チームヒューマン
電子版:990円(税込)印刷版:2,970円(税込)
あらゆる技術、市場、制度は人間が作ったものであるのに、多くの場合、人間的とは逆の方向に進んでいきます。デジタル思想家であり、NPR-Oneのポッドキャスト「チームヒューマン」のホストであるダグラス・ラシュコフは、この反人間性の仕組みを明らかにします。そして、人間性を育む社会を作り直すように私たちに呼びかけます。
ラシュコフは100の警告を示し、人間を繋ぐために生み出された力が、どのようにして分断と抑圧に変わっていったかを示します。お金は交換の手段から搾取の手段に変わりました。教育は職業訓練の一部となりました。デジタル時代のテクノロジーはこの傾向をさらに増幅し、私たちの社会の自主性に最大の危機をもたらしました。仕事はロボットに任せ、関心ごとはアルゴリズムに操作され、民主主義はソーシャルメディアに侵食されています。しかし、すべてが失われたわけではありません。チーム・ヒューマンを結成して立ち向かい、手を取り合って社会的な絆を自分たち自身で作り直すときです。
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著者
ダグラス・ラシュコフ
自身の立ち位置や、仕事の中で、さまざまなことを思う中で、多くの示唆に富む貴重な1冊にで出会わせていただいた気分です。現代社会に生きるすべての人に手にとって欲しい1冊です。
テクノロジーは、私たちの身体的・知覚的能力を拡張します。それは善の力となることもありますが、私たちの破壊的な能力を増幅させることもあります。アスペン研究所の所長であるウォルター・アイザックソンは、本書を「テクノロジーのコントロールを取り戻すことで、コミュニティとチームワークという人間の精神を復権させるための、挑発的で刺激的で重要な叫びである」と評しています。