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電子書籍2020 本の在り方は変化する

著者:萩野正昭

一冊の閉じられた世界から、WWWの繋がりの世界へ。電子書籍は「あたらしい本」になる――

なぜ電子書籍は愛されないのか? それは便利な代替品に過ぎないからだ。WWW(World Wide Web)の出現で多くの情報がリンクし合うなか、なぜ本だけが姿を変えないのか。私たちは出版を特別な枠にはめて考えてきたのかもしれない。出版は、テキストを印刷した紙を束ねた「書籍」だと。それを便利に読む方法が「電子書籍」だと。冊子という塀を越えて本と本とが情報を通して結びつく。一冊の閉じられた世界から、WWWの繋がりの世界へ。電子書籍は「あたらしい本」になる。出版の未来を示す、画期的提言。全出版人必読。

990円(税込)
発売日2021/3/30

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著者紹介

萩野正昭(はぎのまさあき)

1946年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。1969年港湾建設会社に就職、埋立造成工事に従事。1970年から東映教育映画部で契約演出職として働く。1981年レーザーディスク制作・企画、1990年パイオニアLDC取締役映画製作部長として映画のビジネス展開に従事する。1992年ボイジャー・ジャパンを設立。デジタル出版事業を開始。2013年ボイジャー代表取締役を退任、現在は取締役。著書に、『電子書籍奮戦記』(新潮社)、『木で軍艦をつくった男』(ボイジャー)、『これからの本の話をしよう』(晶文社)などがある。

その他の著書を見る

著者からのメッセージ

『電子書籍2020 本の在り方は変化する』を書きました。電子版先行(3/30発売)でお届けいたします。理想書店でも販売いたします。出版元はインプレス系、株式会社ICEです。ヘロシナキャメラのイラストを章扉に入れました。可笑しいようで、悲しいようで、ご注目ください。第1章の扉絵だけご紹介します。

第1章 電子書籍とは何だったか?

紙版も4月10日頃には発売されます。目次をお伝えしておきます。

はじめに どこまでも書いていきたい
第1章 電子書籍とは何だったか?
第2章 やるのか、やらないのか
第3章 捨てるからこそWebへ
第4章 Webの普遍性と出版
第5章 情報のリンクこそ本の役割
第6章 作る・見る・売る・残る
第7章 出版はどう生きるか
おわりに いつまでもチルドレン

その他の著書
  • 電子出版とは何かを問い続けて 高木利弘スペシャルインタビューの書影250円2022/06/23

    電子出版とは何かを問い続けて 高木利弘スペシャルインタビュー

    萩野正昭高木利弘ノンフィクション

    2014年、Pamlinkが企画製作した『出版の未来』シリーズ第3回〝電子書籍を問い続けて〟の音声インタビューです。ナビケーターとして「MACLIFE」の編集長だった高木利弘さんが担当しました。音声は、Apple Musicで公開されています。このデータをテキスト化し、関係情報などのリンクを施しました。音声から発した小さな〝本〟が成り立つことを明らかにしています。テキスト情報を読み、戻り、咀嚼してご覧いただきたいとおもいます。

    【目次】
    電子出版とは何かを問い続けて
     1章 ボイジャーを設立するまで
     2章 初期作品『A Hard Day’s Night』
     3章 エキスパンドブックから
     4章 ガラケーからスマホへ
     5章 インターネット・アーカイブとの出会い
     6章 青空文庫 富田倫生の思い出
     7章 浜野保樹が伝えた新しいメディア
     8章 貧しいけれども〝自由〟
    付録1 
     出版人・広告人 100号 インタビュー
    付録2
     チャレンジすることを忘れてはいけない
    あとがき

  • 電子書籍2020 本の在り方は変化するの書影990円2021/03/30

    電子書籍2020 本の在り方は変化する

    萩野正昭ノンフィクション

    なぜ電子書籍は愛されないのか? それは便利な代替品に過ぎないからだ。WWW(World Wide Web)の出現で多くの情報がリンクし合うなか、なぜ本だけが姿を変えないのか。私たちは出版を特別な枠にはめて考えてきたのかもしれない。出版は、テキストを印刷した紙を束ねた「書籍」だと。それを便利に読む方法が「電子書籍」だと。冊子という塀を越えて本と本とが情報を通して結びつく。一冊の閉じられた世界から、WWWの繋がりの世界へ。電子書籍は「あたらしい本」になる。出版の未来を示す、画期的提言。全出版人必読。

    【目次】
    はじめに どこまでも書いていきたい
    第1章 電子書籍とは何だったか?
    第2章 やるのか、やらないのか
    第3章 捨てるからこそWebへ
    第4章 Webの普遍性と出版
    第5章 情報のリンクこそ本の役割
    第6章 作る・見る・売る・残る
    第7章 出版はどう生きるか
    あとがき いつまでもチルドレン

  • これからの本の話をしようの書影1320円2019/01/29

    これからの本の話をしよう

    萩野正昭ノンフィクション

    本は「小さなもの」のためにこそ存在する。その原点を私たちは忘れてしまったのではないか? 電子出版のためのウェブサービス「Romancer」、『片岡義男 全著作電子化計画』など、数々の画期的な出版プロジェクトに取り組む株式会社ボイジャー創業者である著者が、25年にわたる歩みを振り返りつつ、本と出版の未来について語る。 【目次】 第1章 メディアは私たちのもの 今、私が取り組んでいる活動を紹介しながら、そこに生じる問題や将来への課題と可能性について語ろうと思う。 第2章 なぜ出版、どうしてデジタル 私のパートナーであった米国ボイジャーの創業者ボブ・スタインについて、一歩踏み込む気持ちで考え方の背景を明らかにしておこう。 第3章 本はどこに向かっていくのか 映画やテレビという私たちが慣れ親しんだ送り手主導のメディアではなく、誰かに与えられるコンテンツから、自分が発信する道をどうやったら拓いていけるのかを問いかけてみたい。 第4章 本とは、ほんとうにただものではない ブックデザイナーの鈴木一誌さんによる私へのインタビュー記事を収録した。 2010年の夏におこなわれ、その秋に発行された雑誌『d/SIGN』第18号の「電子書籍のデザイン」特集に掲載されたものだ。

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    映画『トラ・トラ・トラ!』は、クランクインまもなく、黒澤明監督の解任という事態となり、初期方針を変更しながら完成、公開されることになった。この映画に最後まで一貫して従事した美術チーフの近藤司は、福岡県遠賀郡芦屋町海岸に建造された二隻の軍艦、戦艦長門と空母赤城を担当した。映画に参加した多くのスタッフが既にこの世を去っている。黒澤明、村木与四郎美術監督しかり、脚本の小國英雄、菊島隆三ももういない。わずかに生き残る証人の一人だった近藤 司が語る事実の一片から、全てを知る手掛かりがひも解かれる。 【目次】 はじめに 出会いはいつも偶然から 誰や! こんなことやったの 砂の上の軍艦 木でつくる鉄 二つの台本と絵コンテ 日本画が映画の道をひらく 何かを誰かが残している 甲板の上の二七機 生きていた特攻隊 愛した、それが映画だった 私たちは今を生きている 美術は演出だ

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    多くの人が電子本をバカにした。姿形もおぼろげな稚拙な姿をぼろくそに見下した。 1990年代はじめ、それでもすがった者たちがいた。時代に追われ憐れむなかでデジタルは心の支えとなり、生きていくための武器となった。時を経て、振り返るこの道――おそらく多くの人の共感を誘うであろう電子出版の生い立ち。知らずしてなんの電子書籍か。 ※電子版発行に際して『電子書籍元年を終えて』の一章が加筆されました。 ■第1章 てんやわんやの毎日 小さなもののためのメディア 電子書籍とは 電子書籍を成り立たせるもの 他 ■第2章 異聞マルチメディア誕生記 ボブ・スタインからの電話 エキスパンドシネマ レーザーディスクの可能性 他 ■第3章 メディアを我々の手に 東映教育映画部 マルチメディア史に残る運命的出会い 電子書籍の誕生 他 ■第4章 本ではなく、読むを送る ボイジャー・ジャパンの船出 日本語版エキスパンドブック 「電子文庫パブリ」「理想書店」開店 他 ■第5章 ハードに翻弄される 侮っていた携帯電話、しかし?? 電子出版の哲学 視覚障碍者に学ぶ 他 ■第6章 電子出版の未来 インターネット・アーカイブ ノー・アマゾン、ノー・アップル、ノー・グーグル フォーマット統一とボイジャーの課題 他 ■第7章 電子書籍元年を終えて 「紙の本」を刊行して 今後の電子書籍の販売 読書はオンスクリーンへ、時代はソーシャルリーディングへ 他

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