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不平等の進化的起源 性差と差別の進化ゲーム
哲学/思想人間社会はなぜ不平等を生み出すのか?最新の進化ゲーム理論に基づき、性別や人種といった差異によって社会が分割される理由と、それが格差や不公平を必然的に生み出すメカニズムを解明する、斬新かつ画期的な研究。【推薦】長谷川眞理子氏(総合研究大学院大学学長)※本書は、大月書店刊『不平等の進化的起源――性差と差別の進化ゲーム』の電子書籍版です。【目次】第I部 社会的協調による不平等の進化第1章 ジェンダー、協調問題、協調ゲーム第2章 社会的カテゴリー、協調、不平等第3章 社会的カテゴリーによる文化進化第4章
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ベルクソン思想の現在
哲学/思想主要4著作を読み解く白熱の徹底討議!まったく新しいベルクソン入門誕生。生の思考を独自のかたちでヴィヴィッドに展開した哲学者アンリ・ベルクソン。2022年はベルクソン研究書が次々に刊行された画期となる一年だった。この著者たちが集った連続トークイベントをもとに、大幅に増補されここに甦る。『時間と自由』『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二源泉』、ベルクソンの主要4著作を徹底的に読み解いていく。著者全員が参加した座談会「これからのベルクソンをめぐって」も収録。【目次】はじめに(平井靖史)序章 ベ
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ほっとけない神様図鑑
文化/民俗『ざんねん』『やばい』『わけあり』な“神様の逸話”50話以上を厳選収録!◆猿田毘古神(さるたびこのかみ)は身長2m超!!しかも象のような鼻だった!?◆伊邪那岐神(いざなぎのかみ)はめちゃイケメン!!★椙山林継先生(すぎやましけつぐ 神道学者/國學院大学 名誉教授/八雲神社宮司)監修による神様の逸話やイラストを掲載★古事記を中心とした日本神話の簡単なあらすじ解説を掲載★アンラッキー!?/見た目/くせ…等々、7つの章に神様を分類 ★それぞれの神様が祀られている(御祭神)代表的な神社を紹介【目次】【は
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マーシャル、父の戦場 ある日本兵の日記をめぐる歴史実践
日本近代史戦時中、南洋のマーシャル諸島では多くの日本兵が餓死した。そのひとり、佐藤冨五郎が死ぬ直前まで綴った日記と遺書は、戦友の手を経て息子のもとへ渡り、73年の時を超えて解読されることになる。そこには、住み慣れない島での生活、補給路が絶たれるなかでの懸命の自給自足、そして祖国で待つ家族への思いが描かれ、混乱と葛藤のなか、死へと向かう約2年間が精緻に記されていた。〈70年以上前に・南洋で・餓死した〉日本人といまをつなぐ、〈想像力〉の歴史社会学。【目次】名もなき人びとへの想像力/大林宣彦第1章 冨五郎をめぐ
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マザリナード探求 L'Exploration des Mazarinades 【フィックス版】
西洋史一般マザリナードとは17世紀フランスのフロンドの乱(1648-1653)の間に印刷出版された文書で、狭義には時の宰相マザランへの誹謗中傷、広義には内乱の世論形成に関わる約6000種類の政治文書である。本書はその一部が日本でオンライン・デジタル・コーパスとして公開されたことにより可能になった、異なる専門領域(語彙論、記号論、メディア論、政治哲学、社会学、心性史等)の学際的探求による最新の知見である。これらの論考は現代のソーシャルメディア上の言論を考察するうえでも多くの示唆を与えるだろう。【目次】マザラ
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マザリナード探求 L'Exploration des Mazarinades 【リフロー版】
西洋史一般マザリナードとは17世紀フランスのフロンドの乱(1648-1653)の間に印刷出版された文書で、狭義には時の宰相マザランへの誹謗中傷、広義には内乱の世論形成に関わる約6000種類の政治文書である。本書はその一部が日本でオンライン・デジタル・コーパスとして公開されたことにより可能になった、異なる専門領域(語彙論、記号論、メディア論、政治哲学、社会学、心性史等)の学際的探求による最新の知見である。これらの論考は現代のソーシャルメディア上の言論を考察するうえでも多くの示唆を与えるだろう。【目次】マザラ
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#MeTooの政治学 コリア・フェミニズムの最前線
哲学/思想韓国において「革命的」といえるほど大きな盛り上がりを見せた#MeToo運動。その根底に流れる理論と実践を提示。韓国フェミニズムの現在に対する批判的な分析は、日本のフェミニズム・ジェンダー状況を対比的に浮き彫りにする。【推薦】伊藤詩織さん(ジャーナリスト)菊地夏野さん(名古屋市立大学准教授)※本書は、大月書店刊『#MeTooの政治学――コリア・フェミニズムの最前線』の電子書籍版です。【目次】まえがき──日常の革命、#MeTooの政治学あの男たちの「女性問題」――韓国の進歩的男性権力者の#MeToo
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三浦半島と鎌倉の縄文地名
考古学一般縄文文化は現代の私たちの生活や宗教心の根源に位置しています。三浦半島の夏島や諸磯海岸、鎌倉市大船小袋谷には古い時代の遺跡が残っています。本書は 1 万年前から三浦半島に暮らした人々が伝えてきた地名を縄文由来のアイヌ古語で分析をし、彼らの生活や神々への思い、海との関りを明らかにしています。例えば、「雪の下」の地名は、「雪が積もった所」と解されています。しかし、アイヌ古語では「鹿が多い所」になります。神々への思いも東京湾と相模湾方面では異なります。本書は三浦半島文化の根源を探っています。 【目
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三木清『人生論ノート』を読む〔電子書籍版〕
哲学/思想死とは何か、幸福とは何か。虚栄と名誉、怒りと憎しみ、愛と嫉妬、孤独への恐れなど、人間であるかぎりまぬがれ得ないこうした感情とは何か。人間だからこそ生じるこうした問いに、哲学者・三木清はどうこたえたか。1941年の刊行以来、多くの読者に人生の指針として長く読み継がれてきたロングセラー、三木清『人生論ノート』を、現代のベストセラー『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎が読み解く。珠玉の人生論。【目次】1 死と希望──「死について」〈前半〉を読む2 幸福と成功──「幸福について」「成功について」を読む3 虚
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模擬授業 その効果と活用
哲学/思想今では教育界に定着している模擬授業。それは先生方を子供に見立てて授業を行う研修方法で、著者が向山洋一先生主催の勉強会で行って見せた講習会が最初でした。本書では模擬授業の成り立ちや有効性を解説するほかに、模擬授業の構成要素(第3章)などを通して、教師が授業を行う際に求められる基本のスキルがわかりやすく整理され、授業名人が長年の指導経験を経て作り上げた授業の形やコツが惜しみなく披露されています。模擬授業の活用を考えている先生はもちろん、まずは本を読み指導技術を磨きたい先生にも役立つ一冊です。【目次】