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沈まない奇跡の島 有名絵画絵本シリーズ「葛飾北斎」
絵画/作品集富士王様(富士山)が守る国は、ひょうきん島と呼ばれている。王様は皆が、ひょうきんに生活する国こそ栄えると皆に伝え、民はひょうきんに楽しく生きている。さくらは、ひょうきんではない徳丸が好きになった。これは富士王様が許してはくれない。そこで海の波へ様に相談に行く。波姫は夫である富士王様に談判すが・・・
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ジャパニメーションの成熟と喪失 宮崎駿とその子どもたち
芸能/美術一般転換点たる「もののけ姫」以降、時代の困難と「大人」としての責任を作品の中で問い続けた宮崎駿。その「子ども」としての新海誠、庵野秀明、細田守ら新世代の作家の作品群を横断的に批評し、現代日本における「成熟」を問う。【推薦】中島岳志(政治学者、『「リベラル保守」宣言』ほか)【目次】I 大人になるための宮崎駿論――『もののけ姫』と『耳をすませば』1 「大人の仕事」としての『もののけ姫』2 『耳をすませば』に背中を押されれば3 『もののけ姫』の成熟と喪失II はじまりの宮崎駿――『風立ちぬ』論III オト
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ジョルジュ・バタイユ「眼球譚」頌 二十世紀で最も凶暴な官能小説から
写真一般ジョルジュ・バタイユの「眼球譚」は、それを否定するにしろ、肯定するにしろ、20世紀から21世紀の世界で、官能と暴力を描く上では避けて通れない巨大な石碑だろう。意識の根源である眼球と、人間よりはるかに長い生命を持つ樹木は、苛烈な自然と耐えがたい時間の中で、ねじれ、裂け、悶え、叫ぶ。そのさまを、モノクロームのデッサン的な写真で定着しようとした作品群である。
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Hommage à “Histoire de l’oeil / Story of the Eyes” de Georges Bataille Inspired by the most erotic and violent novel of 20th century
写真一般"Story of the eyes" by Georges Bataille is probably the gigantic monument of erotism and violencein the world of 20th-21st centuries. The origine of human conscience is the eyeball. The trees survive far longer than human being. Both of them are twis
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世界街頭広告図鑑 街頭広告に映し出された1980年代の世界のイメージ
写真一般1980年代、世界各国を旅しながら、街角でランダムに切り取っていった街頭広告のビジュアル図鑑。だれもが日常的に目にする街頭広告から、その国や地域の人々の姿、考え方、感受性、夢や絶望などを短くコメントしたビジュアル付きのエッセイ集。【目次】・前書き・ジャパニーズ・イメージ・パブリック・イメージ・各国別街頭広告図鑑 アメリカ合衆国/イギリス・アイルランド/フランス/西ドイツ(ベルリン)/ソビエト連邦/スイス/ギリシア/イタリア/インド/タイ/フィリピン/中華民国・都市の貌、ウォールペインティング・あ
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談志が遺した落語論
芸能気管切開で声を失う1時間前まで落語をしゃべり、意識を失う1ヵ月前まで 病床で仕事を続けた「落語を最後まで愛し抜いた落語家」立川談志。絶頂期から亡くなる1年前までのおよそ10年間、日記のように書きとめた言説の断片が存在する。それらを初公開写真とともにまとめた拾遺集。本書には立川談志出演の動画が付属しています。【目次】第一章:哲学―現代と落語、人間と落語第二章:分解―落語の主題、志ん生、イリュージョン第三章:継承―芸の伝承、弟子、落語立川流第四章:師とライバル―小さん、志ん朝第五章:己―客と談志、落
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「チリに行こう!」と、マリアが言った。 South America
写真一般チリ、ボリビア、ペルー、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンを巡る女子二人の旅。写真集であると同時に、それぞれの国で体験したエピソードがふんだんに盛り込まれている旅行記でもある。横木安良夫がプロデュースした写真集を五味彬がデジタル化。巻末に作者が撮影した都市をGoogle Earthで見る事ができる。【目次】「チリに行こう!」と、マリアが言った。 日本を発つ日チリ滞在1日目チリの市場で買い物アパートでのトラブルチリでの洗濯サンティアゴ散策出会いは突然に美人の苦労チリでは『ドン・キホーテ』が必読書
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月の輝く夜に 満月が水面に描いたアートたち
写真一般撮影地は、写真家の地元である千葉の海、川、池をはじめ、高知の桂浜、沖縄や東北の海、野尻湖、諏訪湖、霧ヶ峰など。水面に反射する月の光は水の流れや波の大小で、その表情は大きく変わり、カメラのシャッタースピードでも様々に変化する。また、月の高度によっても色は劇的に変わる。水平線に近いほど赤やオレンジ、金色となり、高度が上がれば白っぽく銀色に見えてくる。刻々と変化する水面の月は、一夜のドラマである。本書の収録数は41点。その一点一点が、満月の描くアートの世界に浸らせてくれる。【目次】
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Distance わたしの#stayhome日記
絵画/作品集2020年4月の緊急事態宣言以降、ソーシャルディスタンスが当たり前になっていく人々の様子、街の様子を、丁寧に、静かに描き続けた今日マチ子さん。頑張る人にそっと寄り添うような視点で描かれた一冊です。漫画家・今日マチ子さんの想いが詰まった1年間の日記のような作品集。【目次】◆April 20204/7 7都道府県に緊急事態宣言「人の接触 最低7割極力8割削減を」4/11 国内の1日の感染者数多数の700人超4/16 緊急事態宣言全国に拡大◆May 20205/4 政府「緊急事態宣言」5月31日まで延
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デラシネ -わたくしの昭和史-
映画苦学、応召、敗戦、引き揚げ、組合、入党、レッドパージ。東映入社、教育映画部、東京撮影所プロデューサー。数々の映画そして変転を綴る「わたくしの昭和史」。 激動の昭和を生き抜き、数々の映画名作を世に送り出した映画プロデューサーが家族に残すその生い立ち。 今田智憲、渡辺亮徳という東映同僚をはじめ、赤川孝一、松本俊夫、野田真吉、岩佐氏寿、豊田敬太、堀内甲、長谷部慶治、大島渚、田坂具隆、寺山修司、安部公房、植草圭之助、大塚康生、安藤昇、佐藤純弥、降旗康男……幾多の映画人との交流・秘話を満載する。