ダグラス・ラシュコフ新刊好評発売中!

デジタル生存競争~誰が生き残るのか~


著者:ダグラス・ラシュコフ

翻訳:堺屋七左衛門

表紙イラスト:佐藤秀峰

電子版: 990円(税込)電子版購入印刷版:2,200円(税込)印刷版購入

無料試読版

どうして「彼ら」は火星に移住しようと言うのか?
なんで「彼ら」は自分だけの島を買っているのか?
なぜ〝地下帝国〟のような防空壕を掘り下げているのか?

圧倒的多数な私たち人間から離れて、自分たちだけ生き延びようと思うほど、この世界を荒廃させ、すべて奪い取った張本人。デジタルを舞台に、彼らがやり尽くしたその方法、手段、考え方について、ダグラス・ラシュコフは熱く語ります。そして訴えます——利己的な世界を超えて、コミュニティ、人間の相互扶助を取り戻せ、と。この本を読み、今の自分と照らし合わせてみてください。

著者ダグラス・ラシュコフから日本の読者へのメッセージ

《来日直前インタビュー》私は日本へ行く

10月15日、ボイジャーはダグラス・ラシュコフに突撃インタビューを試みた。NY在住ジャーナリスト・肥田美佐子は、その一部始終を東京の私たちへ送った。すでに何度かのラシュコフの記事を書いてきた経験もあり、今回の著書『デジタル生存競争』を理解する明快な手がかりだ。原稿と送られた写真は、直ちにデジタル出版化され、ここに公開されている。ぜひ【電子本で読む】のボタンから読んでいただきたい。

多くの人々が自分自身を見失い、道に迷っている。過重労働にもかかわらず、経済的不安定さが増し、コミュニティーとも疎遠になり、自分たちの生活をより良くしてくれないテクノロジーやビジネスプランに翻弄されている。

日本は米国の後を追うべきではない——ラシュコフは熱く日本の読者へ語りかける。


電子本で読む
書評をいただきました

北條一浩 様(週刊エコノミスト編集部 記者)NEW!

スマホの普及をはじめ、われわれの生活を飛躍的に便利にしたデジタル技術。しかし技術開発に伴う富は一部の億万長者だけのものになり、メディアもこれを批判できず、市場原理だけが勝ってしまう。そしていかに自分がこのデジタル資本主義下で生き残るかという思い込み=「マインドセット」に支配されて……。この厳しい現実に対し著者は、相互扶助を再び取り戻すことを訴える。誰のための、何のためのデジタルなのか? 再考を迫る問題の本。

週刊エコノミスト 2023年10月/10日17日合併号

橘玲 様(DIAMOND online)NEW!

なぜ大富豪たちは、宗教カルトや陰謀論者と同じように終末論的サバイバルに取りつかれているのか?ダグラス・ラシュコフの肩書をひとつに決めることは難しいが、あえていうならば「サイバーカルチャーの専門家」だろうか……

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速水健朗 様(評論家)NEW!

勝ち逃げ図る成功者たちメディア研究者である著者は、講演の依頼を受けたという。向かった先は砂漠の真ん中のリゾート施設、相手はたった5人の投資会社の幹部だった。講演テーマは「テクノロジーの未来」だが、富裕圏らが関心を寄せるテーマは別。安全な移住先、シェルターや警備部隊をつくるときに必要な知識についてのアドバイスを求められたという。そんな驚くべきエピソードから本書は始まる。

超富裕層やシリコンバレーの成功者たちは、社会問題の解決よりもそこから逃げ出すことにご執心。だが社会は、いまだ現代のテクノロジーが恩恵をもたらすという認識を変えずにいる。本書によると、そのズレが生じた転機は20年前だという。デジタル社会で起こる変化をいち早く察知したものが勝者となる社会が艇生。そのルールは起業家だけでなく、メディアや一般市民にまで広く共有されていくようになる。そして、テクノロジーの勝者を宗教的に信奉する社会になった。

IT後進国・日本ではまた見える光景は違うが、本書が見通す未来にはさして違いはないはず。堺屋七左衛門訳。

日本経済新聞 夕刊 2023年8月10日

三竹大吉 様(Jacaranda Press)NEW!

本書は、世界全体というより、とりわけアメリカ合衆国という国もしくはそこで暮らす人々が抱える、今日デジタル時代の問題として、警告を発している書物として読みました。私自身、アメリカ国内に10年間身を置き、9.11からリーマン・ショックまでを経験した庶民として、ダグラス氏が本書で指摘する多くの問題点は切実にわかる気がしました。

その一方で、アメリカ合衆国という国は、「自身による浄化作用が出来る数少ない国」として、過去に多くのクリティカルな問題を抱えつつ、最後にはその困難を自身のエネルギーにより克服してきた歴史がある、といった言葉を聞いたことがあります。

今回の講演では、本書でダグラス氏が繰り返し指摘し続けている「マインドセット」他の問題に対して、では現代に身を置く我々個人個人は、いったいどういう生き方をしていくべきなのか? 一歩踏み込んでその具体的な答えをお聞きできればと思っています。

西垣通 様(東京大学名誉教授)

世界の人々が立ち上がることが大切だという著者の主張には賛同いたします。

若林恵 様(黒鳥社コンテンツディレクター)

危うい綱渡りを見物でもしているのかシリコンバレーの趨勢を90年代から最前列で見てきたアメリカのメディア研究者ダグラス・ラシュコフは、最新刊『デジタル生存競争——誰が生き残るのか(Survival of the Richest)』を、なんとも暗鬱なエピソードを語るところから始めている……

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田中恵子 様(京都情報大学院大学 助教)

テック起業家はなぜ終末を憂うのか?ダグラス・ラシュコフ著『デジタル生存競争』は、富を手にした米国の若き成功者に共通するマインドセットを浮き彫りにし、オカルトじみた終末観の原因となっているテクノロジーの眩惑を解き明かす。

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中川功一 様(経営学者)

デジタル全体主義への、個人的な、全力の闘争本書は、デジタル技術とそれを支える現代社会構造の、輝きをこそ深く理解している著者ダグラス・ラシュコフだからこその、表裏一体であるデジタルの陰について徹底的に糾弾を行うものである。……

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著者紹介
著者 ダグラス・ラシュコフ 【Douglas Rushkoff】

1961年生まれ。米国ニューヨーク州在住。
第1回「公共的な知的活動における貢献に対するニール・ポストマン賞」を受賞。『Program or be Programmed』(『ネット社会を生きる10カ条』ボイジャー)、『Throwing Rocks at the Google Bus』(グーグルバスに石を投げろ)、『Team Human』(『チームヒューマン』ボイジャー)など多数執筆。『「デジタル分散主義」の時代へ』という論考が翻訳されている。
サイト:https://rushkoff.com/

翻訳 堺屋七左衛門

大阪市生まれ、神戸市在住。
大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻博士前期課程修了。日本翻訳者協会(JAT)会員、HON.jp(日本独立作家同盟)正会員。訳書『リスクコミュニケーション 標準マニュアル』(福村出版)、『チームヒューマン』『ネット社会を生きる10ヵ条』(ボイジャー)、『ケヴィン・ケリー著作選集 1』(ポット出版、達人出版会)、『マニフェスト 本の未来』共訳(ボイジャー)など。
サイト:七左衛門のメモ帳

ダグラス・ラシュコフの本

『チームヒューマン』

『ネット社会を生きる10ヵ条』

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