-
「雑」の思想 世界の複雑さを愛するために
哲学/思想雑談・雑音・雑学・雑種・雑用・複雑・煩雑・粗雑……現代社会が否定してきた「雑」の中に、多様性や民主主義の根っこがあり、市場主義や「生産性」に代わる価値観の手がかりがある。“雑”なる対話から広がる魅力的な世界。【目次】はじめに……辻 信一第1章 「弱さ」から「雑」へ第2章 「雑」なる民主主義・「雑」なるエコロジー第3章 座談で「雑」を広げる・深める(田中優子×山崎亮×高橋源一郎×辻信一)第4章 「雑」に向き合う宗教・「雑」を取り入れる経済第5章 「雑」の思想は深まり広まるおわりに……高橋源一郎
-
大人を本気にさせる子どもたち 社会とつながるリアル・プロジェクト学習
哲学/思想これぞ、本物の探究学習!本書は、金沢大学附属小学校3・4年複式学級の「総合的な学習の時間」という授業における2年間の取組みと、それによって引き起こされた現象を記録したものです。地域とのネットワーク構築から社会を巻き込む話題づくり、予想外の展開があったとしても確実に成果を生み出す本物のPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)の手法を紹介します。プロジェクト型学習を学級で行う上で教師に求められるスキルと授業の進め方、従来の教え方と何が違い何が共通しているのかが、とてもよくわかる本です。【目次】は
-
わたしが人間であるために 障害者の公民権運動を闘った「私たち」の物語[電子改訂版]
哲学/思想1964年の公民権法から取り残され、「二級市民」でもなかった米国の障害者たち。そこに風穴を開けた「リハビリテーション法504条項」誕生の背景に、当事者たちの粘り強い運動があった。リーダーとして政府機関に乗り込み、25日間占拠したジュディス・ヒューマン。障害を理由に学校や就労から排除され、それでも「人間であるために」闘ったジュディが、今日もなお差別と闘い続ける「私たち」へ贈るライフストーリー。【目次】ジュディより日本の読者のみなさまへジュディからのメッセージプロローグ第Ⅰ部 一九五三年 ブルックリ
-
7日間世界一周 五大陸弾丸旅行
地理一般ジュール・ヴェルヌの『80日間世界一周』から約150年。 7日間で五大陸を旅するための入門書。 準備編では世界一周のための理論と実践を、実踏編では実際に7日間で世界一周ができるのかを検証。【目次】準備編世界一周世界一周の三要件プランニング編1︲世界一周チケット2︲片道反復五大陸横断3︲プランニング応用編4︲航空券購入5︲旅程プランニング~ホテル編実践編かばんの中味健康第 2 章 実踏編1日目 出発2日目 中国・北京3日目 イタリア・ミラノ4日目 モロッコ・カサブランカ5日目 コロンビア・ボゴタ6
-
信州の城と古戦場
日本史一般いま蘇る戦いの軌跡!! 群雄割拠の戦国時代、信州は戦場と化していた。山々には城が築かれ、武将たちの戦いは熾烈を極めた。ロマンあふれる信州の史跡をたどる、歴史ファン待望の新装改訂版!!【目次】◆東信珍しい五稜郭の龍岡城/真田の武名輝く神川合戦/武田の砥石崩れ ほか◆北信 戦わずに落ちた葛尾城/甲越両軍が激突した川中島合戦/石垣苔むす松代城 ほか◆中信 五層の天守が健在する松本城/木曽義昌が男をあげた鳥居峠/秀吉が感状を寄せた妻籠城 ほか◆南信 諏訪頼重の滅びた上原城、桑原城/迷惑な預かり人がいた
-
令和版 やさしい長野県の教科書 地理
日本地理地形、気候、産業、暮らし、環境・都市問題など、きちんと知っておきたい長野県の本当の姿。知らなかった、知りたかった答えがここにあります。総合学習や地域学習にも役立ちます! 2008年の初版発行から好評をいただき版を重ねてきました「やさしい長野県の教科書 地理」最新版。激変する都市・環境問題や台風19号など、最新の話題やデータ満載にした最新版ができました。【目次】I 長野県の自然環境 第1章 地形/第2章 気候/第3章 水資源と暮らし II 長野県の産業と生活 第1章 農牧業/第2章 林業/第3
-
ガブリエル・タルド 贈与とアソシアシオンの体制へ
哲学/思想労働の喜びとは何か? それは、共にあり、共に作業すること、社交性が花を咲かせることである。そのためには、余暇の増大と、無数のアソシアシオンの群生が不可欠なのである。ガブリエル・タルドの主著『経済心理学』を、「欲望と信念にもとづく富の理論=統治術」というタルドのテーマにそって、丁寧に読み解いていく。「社交性の花を咲かせよ!」――その現代的な意味が、本書を読むことで明らかになるであろう。【目次】序 章 本書の目的第1章 夢見る個人と社会の法則第2章 政治経済学を裏返す第3章 信念と欲望の経済的役割第
-
サクラは何色ですか? 西田幾多郎の思想 [電子改訂版]
哲学/思想日本が生んだ世界的哲学者・西田幾多郎の「絶対無」の思想をサクラの花見ることを通して分かりやすく解説。古今東西の哲人援用しながら、西田哲学の「解釈」では無く、西田の生きた思想を伝えようとした。また西田の「身体論」を初めて解読した。古人が見たサクラは今我々が見るサクラと同じものではないが、同じサクラである。サクラの蕾をどんなに買いたいしてもサクラの花は出てこない。何故、同じように春にサクラが咲くのか。西田哲学の現代的意味も探る。【目次】第Ⅰ部 サクラ考 はじめに 一、花はあるか 二、いのちの形
-
シルクロード渡来人が建国した日本 秦氏、蘇我氏、藤原氏は西域から来た [電子改訂版]
日本古代史古代史ファン待望のエンターテイメント。多くの人びとのロマンをかきたてるシルクロードが今新たな注目を浴びている。NHKテレビ「新シルクロード」でタブー視され、テレビでは見られない禁断の歴史の闇を現場取材を経た著者が明快に斬り、日本のルーツを明らかにする。【目次】はじめに――日本はシルクロードから来た三大渡来豪族によって建国、形成された序章 日本の大豪族はシルクロードからの渡来系だ第一編 古代ペルシャから大和・飛鳥ロードへ第二編 古代ペルシャから奈良・東大寺ロードへ第三編 古代イスラエルから播磨・赤
-
パンツを脱いだサル ヒトは、どうして生きていくのか [電子改訂版]
哲学/思想歴史と生命の全体像が見える書。本書は「パンツをはいたサル」の完結編として書かれた。ヒト・宗教・貨幣・国家の誕生と進化の過程を解明。あなたの常識を覆す、経済人類学の最新成果。ヒトは何処から来て、何処へ向かうのか。本書は水生類人猿説を採り、なぜ遠征したのか、から始まり、、闇に消えたカザール帝国の再評価を通し、ユダヤ人の起源、ビートルズの秘密を探り、21世紀のヒトの生き方を考える。今日の経済・政治状況の真底がよくわかる。【目次】序章 それは病から始まった第一章 ヒトはいかにしてヒトになったのか――そし