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いいてんき
児童書日常的に使っている「いいてんき」ということばが伝える風景を虫やカエルの暮らしぶりのなかで見つめたお話です。「いいてんき」が意味する風景は、使う人によっても、使う場合によっても、そしてそのことばに込めた願いによっても異なります。ある人にとっては「雲ひとつない晴天」を意味し、あるときには「田畑を潤す雨ふり」を願うことばになります。価値観は人それぞれ。この本では、異なる価値観を虫やカエルたちの暮らしぶりに重ねて感じてもらえたら嬉しいです。【目次】いいてんきミニ生物図鑑
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笑顔が守った命 150人の子どもを救った保育士たちの実話
児童書2011年3月11日、の日本大震災、地震と大津波が襲う中、仙台市中野栄あしぐろ保育所では保育士が必死で子どもたちを守り抜いた。マニュアルにあった園庭避難では危険と判断し2階に全員を避難させた主任、胸まで水に浸かりながら外出先から戻り、子どもたちや保育士を元気づけた所長、子どもたちを不安がらせないように必死で笑顔を作り続けた保育士たち。寒さと暗闇の中で一晩を過ごし、子どもたちは全員けが人もなく保護者のもとに戻った。日本テレビ系人気報道番組「News every.」でも特集された話題の絵本。
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お山のライチョウ
児童書日本の特別天然記念物、ライチョウ。高山帯にくらし、冬はまっ白な姿に変わることから、日本では古来より「神の鳥」として人々に敬われてきました。写真家の戸塚学さんは、はじめて出会ったときから、そのとりことなり、冬も春も夏も秋も、何十回と生息地の一つ、北アルプスの立山に通って、ライチョウの写真を撮りつづけています。そのライチョウが今、絶滅の危機にさらされ、保護活動もはじまっているといいます。なぜ? 戸塚学さんは居ても立ってもいられず、北岳の現場に向かいました……。ライチョウの1年のくらしと、ライチョウに
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外来種裁判
児童書小学生の男子がミドリガメを飼うことになったことをキッカケに、身近で起こっている在来種と外来種との間に発生している問題を考えていく【目次】はじめに目次ミシシッピアカミミガメのミミ裁判証人たちの話 検察側(在来種)証人1:若いイシガメ 検察側(在来種)証人2:ヤマトヌマエビ 検察側(在来種)証人3:カイツブリ 弁護側(外来種)証人1:カミツキガメ 弁護側(外来種)証人2:アメリカザリガニ 弁護側(外来種)証人3:年老いたブラックバスぼくは決めたコラム 外来生物(外来種)とは 特定外来生物とは アカ
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核兵器をなくすと世界が決めた日
児童書すべての国が核兵器の保持や使用をしないと約束する核兵器禁止条約。被爆者らの声と、市民の国際的な連帯が生んだ画期的条約の成り立ちを初めて絵本に。ウクライナ危機で核戦争の脅威が深まる中、子どもたちに希望を伝えます。推薦=サヘル・ローズさん(俳優)※本書は固定型(フィックス型)の電子書籍です。冊子版に近い画面サイズ(タブレットやPC)での読書を推奨いたします。※本書は、大月書店刊『核兵器をなくすと世界が決めた日』の電子書籍版です。【目次】核兵器をなくすと世界が決めた日
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くまのがっこうの子育て
児童書230万部刊行の大人気絵本シリーズ「くまのがっこう」は2022年で刊行20周年。それを記念して作者のあいはらひろゆきが初めて書き下ろした子育てエッセイ。あいはらは長女の出産を機に「くまのがっこう」の制作をスタート。以後、娘の成長や保育園での暮らしを観察しながら、「くまのがっこう」の数々のシリーズを書いていった。「くまのがっこう」とあいはらの子育ては切っても切れない関係にある。ファンにはたまらない制作秘話や美しいあだちなみの絵を楽しめ、子育て中のママパパにはハートフルな子育て論として楽しめる。【目
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この羽 だれの羽?
児童書身近に落ちている鳥の羽が、何の鳥の羽なのかがわかる絵本図鑑。公園で鳥の羽をひろい、大きさや形、色やもようから持ち主の鳥を推理していく方法をわかりやすく学ぶ絵本的な導入から、身近な19種の鳥の羽図鑑へ。鳥の羽の原寸大イラストで、ひろった羽を横にならべて見れば、何の鳥の羽なのかぴたりとわかる!鳥の羽がなぜ落ちていたのか、きれいな羽の紹介、鳥の羽のさまざまな役割や手入れの方法、恐竜から鳥への進化における羽の話、鳥の羽コレクションの方法など、鳥の羽にまつわるさまざまな話題も満載。
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新訳版 ハイジ(1)
児童書両親を早くになくした少女ハイジ。村の人々との付き合いを避けてアルムの山にこもっていた祖父のもとで暮らすことになります。おいしいヤギのミルクやチーズを食べ、そびえる山、吹き渡る風のなか、ヤギたちとの散歩をする毎日。小さな花々が咲き乱れ、壮大な夕焼けに染まるアルプスのゆたかな自然の中でハイジはのびやかに育ちます。ハイジの素直な明るさはかたくなな祖父の心をも次第にほぐしていきますが、とつぜん、ハイジはフランクフルトにいかなくてはならなくなります。フランクフルトでは少女クララの遊び相手としての日々が始ま
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スーパーマーケットフラワーズ
児童書230万部刊行の大人気絵本シリーズ「くまのがっこう」の作者あいはらひろゆきがコロナ禍で懸命に生きる人々に心打たれ、初めて書き下ろした奇跡についてのショートストーリー7話。重病の少女と命の交換を申し出る看護師の話やおばあちゃんのためにスーパーマーケットの花を買い続ける少年の話など、あいはらが、日常の中でじっと目を凝らして見つけた美しい物語が心を打つ。【目次】はじめに第1話 スーパーマーケットフラワーズ第2話 看護師第3話 バード第4話 バス第5話 花第6話 義足最終話 ホットクロスバンズ