-
中東特派員はシリアで何を見たか 美しい国の人々と「イスラム国」
社会問題2012~2015年、共同通信社外信部記者としてカイロ支局に駐在した記者による書き下ろし。休日にダマスカスを歩くと、公園のよく手入れされたきれいな芝生の上で談笑するカップルの姿もあるし、バーベキューを楽しむ家族連れからも話が聞けた。二〇一二年当時のダマスカスはまだ比較的、治安も保たれていた。米国がテロ支援国家に指定しているシリアに対して「怖い国」という漠然としたイメージしか持っていなかった私は、市民らとふれ合い、美しく広がる地中海や山々を見ているうちに、この国に魅了されていった。取材で知り合った
-
超高齢社会の乗り越え方 日本の介護社会は成功か失敗か
福祉紙版の出版元は弦書房。宮澤賢治『銀河鉄道の夜』に導かれて 高齢社会を肯定的にとらえようとする 多様な試み。日本社会をおおっている「高齢社会」を悲観する考え方から脱するにはどうすればよいのか。定年問題や介護福祉制度が行きづまる社会の中で、その正しい選択肢を模索し、高齢社会へのマイナス思考をプラス思考へ転じるために私たちにできることは何か。【目次】序 「銀河鉄道の夜」と私たち ──超高齢社会の行方Ⅰ 日本の介護福祉は 成功か失敗かⅡ 災害と福祉 そして非営利の復元力Ⅲ 日本の超高齢社会は どこへ向か
-
超訳『五輪書』強運に選ばれる人になる
経営/経営学アメリカのトップビジネスマン達がなぜ「五輪書」を愛読するのか?宮本武蔵の教えを継ぐ野田派二天一流の第19代師範の長女にして、複数事業の経営者で在り、医学博士でもある大浦敬子が、宮本武蔵を独自解剖。60戦無敗の武蔵の「強運」を学び、どんな時代にも勝つ極意を軽やかに伝える、強運に選ばれるためのビジネス書。【目次】はじめに第1章 宮本武蔵ってどんな人?◉ドラマやマンガは、フィクションです!◉武蔵は、アスペルガー症候群だった?◉武蔵が生きた時代第2章 『五輪書』ってどんな本?◉五輪書の由来は、宇宙を構
-
伝え導く経営 Conduct
経営/経営学経営においては、正しく理念を伝え導き、伝導士を育成して社内のコミュニケーションを高め、外部環境にも打ち勝つ企業風土を醸成していくことが重要。自社はもちろん、社員、仕入先、お客様、金融機関、地域社会、株主が同時により良くなる理念伝導経営を実践するための手引き。【目次】第1章 生まれ育まれた福岡第2章 出会いそして起業第3章 暗中模索の経営第4章 情けは人のためならず第5章 人知で計り知れないこと第6章 伝え導く経営
-
ツバメの巣で世界を変える 命がけのツバメの巣ハンター 稲冨幹也
経済日本人で唯一、世界最高品質の天然アナツバメの巣を採ることを許された男、稲冨幹也。彼はツバメの巣が世界を変えると本気で信じている。そして誰もが彼ならばできると信じて疑わない魅力がある。彼の世界には何が見えているのか。今、世界が注目する男のルポルタージュ。【目次】[第1章]白い宝石をめぐって 海千山千はびこるアジアのマーケット[第2章]天啓 ツバメの巣との邂逅、命がけの交渉[第3章]秘められた可能性 世界が注目するツバメの巣の力[第4章]物語は終わらない 金を追わずに夢を追う[第5章]前人未到の世界
-
データが示す福岡市の不都合な真実 180万人都市にするために必要な5つの処方箋
日本経済福岡市の人口は、このままなにも対策を講じなければ、2035年には165万人で頭打ちになるといわれている。しかし、問題に気づき、今から対策を打てば2050年に180万人都市になることも夢ではない。福岡市は、九州で最も子供が生まれない「超少子化」の町。福岡市民一人当たりの所得は、30年間ほぼ横ばい。貧困児童の割合が政令指令都市中、最悪……。データが示す福岡市の「本当の姿」から目を背けず、福岡市のポテンシャルを最大限に活かすための5つの政策を紹介。【目次】[第1部]データが示す福岡市の不都合な真実1.
-
デジタル生存競争 誰が生き残るのか
自己啓発【2024年9月10日 印刷本ただいま増刷中!】 環境破壊、社会不安、まん延するウィルス、すべてを停止させるコンピューター侵入。世界の億万長者は、自分で起こした現実からひたすら逃れることを考えます。技術開発は、集団的な繁栄を目指すものでしたが、富の蓄積は個人的な生き残りを図るものになりました。批判的であるはずのメディアは、市場感覚に圧倒されて屈服しています。自分だけが生き残る十分な資金を稼ぐ......うまく稼げたら勝利か? それは自分の排ガスから逃れるために高速で走る自動車をつくっているよう
-
テレビ番組制作会社のリアリティ つくり手たちの声と放送の現在
社会学テレビ番組制作に欠かせない存在でありながら、放送局の陰に隠れ、放送制度の枠外に置かれてきた番組制作会社。その実態とデジタル化が進展する放送事業の現在を、関係者のインタビューを軸に描き出す、初の本格的研究報告。※本書は、大月書店刊『テレビ番組制作会社のリアリティ――つくり手たちの声と放送の現在』の電子書籍版です。【目次】序章 本研究のねらい――番組制作会社から考える日本のテレビ(林香里)第1章 制作会社の誕生と展開――テレビ制作の現場で(国広陽子・北出真紀恵)第2章 制作現場の日常風景(石山玲子・
-
どうして、もっと怒らないの? 生きづらい「いま」を生き延びる術は障害者運動が教えてくれる
社会問題今、注目度が急速に高まっている荒井裕樹氏の対談集。障害者・ハンセン病者・精神病者の自己表現を研究する異色の近代文学研究者である。中島岳志(東京工業大学教授、政治学)、原一男(映画監督)、九龍ジョー(編集者、ライター)、川口有美子(ALS/MND サポートセンターさくら会副理事長)、尾上浩二(DPI日本会議副議長、元内閣府障害施策アドバイザー)という多彩な対談相手と共に、障害者運動、とりわけ「青い芝の会」が社会に与えた影響と、差別に抗う運動の根源的力のもつ解放感、今日的意義を語り合う。【目次】序「
-
ドキュメント ひとりが要介護になるとき。 単身老後に「在宅」は大丈夫ですか!?
社会問題「おひとりさまの老後」は甘くない。情報・お金(資産)・健康・人間関係が乏しい一般庶民が高齢ひとり暮らしで介護が必要になったら、誰が面倒見てくれるのか、経済的にもつのか。広がる社会不安を背景に、制度と実態を探る。【目次】序 ひとりで「在宅」はダメですか第一章 単身で老いるときに第二章 孤立しない、孤立させない第三章 いかに「要介護」を少なくするか第四章 単身化と在宅と地域包括システムと第五章 鼎談 単身化と在宅介護 斎藤磐根・矢部広明・山口慶恵