、読み応えのある書籍です。そういう歴史の中から絞り出されてきたものがRomancerでありBinBであるということがよくわかりますし、全体を通じて目の前のもの/ことに一所懸命取り組むことの大切さがにじみ出ていると感じました。
    
読者ときどきロマンサー作家
紙とデジタルを行ったり来たりして読みました。紙には付箋が林立し、デジタルのメモ機能はいっぱいになってきます。僕は2010年からボイジャーの理想書店で電子出版に親しんできた者です。萩野さんから6年遅れて映像とデジタルの世界を見てきたので、その歩行、あるいは匍匐前進のあり方は胸の奥深いところに届きます。「本とはほんとうにただものではない」。それは人間関係の塊です。その証が各章の扉に描かれた「関係者」の肖像なのでしょう。萩野さんが傾倒するサン=テグジュペリには次の言葉がありました。
「真の贅沢というのはただひとつしかない。それは人間関係の贅沢だ」(『人間の土地』)
    
読者
時代の荒波をくぐり抜けるように生きてきた報告書としての本。強い励ましとしてこの本を受け取りました。この変化の時代の中どうやって死に向かって行くのか不安や絶望、後悔は盛り沢山。でも何かを残すんだという気持ちになりました。
    
元米国図書館員
各ページの何ヶ所にハッとさせられる文章があって驚きと感動の連続です。ジャブでバシバシやられています。こんな本と出会ったのは本当に久しぶりです。
    
読者
社会経済史的背景を踏まえ、デジタル技術の宿命ともいうべき興亡・盛衰をグローバルな視点で描きつつ、果敢に挑戦する著者の筆致は、あの時のレーザーディスクにはこんな運命が、CD-ROMには……と、記憶の中の点に彩りを加えてくれました。
    
読者
出版における民主主義とは……大出版社=マスコミ(大衆伝達)と世間では捉えて何の疑問も持たない現状に一石を投じる本書に大いなる拍手を送ると共にその勇気に敬意を表したい。大衆伝達=大量伝達の網の目からこぼれ落ちた「小さな果実」をすくい上げてきた著者のこれまでの闘争とも言える電子出版における活動の軌跡と、これからの展開には目が離せない。
    
読者
『電子書籍奮戦記』を読んだ方もそうでない方も、たくさんの発見があると思います。サン=テグジュペリと港湾会社のエピソードに、のっけから驚いてしまいました。港から漕ぎ出した先が、「ボイジャー」とは!しかし改めて考えれば、本の港づくりにほかならないのですから、その意味的なつながりは決して偶然ではないのでしょう。そうした意味でも新たなヒントをいただきましたし、ロマンサーでの出版タイトルに、なぜ『デラシネ』や『阿久悠と歌謡曲の時代』が並ぶのか?いくつかの疑問点が、すべてつながって腑に落ちる瞬間がいくつもありました。
    
文徒/編集部
この本は、「これからの本」という未来の可能性に向けての「戦いの記録」である。デジタル出版が「多様性」を疎外する「上から下へ流れる既定路線」を粉砕することで、読者は本を買って読むだけではなく、本を書く人間にも簡単になれる自由を獲得できるのである。本は「読者」という「小さなもの」のためにこそある。
    
フリー編集者
面白くて一気に拝読しました。いろんな読まれ方をされるべき本と思います。そうか、本は名詞ではなくて動詞なんだ、セカイを「一人の人間の手のなかに」取り戻すアクションなんだ、とあらためて。「デジタル出版は誰のものでもない、私たちのものだ」という言葉にブルっときました。「デジタル出版」にかぎらず、本も、映画も、教養もやっぱり誰のものでもないんだ、と聞こえました。記録すること、記憶することへの情念にも圧倒されます。読みながら、なにか長編ドキュメンタリー映画観てる(というか台本読んでるというべきでしょうか)みたいな”読中感”もありました。
    
IT会社役員
早速電子版をブラウザーで開いてみました。スマホが大画面化しているので、読みにくさは随分少なくなりました。でも時間をかけて世に送り出した力作が、こんなにサクッと読めていいのか?紙と電子、別々に料金もらってもいいんじゃないのか、何で一緒なの?という違和感は正直あります。とはいえ、紙でも電子でも一度買えば同じように読めるということは、そんな些末な古い考えを吹き飛ばす出版ビジネスの革命です。
    
ビデオ業界の読者より
本はなくならないと思いますが、ビデオカセット、レーザーディスク、DVD 、Blu-ray、UHDと変わって来たパッケージメディアのソフト産業はいよいよおしまいのようです。これら全てのソフト制作に携わって来た者として、僕も自分の体験をまとめなければと思っています。
関連本:ボイジャーの発行本

これまでにボイジャーが発行した本をご紹介いたします。

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