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日本のインテリジェンス工作 陸軍中野学校・731部隊・小野寺信
政治平和憲法下、日本は軍備を放棄し、戦争をしない国になったはずでしたが、最近、集団的自衛権を容認する「安保法案」なるものが成立し、中国・北朝鮮の強硬姿勢などと相まって、戦争が現実味を帯びてきています。多くの犠牲をはらって得られた「平和」を死守するためにも、戦争とは何か、どのようにして起こり、いかに行なわれるのか、その現実を知らざるを得ません。 本書は、なかでも日本人が見落としてきた、戦争における「情報」の役割に焦点を当てて、宣伝・諜報・謀略などのインテリジェンス活動の歴史を振り返ったものです。 陸軍
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日本のSDGs それってほんとにサステナブル?
社会問題官民挙げて推進されるSDGs。でも中には疑問符がつく例も…? 本当に持続可能な社会をつくるには、「ロゴだけ」ではない本質を見極める目が市民にも必要。各分野の日本の現状と取り組み例を紹介しながら問題提起する。【目次】はじめに――モヤモヤする、日本のSDGs第1章 SDGsは何をめざしているのか?第2章 これでいいのか? 日本のSDGs[インタビュー]ニールセン北村朋子さんに聞く デンマークがSDGs先進国である理由第3章 日本とSDGs 八つの論点[インタビュー]井田徹治さんに聞く 日本は環境危機
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日本は本当に戦争に備えるのですか? 虚構の「有事」と真のリスク
国際防衛費倍増・敵基地攻撃能力・ミサイル配備・米軍との一体化――その先にあるのは本当に「安全」なのか。台湾「有事」は本当にあるのか。なし崩しにされる平和国家の理念を前に、気鋭の論客らが真の危機を警鐘する緊急出版。 ※本書は、大月書店刊『ユートピアとしての本屋――暗闇のなかの確かな場所』の電子書籍版です。 【目次】 はじめに──本書が生まれた経緯 岡野八代 第1章 虚構の「台湾有事」切迫論 布施祐仁 第2章 外交なき米軍との一体化──メディアの果たすべき役割とは 望月衣塑子
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年商30億円の限界突破 3つの鉄則 エースで4番社長から監督社長へ
経営/経営学企業成長の過程の中で1つの大きな壁となるのが「年商30億円の壁」。年商30億円規模の企業を目指すとなった場合、年商10億円規模までは適していた「エースで4番社長」型の組織構造が阻害になる場合が非常に多い。いかにしてエースで4番社長から「監督社長」へと変貌を遂げ、年商30億円を目指せる組織をつくるかが最大のポイント。その年商30億円の壁をどのようにして超えていくかを、筆者がこれまで携わってきたコンサルティング経験を基とした「理論」「ノウハウ」「実際に年商30億円を突破した企業事例インタビュー」の3
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年商10億円最速達成の3大ポイント【電子版】
マーケティング本書は、次のような課題をお持ちの経営者のために書いています。「長く商売をしているが、年商10億の壁がなかなか超えられない」「新しい事業を立ち上げて、最速で年商10億円までいきたい」「他社に入りこまれない独自の10億円市場を創りたい」「売れる商品(またはサービス)を連続的に生み出せる会社にしたい」「価格競争から抜け出していく経営のポイントを知りたい」「斜陽産業から抜け出して、もう一度会社を元気にしたい」【目次】第1章 年商10億円最速達成のポイント(1) 独自の戦法で、自社だけの10億円カテ
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年商10億円ビジネスを実現する、最速成長サイクルのつくり方
経営/経営学本書の特徴は、年商数億円の企業が、「どのように組織化を進めていくのか」を解説した点にある。『組織のつくり方』と『組織としての成長サイクル』の全貌とその構築の手順を記した点が、他にないものとなっている。年商10億円ビジネス1作目(14刷)から2年半の時を経ての待望の第2作。現場第一線で活躍するコンサルタントの渾身の経営実務書。ロングセラー「社長が3か月不在でも、仕組みで稼ぐ、年商10億円ビジネスのつくり方」(14刷)のシリーズ第2作。実際の変革事例満載:食品メーカーM社の婿はどのように変革したのか
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農業をデザインで伝える 食と地域の課題を解決する方法
産業/交通新型コロナウイルスの感染流行をはじめ、不安定な世界情勢、気候変動、少子高齢化などさまざまな問題が、近年、農と食と地域に関わる仕事に深刻な影響を及ぼしている。ブランド価値を高める取り組みを通じて、こうした危機をどう乗り越えてきたのか。北海道から沖縄・石垣島まで、10名の生産者や事業者を訪ねてインタビューを実施。現場の声を通じて食と地域の課題に向き合う人びとの挑戦を伝え、解決の道を探る。巻末に、日本における「CI戦略」の先駆者で、PAOSグループ代表の中西元男氏との特別対談も収録。 【目次】
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「能力」の生きづらさをほぐす
社会問題現職では「優秀」、前職では「使えないやつ」現象はなぜ生まれるの? 移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。その実態を教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、他者とより良く生きる方法を模索する。「行きすぎた能力社会じゃ、幼い子どもを残して死にきれない!」ガン闘病中の著者が贈る、まさかのストーリー。――ときは、2037年。急降下した上司の評価で病める息子を救うため、死んだはずの母さんがやってきた!?執筆に伴走した、磯野真穂さん(人類学者)も言葉を寄せる。【目次】はじめにプロローグ 母
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残らなかったものを想起する 「あの日」の災害アーカイブ論
社会問題能登半島地震、東日本大震災、阪神・淡路大震災、御嶽山噴火……巨大災害が頻発するこの国では、防災、減災、命の大切さといった「残すべき目的」を掲げた「アーカイブ」が作られ続けています。しかし、そこで残すべきとされるものは、ほんのひと握りでしかありません。私たちはもっと豊かなものを、もっと多様な手法で、留めたり、取り戻したりすることができるのではないでしょうか。本書では、現場の偶然性をとりこみながら「残らなかったもの」への想起の回路を開こうとするユニークな15のメディア実践を紹介。あなたにとっての「災
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バチカン機密文書と日米開戦
社会問題バチカン美術館の地下に眠る膨大な数の極秘史料群のうち、ローマ教皇ピウス12世に関する機密文書が2020年に公開された。ピウス12世の在位は1939~1958年であり、第二次世界大戦の時期に重なる。ただし、閲覧を許されたのは学者、学識経験者、各国政府関係者のみで、メディア関係者は公開の対象外だった。それでも著者はあきらめることなく史料群の閲覧に成功。そこには、日米開戦前夜の日米和平交渉についてなど、驚くべき記述が含まれていた。限られた時間、厳しい閲覧規制、困難な判読、苛烈を極めたコロナ禍のローマと