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ART思行入門
哲学/思想〈…「?」と疑問ばかりの人生の選択肢の一助に少しでもなれたら幸せだと思い、「ART思行のワークショップ」をスタートしたら、思いもよらず学生を中心に好評で、私の思いと経験を「本」の形にすることができました。毎回テーマを決めて行うワークショップの中から、改めて文章に残しておきたい項目をピックアップしてみました。…この「長く広く深く多様な」チャレンジが皆さまにとっても、「人間らしく生きる」ための一助となることを心から願っております。〉(「おわりに」より)【目次】私の始まり5/10(トランジット)/私の
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アーネスト・サトウと倒幕の時代
日本史一般幕末から明治にかけて日本に滞在した英国の外交官、アーネスト・サトウ。世界史上、相手国に喰い込んだ外交官は数多くいれど、対立する両者と密な関係を築き、相手国の歴史に深刻な影響を与えた外交官はアーネスト・サトウを措いて他にいたであろうか。なにしろ幕府を支援していた英国を薩長の側に付かせ、日本の政治体制を大きく変えてしまったのだから。これまで日の当たらなかった一次史料を駆使し、アーネスト・サトウを論じた書であるが、江戸城無血開城へのイギリスの影響など、英国策からみた維新史は瞠目に値するものがある。【目
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「あいだ」の思想 セパレーションからリレーションへ
哲学/思想新型コロナが私たちに意識させた人との距離、そして境界線。他者とのあいだ、国と国のあいだ、生と死のあいだ…広がる連想と対話を通じて、危機の時代を生きぬくための立地点をさぐる。「弱さ」「雑」と重ねた対話集の完結編。【目次】はじめに 辻信一第一章 さまざまな「あいだ」第二章 「あいだ」を広げる二つの視点(田中優子・山崎亮)第三章 「あいだ」は愛だ第四章 「あいだ」で読み解くコロナの時代第五章 「弱さ」×「雑」×「あいだ」おわりに 高橋源一郎
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自意識(アイデンティティ)と創り出す思考
哲学/思想人生やビジネスを創り出すのに自分が何者かなんて関係ない!―理想や才能にとらわれずに望む人生を生きる【本文より】読者の中には、いい自己イメージが大切だとずっと聞かされ続けてきた人もいるかもしれない。しかし本書を読むうちに、自己イメージなど全く大切ではないということがわかるだろう。本当に大切なのは、いかに効果的に自分が生きたい人生を構築できるかなのだ。本書では、そのことを構造的、精神的、心理的、医療的、そして生物学的次元で次々と解き明かしていく。【目次】創造という名の冒険の世界日本の読者のみなさんへ
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アニメ研究入門〔増補改訂版〕 アニメを究める9つのツボ
文化/民俗メディア芸術として海外戦略も行われる日本の“アニメ”。そのアニメを学術的に研究する道筋をつけるため、映像・音声・歴史・流通・視聴者・ジェンダーなど様々な視点から読み解く方法を指南する。批評と研究、海外アニメを論じた補章を追加。【目次】序 章 アニメで論文を書きたい人のために……小山昌宏・須川亜紀子第1章 文学理論 アニメ研究における批評理論の可能性……中垣恒太郎第2章 映像論 アニメを読む……須川亜紀子第3章 ジェンダー論 アニメから読み解くジェンダー……村瀬ひろみ・須川亜紀子第4章 サウンド/
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「慰安婦」問題の本質 公娼制度と日本人「慰安婦」の不可視化
歴史一般反「慰安婦」キャンペーンなどが高じて、「慰安婦」問題は全て虚偽だと決めつけるような声が大きい。近現代史研究家であり、フィリピンの元「慰安婦」女性の体験記録にもたずさわった著者が、「慰安婦」問題を否定する言動の誤謬と、対抗言説の陥穽を鋭く指摘。近代公娼制度以降の女性の性をめぐる歴史の視点から、なぜ日本人「慰安婦」は一人も名乗り出ないのかに焦点をあて、問題の本質に迫る。【目次】第一部 性暴力問題をみる視点 第1章 女性史からみた「慰安婦」問題 第2章 日本人「慰安婦」を不可視にするもの──女
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家食は幸せと健康のはじまり
哲学/思想「主婦の価値を高めたい」と強く願う筆者は、現在 大阪府吹田市にて、健康に特化した“食”と“健康”を学べる「家食(いえしょく)の専門家」として活動している。「安心安全・簡単」な料理から「家族の健康を守る」ことを軸に、日々家事や子育て、そしてご飯作りを頑張っている主婦の皆様に、家食を通じて主婦の価値を高め、もっとご自身に自信を持っていただきたいという強い想いを抱いている。なぜなら、彼女自身が子育てや仕事について悩んでいた時期があり、その都度様々なことを手探りで学んできたからである。【目次】はじめに現
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一からわかる人類と日本人の起源
文化/民俗ヒトはどこから来たのか――。これまでの科学的学説を紹介し、現在定説化しているものを基本にしながら、人類学、遺伝学(分子人類学)の流れを整理。人類の誕生と進化の歴史、日本列島に渡来したホモ・サピエンスの活動などをわかりやすく解説する。【目次】第一部 人類の起源 第一章 霊長類の誕生とダーウィンの挑戦 第二章 人類の進化 第三章 出アフリカから世界への拡散 第四章 古代農業革命と歴史時代への移行 第五章 今後の人類の課題第二部 日本人の起源 第一章 日本の後期旧石器時代 第二章 縄文時代の一万二〇〇
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一休禅師の般若心経
宗教/仏教一休禅師の『般若心経提唱』を読み解く。一休禅師(一休さん)の『般若心経提唱』を現代語に訳し、また、その深遠な内容を、他の悟りを開いた禅師の言葉を紹介しながら分かりやすく丁寧に解説した書。【目次】まえがき凡 例第一章 一休禅師と禅宗の教え第二章 般若心経第三章 『般若心経提唱』の原文第四章 『般若心経提唱』の解釈第五章 即今転載文献引用文献注 釈五人の悟りを開いた禅師の言葉(原文)あとがき
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いのちのほとり
哲学/思想なぜ生きるのか、なぜ死ぬのか、なぜ愛するのか、なぜ自分は自分なのか…。生きづらさ当事者として心の病気や死にたい気持ちをそのまま肯定し発信する作家・カウンセラーの咲セリが贈る、4つの問いを紡ぐフィクション短編集(4編収録)。あなたはあなたのままでいい…。ふがいない自分をただただ肯定する、優しい絵の入ったシンプルな一冊。この本を開くだけで、「ひとりじゃない」と思えるような、お守りのような本を作りました。生きづらさを抱える人、迷いの中にいる人へ届いてほしい1冊です。【目次】いのちのほとり −なぜ生き