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国民語が「つくられる」とき ラオスの言語ナショナリズムとタイ語

矢野順子 ブックレット《アジアを学ぼう》 社会問題 880円

販売終了

作品説明

以上を踏まえた上で、本書では、ラーオ語がラオスの国民語としていかにして「つくられて」きたのか、タイ語との関係に注目しつつ明らかにしていきたい。これはまた、一つの「言語」を「つくる」ということが、いかに政治や社会・経済状況、ナショナリズムといった、本来「言語」にとって「外的」であるはずの要因によって、左右されるものであるか、ということを示す試みでもある。
本書では特に、フランス植民地時代から一九七五年の社会主義革命までの、約八十年間を考察の対象として設定し、この問いに対する答えを探っていきたい。この期間を対象とする理由は、現在のラーオ語とタイ語をめぐる諸問題の原点を知るためには、植民地支配、内戦と、国家としての「ラオス」の存在が、より不安定であったこの時期の状況を明らかにしておくことが、ぜひとも必要であると思われるからである。(本文より抜粋)

【目次】
はじめに──「つくられる」国民語

一 「ラオス」の誕生──メコン川に引かれた国境線

二 ラーオ語を「つくる」──正書法をめぐって

三 ラーオ語の「歴史」──「ラーオ語族Sakun Phasa Lao」の形成

四 ラーオ語か、タイ語か──言語ナショナリズムの昂揚

おわりに

引用文献

あとがき

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発売日:2025/08/29
出版社:風響社

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