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「真田丸」を歩く
日本地理歴史ガイド。2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』放映に合わせ、真田家の本拠信州、真田幸村の奮戦が後世に名高い大阪城一帯から、果 ては岡山、秋田まで日本中に広がる真田家ゆかりの地を地図と写真をふんだんに使い案内する。【目次】はじめに――日本一の兵・真田幸村「芽城録」(大阪市)長野・松代を歩く(長野市)故郷・上田と「智将」真田の男たち(長野県上田市)「強者どもが夢の跡」沼田藩の悲劇(群馬県・埼玉県)都心に眠る真田一族の面影(東京都・神奈川県)真田父子 犬伏の別れの地(栃木県佐野市)長篠・設楽原合戦
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日本とイスラームが出会うとき その歴史と可能性
文化/民俗今、日本人イスラム教徒の日常に何が起こっているか?日本人がムスリム生活を送ることには、多くの困難が付きまとう。著者の丁寧な取材に応じるムスリムたちの話から、ムスリムとしての服装、お祈り、食事などに対する周囲の日本人の反応が垣間見えて興味深い。【目次】はじめに第一章 世界宗教としてのイスラーム―─イスラームの歴史と六信五行第二章 日本におけるイスラームの歴史―─明治の邂逅から一九八〇年代前半まで第三章 日本におけるイスラームの歴史―─一九八〇年代後半から現在まで第四章 日本のイスラームの現状につい
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三浦半島と鎌倉の縄文地名
考古学一般縄文文化は現代の私たちの生活や宗教心の根源に位置しています。三浦半島の夏島や諸磯海岸、鎌倉市大船小袋谷には古い時代の遺跡が残っています。本書は 1 万年前から三浦半島に暮らした人々が伝えてきた地名を縄文由来のアイヌ古語で分析をし、彼らの生活や神々への思い、海との関りを明らかにしています。例えば、「雪の下」の地名は、「雪が積もった所」と解されています。しかし、アイヌ古語では「鹿が多い所」になります。神々への思いも東京湾と相模湾方面では異なります。本書は三浦半島文化の根源を探っています。【目次】はじ
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山田わか 生と愛の条件 ケアと暴力・産み育て・国家
哲学/思想〝奪われた性〟から〝愛国女性〟へ。「愛」と「殖やす」の違和感。山田わか(1879-1957)の思想から、21世紀の産み育てる性を〝私も〟考える。教育とケアに関するテキストにも最適。【目次】序 章 愛の飛翔と切断――人間と教育を学ぶために 望月雅和第一章 イライザ・ドゥーリトルの憂鬱(一) 大友りお第二章 イライザ・ドゥーリトルの憂鬱(二) 大友りお第三章 女性の商品化と越境――出会いの地アメリカ 纓坂英子第四章 対人援助と人道主義――山田わかにおける法と思想の原理 森脇健介第五章 山田わかの反女
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靴づくりの文化史 日本の靴と職人
文化/民俗いま、若者に靴作りが人気だという。草鞋、下駄などが主だった日本人は明治以降の近代化のなかで、日本人向きの靴をどのように作り出し、いかに靴に馴染んできたのか。そして、世界の靴作りといかに繋がっているのか。靴職人の実態に迫る。【目次】はじめに第一章 日本人と靴第二章 日本人による靴づくり第三章 世界史からみた靴づくりの歴史第四章 稲川實の人生史第五章 靴づくり、人づくり主要参考文献/インターネット/靴産業関連施設・団体おわりに
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聖書がひも解く世界の歴史 六千年の歴史と世界の過半数の人が信じる神様のことを伝える『聖書』。毎年二億冊売れる世界のベストセラーの神秘に迫る解説書
宗教/キリスト教無神論者だったアインシュタインがなぜ「宗教なき科学は不完全」と言う程、変えられたのか。聖書は私たちと深く関わっていて発刊から2000年近く経っても毎年2億冊以上売れているベストセラーです。古代ローマと中国との共通点は何か、バイデン大統領によって米国はどのように変わるか、中東紛争に関わるユダヤ民族とは何者か。新型コロナや異常気象が続く中で人類はどこへ向かうのか。世界の52%の人たちの信じる神様について記されている旧約聖書39書を一書ずつ解説して6000年の人類史をひも解いたのが本書になります。【目
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西洋靴事始め
文化/民俗草鞋から靴へ。下駄、草鞋、草鞋で過ごした日本人の目に西洋靴はどのように映ったのか。明治の「はきもの」革命期に、日本人自らの靴を作り上げ現在に至る。著者自らの収集の資料をもとに写真、図を駆使し日本人の靴づくりを楽しく解読。『靴づくりの文化史』の姉妹編。【目次】第一章 西洋靴事始め第二章 伊勢勝とレ・マルシャン第三章 明治・大正靴事情第四章 軍靴の響き第五章 向島の西村勝三像第六章 西村記念室の至宝第七章 靴業の先人たち第八章 靴商売百花繚乱あとがき
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オン・メディテーション 現代を生きるヨーギーの瞑想問答
哲学/思想ババジ、クリシュナムールティなどインドの重要な聖者、賢者、そして師マヘーシュワルナート・ババジとの出会いを綴った『ヒマラヤの師と共に』(蓮華舎刊)で世界を魅了し、現代の「あるヨギの自叙伝」として日本に初上陸したシュリー・エム。ヨーガやインド哲学に対する深い理解と経験に基づきながら、激変する時代に私たちが瞑想を実践する意味、マインドフルネスとは何か、瞑想の目的や実践方法などについて、ダライ・ラマとの問答や寓話などを織り込みながら、初めて瞑想する人から経験者までを網羅する厳選された87の問答集。【目
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「かぐや姫」誕生の謎 渡来の王女と“道真の祟り”
文化/民俗『日本書紀』の記述を手がかりに、中世ペルシアと日本の暦や祭礼のつながり、奈良の遺跡や地形を調査分析。さらに神社の祭神から竹取物語最古の写本まで読み解き、飛鳥→平安→現代と時空を超えて「かぐや姫」誕生の謎に迫る。太宰府天満宮 禰宜・味酒安則氏推薦。【目次】第1章 道真の孫・文時第2章 飛鳥の渡来人第3章 かぐや姫の母第4章 かぐや姫の誕生第5章 竹取翁物語の誕生第6章 文時の思案と「竹取の翁物語」第7章 「竹取翁物語」の行方
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カムイの言霊 物語が織り成すアイヌ文様
文化/民俗神(カムイ)と自然と人間(アイヌ)が混然一体となって織り成されたアイヌ文化は、様々な詩や物語などに編まれ、口承により受け継がれてきた。山本多助エカシによる意訳詩のほか、アイヌ・モシリの創世神話、ヒグマなどカムイが語る昔話も多数掲載。アイヌ口承文化の「聞き手」から「語り部」となったチカップ美恵子が贈る、「カムイの言霊」。【目次】はじめに――雷神の歌第一章 大地の鼻(岬)第二章 ウラリ・オマ・ナイ第三章 対極からのメッセージ第四章 時代を越える精神世界第五章 湿原は物いわぬ語り部(歴史の証人)第六章