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サクラは何色ですか? 西田幾多郎の思想 [電子改訂版]
哲学/思想日本が生んだ世界的哲学者・西田幾多郎の「絶対無」の思想をサクラの花見ることを通して分かりやすく解説。古今東西の哲人援用しながら、西田哲学の「解釈」では無く、西田の生きた思想を伝えようとした。また西田の「身体論」を初めて解読した。古人が見たサクラは今我々が見るサクラと同じものではないが、同じサクラである。サクラの蕾をどんなに買いたいしてもサクラの花は出てこない。何故、同じように春にサクラが咲くのか。西田哲学の現代的意味も探る。【目次】第Ⅰ部 サクラ考 はじめに 一、花はあるか 二、いのちの形
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自立生活運動史 社会変革の戦略と戦術 [電子改訂版]
福祉日本の自立生活運動、障害者政策をけん引してきた著者による、80年~2010年代の障害者運動の総括。20世紀最後の人権闘争と言われた「障害者運動」が社会にもたらしたものを明らかにする。作家・田口ランディさん推薦!【目次】まえがき――運動なきところにサービスなし第Ⅰ部 自立生活運動史第一章 自立生活運動とは何か第二章 ヒューマンケア協会発足前の全国の状況第三章 ゼロからの出発――発足時の地域の状況第四章 国の障害者政策改革のための運動第五章 国連の障害者権利条約と障害者制度改革第六章 自立生活運動の
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シルクロード渡来人が建国した日本 秦氏、蘇我氏、藤原氏は西域から来た [電子改訂版]
日本古代史古代史ファン待望のエンターテイメント。多くの人びとのロマンをかきたてるシルクロードが今新たな注目を浴びている。NHKテレビ「新シルクロード」でタブー視され、テレビでは見られない禁断の歴史の闇を現場取材を経た著者が明快に斬り、日本のルーツを明らかにする。【目次】はじめに――日本はシルクロードから来た三大渡来豪族によって建国、形成された序章 日本の大豪族はシルクロードからの渡来系だ第一編 古代ペルシャから大和・飛鳥ロードへ第二編 古代ペルシャから奈良・東大寺ロードへ第三編 古代イスラエルから播磨・赤
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新型コロナウイルス人災記 パンデミックの31日間 [電子改訂版]
ノンフィクション2020年4月7日~5月7日、コロナ禍列島・全記録!「アベノマスク」に象徴されるトンデモ対応がまかり通ってしまう、恐るべき背景と闇を白日の下に晒す!新型コロナウイルス感染症は、当初は不慮の天災に他ならなかった。それを失政・失敗・失策により、パンデミックにしてしまった為政者たちの言動と、それに立ち向かった者たちの記録を後世に残そうとして本書は書かれた。【目次】まえがき2020年4月7日(火)「緊急事態宣言」公示~2020年5月6日(水)「緊急事態宣言」延長まで2020年5月7日(木)参考文献あとが
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性同一性障害の社会学 [電子改訂版]
社会学『性同一性障害はオモシロイ』で自らの体験を語り各書評で絶賛された著者が、大阪大学大学院での研究をもとに新しく書き下ろした本。最新の研究成果をもとに“性別”をめぐるさまざまな問題を目からウロコの納得分析。平易で初歩的な知識・問題の解説から始め、当事者たちへの調査を含めた当事者による性同一性障害の解説。【目次】巻頭エッセイ 太陽の塔は女か男か?! ――まえがきにかえて第1部 社会現象としてのトランスジェンダー はじめに 第1章 トランスジェンダーの現状 第2章 ジェンダー秩序・ジェンダー体制とトラン
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パンツを脱いだサル ヒトは、どうして生きていくのか [電子改訂版]
哲学/思想歴史と生命の全体像が見える書。本書は「パンツをはいたサル」の完結編として書かれた。ヒト・宗教・貨幣・国家の誕生と進化の過程を解明。あなたの常識を覆す、経済人類学の最新成果。ヒトは何処から来て、何処へ向かうのか。本書は水生類人猿説を採り、なぜ遠征したのか、から始まり、、闇に消えたカザール帝国の再評価を通し、ユダヤ人の起源、ビートルズの秘密を探り、21世紀のヒトの生き方を考える。今日の経済・政治状況の真底がよくわかる。【目次】序章 それは病から始まった第一章 ヒトはいかにしてヒトになったのか――そし
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<三越>をつくったサムライ 日比翁助 [電子改訂版]
人物評伝明治37年、日本初となるデパートを創業し、斬新な広告や催事開催、人材育成などにより「三越ブランド」を確立。慶應義塾で福沢諭吉に学んだ“士魂商才”を実践し、近代日本の商業革新に挑んだ久留米武士・日比翁助の壮烈な生涯を辿る。【目次】序 デパート王とタイヤ王第一章 デパートメントストア宣言第二章 激動の維新期に育った日比翁助第三章 北汭義塾と慶應義塾の仲間たち第四章 没落した三井呉服店越後屋第五章 運命の転身と士魂商才第六章 デパートは社会公衆の商店なり第七章 今日は帝劇、明日は三越第八章 デパートの
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ルポ 刑期なき収容 医療観察法という社会防衛体制 [電子改訂版]
社会問題池田小児童殺傷事件を機に、様々な問題点が指摘されながら成立した心神喪失者等医療観察法。「再犯の虞がなくなるまで」という刑期なき収容を生み出したその基盤は、精神障害者に対する差別であることを、元新聞記者が丁寧な取材で明らかにしていく。中島岳志氏推薦!【目次】 はじめに Q&A 心神喪失者等医療観察法の概説 第一話 医療の空白第二話 滞 留第三話 ベルトコンベアー第四話 精神鑑定 第五話 社会防衛第六話 悲 劇第七話 事件前夜第八話 精神科の無医村がある第九話 公費の無駄第十話 人格障害第十一話 新
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倭国の都は火国・熊本 史書と遺跡が証明する [電子改訂版]
日本古代史史書・遺跡を検討し、イザナギ・イザナミの時代から38代天智天皇が667年大津宮に遷都するまでの期間、倭国の都は現在の熊本界隈にあったことを論証した。この間の代々の都の所在地まで遺跡により推定した。また、邪馬台国は垂仁天皇と景行天皇の時代の魏志によるものなので、卑弥呼は倭姫命であり、熊本県宇土市に神殿跡もあることを論証している。日本古代史を大きく変える書である。【目次】はじめに第一章 神代第二章 神武東征第三章 崇神天皇第四章 垂仁天皇第五章 景行天皇第六章 仲哀天皇・神功皇后第七章 応神天皇第八
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舞台と客席の近接学 ライブを支配する距離の法則
心理一般著者は早稲田大学人間科学学術院にて、劇場認知科学ゼミを主宰している。本書が取り扱うのは劇場における「距離」の問題である。2020年3月以降、新型コロナウィルス感染症の影響により、多くの劇場で公演の延期・中止を余儀なくされている。認知科学によって「舞台」と「客席」の意味を再定義し、「客の盛り上がり」と「距離」の関係を検証。オンライン配信も含めた次世代エンターテインメントの創出につなげる一考察。【目次】序 章:距離の法則による支配第一章:舞台と客席との距離―境界はなぜ必要か第二章:客と客との距離―伝