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月刊 ココア共和国 2020年11月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた、素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされます。受賞者は来年3月に発表されます。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、浦野恵多、河津聖恵、クマガイコウキ、鈴木そよか、梁川梨里の7名。投稿詩傑作集として32名、投稿詩佳作集として122名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。【目次
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世界の大学を旅しよう!
紀行著者は長年にわたり世界各地の大学・図書館を自分の眼と足とでじっくりと観察されてきた稀有で羨ましい限りの方である。書物に対する敬愛を胸に抱きつつ訪れた数多くの図書館のなかから特に選ばれたものがこの本に収められている。「いつまでもこの空間に身を置いていたい」という著者の願いが美しい写真と文章からひしひしと伝わってくる。(石松久幸、元カリフォルニア大学バークリー校図書館日本部長) 【目次】 第1章: 世界の美しい図書館: トリニティ・カレッジ旧図書館、 ケンブリッジ大学レン図書館、 ポンペ
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ルルロロのてあらいだいすき!
児童書NHK-Eテレアニメ「がんばれ!ルルロロ」で大人気!かわいいルルロロちゃんがおばあちゃんと一緒に手洗いに挑戦。泡で雲やおばけを作ったり、楽しいお歌を歌ったり、おばあちゃんがかわいいタオルを作ってくれたり。ルルロロちゃん、すっかり手洗いが大好きになります。なかなか手洗いしてくれないと困っているお母さんたちにとっても、この絵本があればもう大丈夫。ルルロロちゃんと一緒に楽しく手洗いをして、あっという間に手洗いが大好きになっちゃいます。
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オン・メディテーション 現代を生きるヨーギーの瞑想問答
哲学/思想ババジ、クリシュナムールティなどインドの重要な聖者、賢者、そして師マヘーシュワルナート・ババジとの出会いを綴った『ヒマラヤの師と共に』(蓮華舎刊)で世界を魅了し、現代の「あるヨギの自叙伝」として日本に初上陸したシュリー・エム。ヨーガやインド哲学に対する深い理解と経験に基づきながら、激変する時代に私たちが瞑想を実践する意味、マインドフルネスとは何か、瞑想の目的や実践方法などについて、ダライ・ラマとの問答や寓話などを織り込みながら、初めて瞑想する人から経験者までを網羅する厳選された87の問答集。【目
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東京パルチザン 現代文明の精神的辺境をワンボックスカーで旅する変態的遊民生活
エッセイ時代はあの1980年代。広告会社の正社員だったワタシは、取材で訪れたインドの強烈な印象に毒されて、ひたすら放浪し続ける生き方に果てない憧れを抱いてしまう。ある日、ふと思い立ち、アパートを捨てて、ワンボックスカーに住みついた。必要最低限の生活必需品を積み込み、駐車禁止に怯えつつ、夏の暑さ、冬の寒さを耐えながら、なんと1年半も、そんな生活を送ってしまう。放浪していたのは、東京都心のど真ん中、青山、麻布、広尾、六本木、白金など。放浪民の視点から、改めて東京という街を見直したのがこの伝説的な本である。【
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増補 社会原理序説 それでも変わらない根本的なこと
エッセイヘーゲルの弁証法的展開をベースにしながら、鋭くもやさしい独自の感性で人類と社会を観察・分析。著者は大学で経済を学び広告会社に入社するも、 地下鉄サリンの被害者となり退社して渡米。 MBAを取得してシリコーンバレーのベンチャーで働き、 映画製作にも携わってカンヌ国際映画祭に参加。 そのかん、膨大な数の文献を読破して哲学を独学。 縦横無尽に展開した半生から見えてきた「社会の根本原理」を示した作品。旧版にアフターコロナを踏まえた新原稿を加え、「正解のない問題集」を付録として添えた。【目次】01:社会と
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今ひとたびの高見順 最後の文士とその時代)
人物評伝昭和を代表する作家の一人である高見順(1907:明治40年~1965:昭和40年)の生涯から、昭和という時代を見直し、現在の社会状況を照射する。高見順らが経験した言論弾圧、戦争する体制下での暮らしが、今また不気味な影となって日本の社会に迫っている。【目次】まえがき第一章 出生第二章 生い立ち第三章 関東大震災第四章 プロレタリア文学への道第五章 恋愛と最初の結婚第六章 検挙、拷問、そして転向第七章 再出発第八章 戦時下の順第九章 順が見た戦場第十章 猛烈な創作活動中に発病参考・引用文献高見順 年
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「かぐや姫」誕生の謎 渡来の王女と“道真の祟り”
文化/民俗『日本書紀』の記述を手がかりに、中世ペルシアと日本の暦や祭礼のつながり、奈良の遺跡や地形を調査分析。さらに神社の祭神から竹取物語最古の写本まで読み解き、飛鳥→平安→現代と時空を超えて「かぐや姫」誕生の謎に迫る。太宰府天満宮 禰宜・味酒安則氏推薦。【目次】第1章 道真の孫・文時第2章 飛鳥の渡来人第3章 かぐや姫の母第4章 かぐや姫の誕生第5章 竹取翁物語の誕生第6章 文時の思案と「竹取の翁物語」第7章 「竹取翁物語」の行方
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カムイの言霊 物語が織り成すアイヌ文様
文化/民俗神(カムイ)と自然と人間(アイヌ)が混然一体となって織り成されたアイヌ文化は、様々な詩や物語などに編まれ、口承により受け継がれてきた。山本多助エカシによる意訳詩のほか、アイヌ・モシリの創世神話、ヒグマなどカムイが語る昔話も多数掲載。アイヌ口承文化の「聞き手」から「語り部」となったチカップ美恵子が贈る、「カムイの言霊」。【目次】はじめに――雷神の歌第一章 大地の鼻(岬)第二章 ウラリ・オマ・ナイ第三章 対極からのメッセージ第四章 時代を越える精神世界第五章 湿原は物いわぬ語り部(歴史の証人)第六章
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キャバ嬢なめんな。 夜の世界・暴力とハラスメントの現場
社会問題キャバクラ。一見華やかな夜の世界だが、そこには、女性を苦しめる出来事が掃いて捨てるほど存在する。賃金未払いは当たり前、セクハラや暴力が横行する世界に対する怒りと闘いのための一冊。2009年の結成以来、200件以上ものキャバクラにおける労働争議を行い勝利してきた労組、キャバクラユニオン。その闘いと雇用トラブルの実例を生々しくえぐり出し、キャバクラの生態と、雇用主、客、さらには世間から向けられる偏見に苦しむキャバ嬢の日常生活を活写。雨宮処凛さん推薦!【目次】はじめに――「おまえら、ヤクザか?」01