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月刊 ココア共和国 2024年11月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、橘しのぶ、繭中舞百合、木崎善夫、藤野栞、真土もく、能美政通、滝本政博、伊藤テル、腹巻さしみ、の11名。投稿詩傑作集として48名、佳作集には88名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に
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鎌倉幽世八景
文学谷戸、切通し、やぐら、古刹と地蔵。喧噪の都市の奥深く透視される悠久の中世の時間。魔術たる作家の筆が、もののふの声を呼びおこす。観光地カマクラの白日の下に、屍の蔵たる鎌倉の、幽玄なる景色がここに現われる。(富岡幸一郎)扇ガ谷、十王岩、袖塚、唐糸、飢渇畠、太刀洗、腹切やぐら、化粧坂……鎌倉の地に現存する「八景」は古の戦いと悲哀の歴史を今日まで伝えている。付録 文学における土地の力 対談 藤沢 周×佐藤洋二郎「季刊文科」連載作が待望の単行本化!【目次】扇ガ谷十王岩袖 塚唐 糸飢渇畠太刀洗腹切やぐら化粧
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とても小さな理解のための
詩/短歌/俳句日々の息苦しさからの解放。ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。又吉直樹さん幼さを内包しながら、少女は溶ける。羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。今日マチ子さん「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつ
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私の祝福のせいで冷徹宰相代理の秘めた欲望が止まらなくなりました ルーニカノベルス
ライトノベル稀有な祝福(ギフト)を買われて、若き宰相代理リュシアンの「ストレス解消係」に任ぜられた伯爵令嬢レティシア。ただの水を美酒に変え、その酒を呑んだ人の秘密の願望を吐き出させるという祝福の力で、リュシアンのストレス発散を狙う。だが、回を重ねるごとに、彼の願望はエスカレートしていって……!? 「私の頭を撫でてほしい」と子供のように甘えられ、「もっと私に触れてほしい」と迫られて、普段の生真面目でストイックな彼とのギャップに、レティシアは胸の高鳴りが止められなくて……。【目次】プロローグ第一章第二章第三章第
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令和四年 越後の風景
詩/短歌/俳句北九州・小倉育ちの伊藤肇氏は新潟に居を移して30有余年。「第二の故郷」である新潟の四季や人の営みの「いま」を、鋭い感性で優しく切り取り、17音字の世界を鮮やかに描き上げ、それを月ごとに大学の同期に送る。友人で元朝日新聞の記者である藤原郁男氏は、その季節の定期便を心待ちにし、近況と1句ずつに講評を付して返信する。本書は令和4年の越後の風景を切り口にした2人の書簡であり、読む者を幸せな気持ちで包む。ちょうど伊藤氏の金婚と喜寿にあたることを記念して出版したこの本は、幾重もの幸せが重なる。出版/喜怒哀楽
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星からきたボーイフレンド
ライトノベルあたし、百武千晶は、高校一年生。すべての不思議な出来事は、ある秋の夜、クラブで遅くなった帰り道に、大きなながれ星を見たことから始まった。その後に、近道の、神社の境内を歩いていたら、オレンジの髪に緑の服という、まるで外国人のような少年に会ったの。びっくりして逃げたあたしを、どうしたことか、少年が追いかけてきた。やっと家に着くと、ママが「あら、ホシオくん、おかえりなさい」って言ったんだ。あたしは何も知らないのに、NYからきたイトコだっていうの。ホシオくん、あなたはいったい誰なの……⁉ 人気シリーズと
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毎日がハロウィン
ライトノベル魔女の家系に生まれた栗田エミリは、ちびで気の強い女の子。「お姉ちゃんは魔女なのに、私は魔女じゃない。」と羨ましがっていたら、ある日、魔女のしるしのアザが出てきた。魔女にしか読めない『魔女大全』で勉強していたある日、同級生の中村勘太の前で、初めての魔法をすることに……。津原やすみが小学生向けの家庭教育教材に1年間連載した小説「毎日がハロウィン」、初の書籍化。特別付録として、同時期に「中学1年コース」の作品募集コーナーで審査を担当していた小説の選評の3年間分を一挙公開。「やすみ」でも「泰水」でもブレ
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真夏の夜、櫻の夢。
ボーイズラブ本好きで細いのによく食べる変わり者と評判の花魁・孤蝶(こちょう)は、ある日妓楼にやってきた隠密の辰(たつ)が、素人ではないことを見抜き、自分の部屋へとあげる。辰の屈託のなさに孤蝶はだんだんと惹かれていき、ついに孤蝶は自分が男であることを明かす。辰は──【目次】一二三
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月刊 ココア共和国 2024年10月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、麻生直子、雲野くじら、でおひでお、森崎葵、腹巻さしみ、柊、菅沼きゅうり、伊藤テル、の10名。投稿詩傑作集として48名、佳作集には85名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。