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作品説明
バングラデシュのグラミン銀行(創設者、ムハンマド・ユヌス教授)が始めたこのしくみは、三〇年以上の時を経ていまや世界中に広まり、ミャンマーを含む各国で一定の成功を収めている。従来は誰からもお金を貸してもらえなかった貧しい人々にお金を貸しても、きちんと返してもらうことができるのには、何か特別な理由があるのだろうか。また、ミャンマーという世界でもかなり貧しい国の貧しい村において、貸し出されるお金の金額や件数が頭打ちになるどころか、年々それらの数が増えていっているのは、なぜだろうか。
これらの問いに答えるために、本書の目的を次の二点とする。第一に、ミャンマーの村人たちがお金を借りるときや返すときのしくみを明らかにすることである。第二に、村人たちのくらしがマイクロファイナンスなどによってどのように改善されたのかを検討することである。(本文より抜粋)
【目次】
はじめに
一 ミャンマーの経済
1 ミャンマーの概要
2 調査の概要
3 調査した村と村の人々
二 ミャンマー農村の貧困対策――主な金融プロジェクトの現状
1 貧困削減と金融プロジェクト
2 国営農業開発銀行の農業金融
3 国際NGO(Pactミャンマー)による
貧困層のためのマイクロファイナンス
4 UNDP統合型コミュニティー開発事業における
自助組織(SRG)活動
5 各金融プロジェクトの実績から見えるもの、見えないもの
三 マイクロファイナンスと村人たち(ミャンマー農村での調査結果から)
1 ドライゾーンの村
2 マイクロファイナンスの概要
3 零細農家のくらしとマイクロファイナンス
4 新しく借りる村人、やめていく村人
四 SRG活動と村人たち(ミャンマー農村での調査結果から)
1 郡や村におけるSRG活動
2 お金の使いみち
3 SRG活動のしくみ
おわりに
注・参考文献