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優等生のやめかた (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ? 第四部 読書という文化

宮崎研治 優等生のやめかた エッセイ 119円

販売終了

作品説明

「どうしてこの音がここにあるのか。全体のなかでどういう役割を果たしているのか。
 あ!そうか!とわかる時がいちばん楽しい。意図の根底に少しだけ触れた、気がするから。」
と話したのは鈴木祥子です。
「考えることは危険だ。
 でも、考えないことよりはるかに安全だ。」
とは江國香織です。
どっちをエピグラフにさせてもらおうかなー、と迷いました。筋金入りの不良少女対決というか、楽しい逡巡でしたけど、今回は祥子さんver.です。香織さんver.はまた今度やります。
何を「考える」したかは目次参照。

【目次】
十三章 優等生のなれのはて(1)
 1 考えていた人
 2 考えるのをやめた人
 3 『告白』の趣向。その成功的発想と失敗的事実
 4 文芸版・野島伸司と言うかなんと言うか、惨敗
 資料 『告白』ツッコミどころ

十三・五章 優等生のなれのはて(2)
 1 結局のところ、森口は誰の味方だったのか
 2 ただの優等生が必要とするもの。そしてこれが『告白』の姿
 3 『告白』の怖さと痛み
 4 優等生のなれのはて。またはなんで森口は倫理にこだわるのか

十四章 読書という文化、自分という流行り
 1 結局のところ、森口とは誰なのか
 2 本屋大賞に問う──書店員でもあるあなたに問う
 3 「田舎者」の勘違い
 4 正しい本の読み方
 5 そもまず、なんで正しい本の読み方を覚える必要があるのか
 6 森口の得たもの。と言うか得られなかったもの
 7 書店員に問う。てかまあちょっと聞いてくださいよ

終章 つよい人

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発売日:2020/06/26
出版社:カズノpub.

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