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本音のコラム
エッセイ栗本薫の筆名で知られる中島梓が、2005年10月7日から翌年9月29日に渡って東京新聞に連載した53篇のコラムを収録。 警官に注意されて逆上し尻を露出して逮捕された事件を取り上げた「尻出しおじさん」、10年前に「死ね」という言葉を安易に使う風潮を憂えた「『死ね!』という罵言」、被害者の個人情報まで興味本位に晒してしまうニュース報道に疑問を呈した「被害者の人権」、衣替えの時期の理不尽さについて語る「太陰暦の衣替え」など、当時の世相や日常の些末事までを硬軟取りまぜてユニークな視点から評した書。
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断片小説論スケッチ
文学時代が大きく変わろうとしている時、小説だって進化しなければならない。18世紀のままでいいのか? よりリアルな現実にせまろうとすれば、それはもはや断片においてしかありえない。新しい小説へと向かう方途として、それをあえて断片小説とよんでみる。手さぐりではあるけれど、その輪郭をスケッチしてみた。
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注目作品
オペ・おかめ
文学偽善者を憎む娼婦ジャンヌは、自分のスリを見逃した東洋人・白鳥の正体を暴いてやろうと、その後を追い始める。同じ頃アメリカ大統領が小型ロボットで昏睡させられる事件が発生。現場には「オペレーション・オカメ」という謎のメッセージが残される。白鳥を犯人と思う対テロ組織のバート、次第に白鳥に惹かれていくジャンヌ。謎めいた白鳥の真意とは。事件から浮き上がる原爆の惨劇。強者の傲慢と搾取に対する弱者たちの怒り、おかめの面に秘められた傷そして慈愛。人はいかに生き、なにと戦うべきなのかを問う、衝撃的作品。
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弥勒
文学栗本薫は『ぼくらの時代』で華々しく文壇デビューした後、グイン・サーガ・シリーズを発表した1979年に文芸誌「群像」に唯一の私小説「弥勒」を発表した。 この作品は死産で産まれ、3歳のときに日本脳炎のために意識もないままに寝たきりとなった弟との葛藤を描いて、栗本薫・中島梓の一生を苦しめ続けた激烈な怒り・悲哀が赤裸々に語られた作品である。『弥勒』の続編として手を付けられたまま、完成することのなかった断片「56億年の弥勒」を併載。解説は元群像編集長、内藤裕之氏。
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小日向知子短編集 寒の祭り
文学sonofune books いまの時代を静かに伝える、小説、漫画、詩集、評論など、ジャンルを超えて電子本にしていきます。『寒の祭り』は2008年から2011年まで冊子「イワト」に連載された短編のなかか5編を選び1冊にしました。八ヶ岳を遠く眺める地に暮らす小日向知子の物語はいつだって透きとおったキーンと冷たく吹くく風とともに、読者の前に差し出される。四季を通して寒くて暖かい小さな物語、読み始めると止まらない。
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注目作品
20年住んでみたアメリカ
エッセイアメリカに行ってみたい! あるいはアメリカ生活に興味を持っているなら、ぜひこの本を手に取ってほしい。この本は、筆者のアメリカ生活20年間の、実生活を語ったエピソードを書き綴ったもの。アメリカ生活をスタートさせた時に、日本人として感じることや疑問点など、いろいろな視点から語られているので、日々気分よく暮らしてゆくために役立つ一冊となるだろう。異文化に困惑しながらも、筆者が心を入れ替え、体当たりでポジティブに進んでゆく経過を、イラスト入りで、楽しく語ったエッセイとなっている。【目次】アメリカ人とは誰
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銀行を変える パックマン2
経済/社会小説「パックマン」を読まれた方には違う視点を示し、読まれていない方にはM&A(企業買収)でもあまり使われることのないパックマン・ディフェンスとは何かを知っていただく事例として本書を書きました。金融知識を得ながらお楽しみ下さい。【目次】序章 驚愕の提案 (つくし銀行頭取室、二〇一七年初夏二章 地銀再生拝命 (東京永田町、二〇一五年春)三章 東北夏の陣 (東北 むつ銀行、二〇一六年夏から秋)四章 九州の激動 (北九州 新つくし銀行、二〇一七年秋)五章 衝突 東北、秋の陣 (東北 むつ銀行本店、二
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注目作品
おおきなもの/ちょっと異邦人になりにいく 種ともこ2冊セット
文学『おおきなもの―Tomokoからの風景』 自分を見つける旅に出た。 インカの遺跡に佇み、深く思索に耽る。 去来するさまざまな想い、わだかまり…。 種ともこの心の奥底に触れる待望のエッセイ。 『ちょっと異邦人になりにいく』 好奇心が散歩する。ともこの不思議な旅。 1986年初夏、ヨーロッパを駆けぬけた種ともこ。 その17日間の旅を、みずみずしい感覚で綴った珠玉のエッセイ!!
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注目作品
おおきなもの—Tomokoからの風景
文学自分を見つける旅に出た。 インカの遺跡に佇み、深く思索に耽る。 去来するさまざまな想い、わだかまり…。 種ともこの心の奥底に触れる待望のエッセイ。