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作品説明
本書の主題は、『発微論』という風水書が、四庫全書及び『提要』においてこのような待遇を受けた所以を探ることである。なぜなら、それは風水書というものにとって、十分に稀有な現象なのだ。意外に思われるかもしれないが、風水という占術は、中国社会において、必ずしも顕彰の対象となってこなかったのであり、むしろ風水思想の沿革は、儒教思想に基づいて風水思想を批判することの系譜と、常に併走してきたと表現して差し支えない。そうした流れは『提要』にも受け継がれたのであって、故に風水という占術や、風水書という文献ジャンルに対する館臣の態度は、不信や蔑視をこそ基調としていたのである。(本文より抜粋)
【目次】
はじめに──四庫全書の中の『発微論』
一 『発微論』の著者と執筆目的
二 『発微論』の構成と各篇の論述内容
三 『発微論』の思想的特徴──「儒理」の在処をめぐって
四 南宋時代~清朝時代中期における術数学の変質
五 儒教知識人からの風水思想批判に応えて
おわりに――風水思想を儒学する
参考文献
跋
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発売日:2025/08/29
出版社:風響社