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海に生きる! ウミガメの花子
ファンタジーウミガメの生態と、迫る危機を取り上げた写真絵本。ウミガメは世界で人気の生き物ですが、沖縄で見られるアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種は、いずれもIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。ウミガメに迫る危機の大きな原因になっているのは、まず、地球温暖化です。地球温暖化が進むと、海の水位が高くなって砂浜の面積が減少し、産卵が困難になるばかりか、食べ物となる生物が減少し、くらしていけなくなります。また、メスばかりが生まれてしまうため、絶滅する可能性もあります。砂
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うりぼうウリタ
文学<一年生が読む、はじめての本にぴったり>いのししの子、うりぼうのウリタは くいしんぼうで あわてんぼ。もりのがっこうに かよって、ともだちと あそんでいます。そんなウリタの ゆかいでたのしい まいにちのおはなし4話。「いってきまーす。」うりぼうのウリタは このはるから がっこうへ かよっています。がっこうへ いくようになって ウリタには あたらしいともだちがたくさんできました。しらなかったあそびも たくさん おぼえました。ウリタは がっこうへ いくのが たのしくて しかたありません。(本文より)
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輝ける闇の異端児 アルチュール・ランボー
エッセイ遥かなる時空と闇を割いて彼の声がきこえる。『ロッシュ村幻影』を大幅に修正、新たな掌編もプラス。【目次】Ⅰロッシュ村幻影 その日のアルチュール ヴォンク駅から もう一人のランボーⅡ遥かなるハラル 旅日記 遥かなるハラル 付記 地中海―旅のはてに あとがき 参考文献・初出一覧
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左川ちか全集
詩/短歌/俳句詩の極北に屹立する詩人・左川ちかの全貌がついに明らかになる──。 萩原朔太郎や西脇順三郎らに激賞された現代詩の先駆者、初の全集。 すべての詩・散文・書簡、翻訳を収録。編者による充実の年譜・解題・解説を付す。 【目次】 詩篇 翻訳詩 散文・日記・書簡 翻訳文 年譜 解題 島田 龍 解説 詩人左川ちかの肖像 島田 龍 ブックガイド
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誰もこの涙に気づかない
文学「現代社会に於ける夫婦間のDVを題材に、夫の暴力から逃れ、愛息との離別の悲哀にも耐えながら、人間として、女性として自立しようとする主人公の姿が、緊迫感溢れる筆で描出されている」(能島龍三氏「第18回 民主文学新人賞選評」)。菱山南帆子氏(市民運動家)推薦!【目次】誰もこの涙に気づかない 忘れものは重かった
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月刊 ココア共和国 2022年10月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、望月遊馬、髙橋凛、向坂くじら、隅野R、森崎葵、真土もく、能美政通、菅沼きゅうり、伊藤テル、の11名。投稿詩傑作集として43名、佳作集には108名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に
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青き時雨のなかを
詩/短歌/俳句【収録歌より】今宵ある頭痛は青き夕ぞらのしらしらとして鷺より尖る眼前のエスカレーターは止まりいて恐竜の骨光る夜の底核のなき世界をめざすという誓いさらなる兵器を引き寄せながらグローバル経済は死すという声す否つかのまの燦たる眠り【目次】青き時雨のなかを
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ねむらない樹 vol.9
詩/短歌/俳句巻頭エッセイ 永井玲衣巻頭リレー共作 上坂あゆ美×岡本真帆特集 詩歌のモダニズムモダニズム短歌/モダニズム詩小特集 左川ちか座談会「左川ちかとモダニズム詩」島田龍×蜂飼耳×鳥居万由実座談会「いま山中智恵子を読むということ」水原紫苑×川野里子×大森静佳新作30首、20首第4回笹井宏之賞受賞者 新作 ほか【目次】【巻頭エッセイ】永井玲衣「枕辺の足」【巻頭リレー共作】上坂あゆ美×岡本真帆「はじまりの合図」【特集 詩歌のモダニズム】導入中井亜佐子モダニズム短歌三枝昂之 佐藤弓生 石原深予 松澤俊二 寺井
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SKYLARK <矢代俊一シリーズ16>
ボーイズラブ渥美公三の死によって平穏な日々が訪れたかにみえた俊一だったが、公三の2人の子との出会いは新たな脅威を予感させるものだった。歌手として楽器を持たないまま臨んだグリーンドルフィンでのライブは大成功を迎えるが、会場の外に出た俊一は渥美銀河に絡まれてしまう。そこに現れた金井恭平によってその場は事なきを得たものの、自宅に戻った俊一は銀河の電話で錯乱するまでになってしまう。さらにマスコミのスキャンダルが出され俊一と英二は父の万里小路俊隆の家に避難することになったが……。矢代俊一シリーズ第16巻。
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いのちの話
文学たとえば「瀞」。娘と妻を川で喪っている主人公は、偶然にもその川で溺れかけている少年を助けたが、彼は音信の絶えていた姪の子であったと分かる。―この一冊には、人間・いのち・人生の、脈々と流れている不思議なつながりが凝縮され、濃密な味わいをもって集約されている。(文芸評論家 勝又 浩)【目次】ごくらく橋を渡って瀞桔梗いのちの話 秋桜 いのちの話 橋 百寿の光初出一覧