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POSSE vol.52
社会問題[特 集]奨学金を帳消しに! 立ち上がる借金世代小島庸平/岩重佳治/アストラ・テイラー奨学金帳消しプロジェクトメンバー座談会[ミニ企画]『貧困理論入門』刊行記念 反貧困の理論と運動をアップデートせよ 喜田崇之×志賀信夫×渡辺寛人 [巻頭インタビュー]キア・ミルバーン【目次】巻頭インタビューパンデミックとジェネレーション・レフトキア・ミルバーン特集 奨学金を帳消しに! 立ち上がる借金世代「サラ金」化する奨学金/小島庸平自己破産は権利!/岩重佳治立ち上がる借金世代/岩本菜々奨学金帳消しプロジェクトメ
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Turn! Turn! Turn!
文学小説と旅は似ている。物語を突き動かすのは葛藤だが、旅だってそうだ。私たちは、自分では処理もできなければ理解もできない衝動に突き動かされて最初の一文、もしくは最初の一歩を踏み出す。魂に抱えこんだ葛藤をどうにかなだめるために。小説と旅がこれからの私を定義していく。今回はその手始めだ。(本文より)【目次】1 転機はふいに霧の中から。台湾への旅がはじまりだ!2 猫と始めた新しい暮らし第二の人生はここから。3 子どもたちを育んだ町から新天地へ旅立ちのとき。4 懐かしさと諦観とままならぬ世にも浮かぶ瀬あり。
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僕らは「きょうだい」で起業する 自閉の画家・太田宏介と僕
開業/転職/就職大手企業から脱サラ起業する勇気をくれたのは、 自閉の画家・弟の宏介でした── 障がいのある子、きょうだいを持つすべての方へ 「起業」という道を歩んだ二人のものがたり 【目次】 【発刊に寄せて】弟とアートに対する愛と葛藤(東京工業大学デザイン学科教授 福島治) 第1章 障がいのある「きょうだい」を持って 第2章 弟の変化と、自身の変化 第3章 脱サラ起業 第4章 事業を軌道にのせるまで 第5章 絵を売るのではなく、感動を売る 第6章 全国の「きょうだい」たちへ 【寄稿】
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たのしい授業2023年1月号 〈なんとなくわかる〉という選択肢
教育一般なにかを学ぶ時は,「しっかり」「ちゃんと」わかった方がいいと思う人が多いのではないでしょうか。そう考えると,「なんとなくわかる」というのは,なんともイイカゲンな言葉のようにも思えます。でも,新しいことを学ぶ時に本当にちゃんと理解しないと先に進めないとしたら,学ぶことは実につらく苦しいものになってしまうかもしれません。なんとなくでも先に進めば,あとから分かってくることもあるでしょう。では,実際に「なんとなくわかる」ためにはどうすればいいのでしょう?【目次】今年の目標を漢字で表すと 長嶋照代「なんと
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月刊 ココア共和国 2023年1月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、宮尾節子、福間健二、高山京子、真土もく、能美政通、伊藤テル、菅沼きゅうり、森崎葵、の10名。投稿詩傑作集として41名、佳作集には100名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます
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廃園 幻想花詩譚
文学その時私はあっと声を上げた。荒涼とした風が沸き起こり、丘の上に広がる空の闇が布のように二枚にめくれ、大きくはためいて揺れた。そしてお互いに包みあうように丸まり、私を飲み込もうと覆いかぶさってきた。それは巨大な食虫花の漆黒の花弁だった。【目次】序廃園 …… 牡丹帰郷 …… ニセアカシア髑髏と蝶 …… 桜柳川 …… 椿図書館 …… カンナ器械屋の憂鬱 …… 泥の花蟬しぐれ …… 睡蓮ある弁護士の手記 …… ヒットラーの白い花巴里スフロ通り …… 音の花フルスタンベール広場 ……
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ベルクソン思想の現在
哲学/思想主要4著作を読み解く白熱の徹底討議!まったく新しいベルクソン入門誕生。生の思考を独自のかたちでヴィヴィッドに展開した哲学者アンリ・ベルクソン。2022年はベルクソン研究書が次々に刊行された画期となる一年だった。この著者たちが集った連続トークイベントをもとに、大幅に増補されここに甦る。『時間と自由』『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二源泉』、ベルクソンの主要4著作を徹底的に読み解いていく。著者全員が参加した座談会「これからのベルクソンをめぐって」も収録。【目次】はじめに(平井靖史)序章 ベ
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卸売市場に希望はあるか 青果物流通の未来を考える
流通わが国の食と農は、どうあるべきか――かつてない困難に見舞われる青果物の流通業。2020年に新卸売市場法が施行され、国は卸売市場の運営責任から手を離す荒療治に出た。中央卸売市場や地方卸売市場で営業する卸売業者らは厳しい財務状況下にあり、縁の下の力持ちとして国民の食生活を土台から支えてきた卸売市場の存続が危ぶまれている。日本農業新聞の記者として青果物卸売市場や関係者を取材して歩いた著者が装飾せず現場を描き、卸売市場の役割を問い直し未来への方策を提言する。◎卸売市場、農協関係者必読!【目次】 はじめに
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笑ってください 日本を離れた変な日本語 在外日本人珍語集I
エッセイ国外生活が長いと、日本語が乱れていきます。すぐにことばが出てこなかったり、すっかりピントはずれなことをいったりしています。後で変な日本語に気づいて、大笑い。そんな在外日本人が『創作』した日本語の珍談をイラスト付きでまとめてみました。在外日本人による日本語珍語集。【目次】はじめに結婚祝い 節分 のり巻き 朝の用足し 風邪 お好み焼き おふくろの味 邪魔 差別用語 和菓子 孫 嵐 かゆい 指揮者 老猫 デパート 日向ぼっこ 選挙 スピード違反 仕事の憂鬱 ピアノコンサート サッカー 薄型テレビ クー
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さよならデパート
ノンフィクション「うそだよね。大沼がなくなるなんて」2020年1月27日、山形の老舗デパート「大沼」が突然、自己破産を発表した。約200人の従業員は即日解雇。「全国初の百貨店ゼロ県」とも報じられた。本書では、大沼の生きた320年をたどりながら、繁栄と終焉の内側を描く。著者は山形で事業を営み、大沼デパートとも取引をしていた。取材に応じたのは、破産を決定した社長や解雇された従業員、ライバル店の幹部など。さまざまな関係者の証言と、膨大な資料で構成したノンフィクション。【目次】開戦:「商い」という戦いの始まり全滅:明治