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作品説明
もっとアジアを学ぼう。学ぶためには留学に出かけよう。「留学」と一口に言っても、この語の意味するところは様々である。夏休みや春休みを使っての語学留学もあれば、正規の学生として海外の学校に学び、幾年もかけて学位を得るという留学もある。この本が皆さんにお勧めしようとするのは、そのどちらでもない。大学院生やポストドクターなどが自分で計画を立て、その計画を実現するために渡航先へ赴き、現地の大学や研究所などに、訪問研究者や外国人研究生の資格でお世話になる。そうして、一年や二年という期間を区切ってフィールドワークや資料収集に没頭するという、いわば「研究のための留学」である。時には現地で学会発表をしたり、論文を世に問うたりする機会もあるだろう。以下、この本の中で「留学」という言葉を断りなく用いる際には、この種の留学を指すものと思っていただきたい。(本文より抜粋)
【目次】
はじめに(水口拓寿)
一 留学を通して出会ったもの
1 新たな研究手法との出会い(岩城考信)
2 葬儀が教えてくれたこと (胎中千鶴)
3 ベトナム留学を通して出会ったもの(俵寛司)
二 留学先との繋がりは続く
1 住宅に刻まれる一九世紀後半から二一世紀後半に至る家族の歴史(岩城考信)
2 台北孔子廟と私の一〇年 (水口拓寿)
三 留学成果を活かす
1 永遠の「観察者」としての「調査者」(岸保行)
2 大地震と台湾社会 (胎中千鶴)
おわりに(水口拓寿)