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新着作品
エリザヴェータ・バーム/気狂い狼 オベリウ・アンソロジー
外国文学100年前、無名の若者たちによって結成された「オベリウ」(ОБЭРИУ)は、20世紀前半のロシアにおける文学的実験の極致をきわめた。ダニイル・ハルムスの「エリザヴェータ・バーム」「出来事」新訳、これまで未邦訳だったニコライ・ザボロツキー「気狂い狼」、コンスタンチン・ヴァーギノフ「スヴィストーノフの仕事と日々」、レオニード・リパフスキー「水論」など、この伝説のグループ周辺12名の代表作を網羅した世界初のアンソロジー。◎本書作品収録作家……ダニイル・ハルムス/アレクサンドル・ヴヴェジェンスキー/ニコ
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奥田亡羊全歌集 ぼろんじ
詩/短歌/俳句「一人の人間が残すことのできる言葉には限りがある。しかし彼の紡いだ言葉は、この『ぼろんじ』を通して多くの人々の心に届き、これからも生き続けていくだろう。この一書が奥田亡羊という稀有な歌人の軌跡を刻む、かけがえのない証となることを願ってやまない。」(巻頭言 矢部雅之)「奥田はずいぶん早く、遠い旅に出てしまった。奥田本人を交えて第四歌集の感想を語り合えないことが寂しい。だが、誰もがいつか行く道ならば、またどこかで会えるはずである。その日まで、奥田亡羊がのこしてくれた四冊の歌集を、大切に読み継いでゆき
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富岡冬野 われを見知らぬ街にきて
詩/短歌/俳句文人画家富岡鉄斎の孫として1904年に生まれた富岡冬野は、15歳で「心の花」に入り頭角を現した後、プロレタリア運動に関わり、東宝で映画製作に関わる夫とともに上海に渡り、上海事変に巻き込まれた民衆の悲惨を歌に詠んだ。佐佐木信綱、齋藤瀏、佐藤春夫、五島美代子らが高く評価し、一つ年上の前川佐美雄からライバル視もされた富岡冬野はどのような歌人であったのか? 大正末から昭和初期の激動の時代を生き、35歳で若くして客死した彼女の生涯が、本書で初めて明らかになる。◎片山廣子と齋藤史が編纂した遺歌文集『空は青し
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夜明けと音楽
エッセイ「結局のところ物を書くというのは、よく知っている単語の中に、自分の悲しみを見つけること」なくなったものの痕跡をたどり、孤独とともに創作する詩人イ・ジェニが綴るエッセイ集。夜の闇に流れる、長く静かな時間に立ち上がる静謐な26編。ある夜明けには涙のようにあふれる音楽について語り、またある夜明けには悲しみに満ちたプレイリストを思い出しながら詩を読む。旅先で遭った不慮の事故、長いあいだ不眠症に悩まされたこと、ロックバンドで音楽に心酔していた二十代の頃のこと。孤独とともに創作する詩人が、母の最期に立ち会い
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レジスタンスのまちづくり
エッセイ町内の坂道に民間のコミュニティバスを走らせ、全国からランナーが集まるマラソン大会を企画し、僅か30秒でチケット完売の人気ツアーを考案した男。兵庫県神戸市灘(なだ)区だけを愛し極めし者、慈憲一。阪神・淡路大震災から30年、ゲリラ活動から行政を巻き込む事業まで、自らが街を遊ぶことで地域を活性化してきた、他に類を見ない反逆のまちづくり。すべての生活者へ送る、日々の暮らしを面白くするためのヒント満載の一冊です。本書は、著者がこの30年で行ってきた、数え切れない過去の「まちあそび」から、厳選した112本の
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PRIDE 〜群れ〜
文学アフリカのサバンナを舞台に、若いライオン・タテガミの擦り切れたライオン・老いたハゲワシの三つの命が交差する物語。好奇心から人間に近づき傷ついた若いライオン、かつて仲間を奪われた憎しみを抱えて旅するライオン、若き日に見た海への夢を胸に最後の飛翔を遂げるハゲワシ。それぞれが生き、老い、死んでいく。群れ(プライド)の絆と、大地と空に還る命の循環を、詩的な筆致で描いた「読む音楽」。【目次】まえがき プロローグ ~生きる~ 一篇 サバンナの虹 二篇 サバンナの果てまで 三遍 空の住人
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キミコと森冒険
ライトノベルお話星に暮らす運動神経抜群の小学5年生のキミコは、友達と『謎の森』に挑む。ところが、突如別の世界へ辿り着いてしまう。モンスターとの戦いと冒険が始まる。目的は、ただ1つ。仲間と共に宝と森の真実を手に入れること。仲間との絆とリーダーとしての覚悟が試される。【目次】◎第1章 冒険の始まり/◎第2章 トゲラとのバトル/◎第3章 自分で新しいアイテムを作ろう!/◎第4章 お札との決着/◎第5章 お休みできる~、と思いきや!?/◎第6章 森林図書館での出会い/◎第7章 隠し部屋の謎と不思議な少女/◎第8章
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すべてのひかりのために
詩/短歌/俳句――歌だけがある発した〈人〉を離れた〈声〉は、あわく、きらめき、たゆたいながら、私でもあなたでもある誰かの心に着床し、ただ〈歌〉として生きつづける。小野正嗣(作家)《水際はもうこわくない 踏み込んで、おいで すべてのひかりのために》《さみどりにさやぐさざなみ 風は火を、火は運命をおそれず生きて》隠れて見えない世界の横顔を火花のように一瞬だけ照らし出す井上の歌はいわば火花のための火打石なのではないか――服部真里子 《ふりかえれば薔薇の園ごと消えていて、ひかりのなかに立ち尽くす風》《風は光らずつぶさ
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醜いと捨てられた王女は、呪われた王弟に溺愛される ルーニカノベルス
ライトノベル顔や身体に鱗のような痣を持って生まれた王女ニーナは、『蛇姫』と疎まれ、家族からも虐げられてきた。やがて他国の王との結婚を命じられるも、見世物同然に扱われた末、『呪われた王弟』アルベルトへと下賜される。全身が爛れて治療法もなく、あとは死を待つのみだという彼。しかしそれが呪いではなく毒によるものだと見抜いたニーナは治療を申し出る。頑なに人を拒む彼に寄り添い続けるうち、二人の距離は少しずつ縮まり、やがてアルベルトはニーナに心を許すようになっていく。だが、治療によって本来の美しさを取り戻していく彼を前に
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港町純情シネマ
文学人生の呪縛からあがきながらも抜け出そうとする6人の主人公たち。だが辿り着いたのは黄昏迫る終着駅だった。生きることの悲哀と愛惜を鮮やかに描いた6つの短編集。今治を舞台に文学・演劇の活動をしてきた吉村信男の小説集。集大成としてまとめられた一冊で、敗戦の色濃い地方(愛媛県)で新しい時代を夢見ながら慎ましく暮らす人々の哀歓を、情感豊かに描く。愛媛の女性映写技師第一号の羽藤キヨミをモデルにした表題作など、6編を収める。【目次】【殉職】電話交換室【贋作】苦い絵【震災】内海漂流3【客死】落ちた偶像【入水】紅島
