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バランスビーム
文学小学生のナツミは、運動はといえば近所の公園で孤独に鉄棒やブランコで遊ぶだけ。だが数年後に入学した都立高校で選んだ部活は、なぜか都内でも強豪の体操部だった。憧れのエース麻子さん、キャプテン広子さん、気になるクラスメートの次郎らと触れ合いながら成長していく部活少女の青春小説。
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モツレク〈学園〉
文学この私小説は半世紀前の出来事をもとに、30年ほど前に書いたものです。ただ内容が亡くなった友人に係るため、お蔵に納めておりました。このたび、以下を伝えたく出版いたしました。・1960年代の学園と、その生徒たちのテンパラメントの記憶を残しておきたかった。・この小説の主題である「十代」の大切さを、過酷だった団塊世代の大学受験に絡めて著し、現代の子を持つ親に伝えたかった。 ・小説全体を流れる自身の音楽への愛と、音楽による救済をMozart レクイエムの流れに乗って表現させていただいた。【目次】まえがき1
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精霊の木
ファンタジー地球の環境悪化でナイラ星に移住した人類。その子孫が、滅びたとされている先住民の謎に迫る。上橋菜穂子のデビュー作。精霊の守り人や鹿の王、獣の奏者などで知られる日本ハイファンタジーの第一人者、上橋菜穂子の記念すべきデビュー作。
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月の森に、カミよ眠れ
ファンタジー九州の祖母山に伝わる、蛇神と娘の婚姻伝説「多弥太伝説」をもとにした、日本古代を舞台にした壮大なファンタジー。1992年、上橋菜穂子が日本児童文学者協会新人賞を受賞した記念すべき作品。
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十二ヶ月 栗本薫バラエティ劇場
文学未曾有の超大作グイン・サーガで知られる栗本薫が、12ヶ月にわたって小説新潮誌に連載した、12のジャンルを書き分けた作品集。 疑惑が疑惑を呼び狂気へとひとりの男を駆り立てる心理ミステリー「犬の眼」。手練れの時代小説作家もかくやと思わせる佳品「おせん」。軽妙な文体をあやつりつつ、圧倒的な筆力でラストの哀切へと雪崩れこむ青春小説「公園通り探偵団」。そして巻末を飾るグイン・サーガ外伝など、若き栗本薫の才気が爆発する。 【目次】 まえがき 一月/犬の眼〈心理ミステリー〉 二月/おせん〈時代小
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スクリューボール・ジョーク
その他文芸「E≠MC^2」とは、「特殊相対性理論の様な科学的論理ではない」と云う事です。論理に非ず…、詰まりは、考え方の前提を取り去る「禅」の放下思想に由来しています。この思考方式を身に付けると、推理力が磨かれ確実にIQが上がります。スクリューボール・ジョークの基本的な非論理構造を理解すると、緊張から緩和に次元を変える笑いのエッセンスだけでなく、油断から危機に陥る恐怖話法も体得出来ます。【目次】プロローグ第一章 予期せぬ落とし技第二章 宙吊り第三章 背後から撃つ第四章 分母=ゼロの思考方法エピローグ 逆落
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注目作品
霊王幻想伝
ライトノベル人々の夢から生まれた不思議な世界・霊胥国に住む夢見がちな青年・林俊臣。彼はある時、世界を支える宝珠を神殿に捧げる使命を与えられる。ただの学生に過ぎない自分に、なぜそんな大役を? その理由は、幻想世界の運命にかかわるものだった。 空飛ぶバイクと大魚に乗り、魔法の力を使いこなす異世界の少女たち。宝珠を狙い、襲いくる時空の海賊。刻一刻と迫る、世界崩壊の時。宝珠とそして世界を作った仙人が胸に秘めた怒りと悲しみ。すべてが一つに重なった時、青年は何を見、何を選ぶのか。心に響く幻想絵巻、堂々の開幕。
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『カウムズホーム』解説という名の小説
文学工夫されたものとしての創作と言う意味で実験小説であることは認めよう。しかしそれはあくまで〈想〉が高まって、たまたま現れた形式であって、実験より〈想〉の方が先だ。ありていに言ってしまえば、現実世界での世界認識であり、想の高揚つまり自己表出なのだ。自己表出が先であとから形式はやってきた。 それらは断片として現れるのはしかたのないことなのだ。
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おかし男、役者だった
エッセイsonofunebook追悼本第一弾 黒テント座付き役者であった斎藤晴彦には、いまだに語りぐさとなっているKDDI のCMがあります。ユーチューブでもご覧になれます。 絶滅危惧種的役者・斎藤晴彦、通称晴さんは、頼らず媚びずまっすぐに演劇界を生きてきた五十数年でした。 『おかし男、役者だった』は、われらが晴さんの役者一本道、その道すがらに発した言葉の片々を落ち穂拾いして一冊としました。 【目次】 美空ひばりはバタくさい 私の演劇的自伝 倫敦で舞台に立つ 1 倫敦で舞台に立つ 2
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本音のコラム
エッセイ栗本薫の筆名で知られる中島梓が、2005年10月7日から翌年9月29日に渡って東京新聞に連載した53篇のコラムを収録。 警官に注意されて逆上し尻を露出して逮捕された事件を取り上げた「尻出しおじさん」、10年前に「死ね」という言葉を安易に使う風潮を憂えた「『死ね!』という罵言」、被害者の個人情報まで興味本位に晒してしまうニュース報道に疑問を呈した「被害者の人権」、衣替えの時期の理不尽さについて語る「太陰暦の衣替え」など、当時の世相や日常の些末事までを硬軟取りまぜてユニークな視点から評した書。