書影

三浦半島と鎌倉の縄文地名

神谷真 考古学一般 550円

販売終了

作品説明

縄文文化は現代の私たちの生活や宗教心の根源に位置しています。三浦半島の夏島や諸磯海岸、鎌倉市大船小袋谷には古い時代の遺跡が残っています。本書は 1 万年前から三浦半島に暮らした人々が伝えてきた地名を縄文由来のアイヌ古語で分析をし、彼らの生活や神々への思い、海との関りを明らかにしています。例えば、「雪の下」の地名は、「雪が積もった所」と解されています。しかし、アイヌ古語では「鹿が多い所」になります。神々への思いも東京湾と相模湾方面では異なります。本書は三浦半島文化の根源を探っています。

【目次】
はじめに
第一章 縄文地名の発掘=観察に必要な予備的知識
1 アイヌの人々の生活や考え方
2 アイヌ語の特色
3 日本古語とアイヌ古語の共通点
第二章 アイヌ古語と地名
1 縄文時代の共用語
2 地名の変遷
3 双子地名と合成地名
4 地名群
第三章 鎌倉・三浦半島の縄文遺跡
1 縄文文化の特色
2 鎌倉・三浦半島の縄文時代
3 鎌倉・三浦半島の古代
第四章 鎌倉市の縄文地名
1 鎌倉市の縄文地形
2 鎌倉市の縄文地名
第五章 逗子市の縄文地名
1 逗子市の縄文地形
2 逗子市の縄文地名
第六章 葉山町の縄文地名
1 葉山町の縄文地形
2 葉山町の縄文地名
第七章 三浦市の縄文地名
1 三浦市の縄文地形
2 三浦市の縄文地名
第八章 横須賀市の縄文地名
1 横須賀市の縄文地形
2 横須賀市の縄文地名
第九章 三浦半島の片仮名地名
第十章 気になる親戚地名と保存
1「作」と「込」は、兄弟地名
2「反目」と「反田」の正体
3「不入斗」と「不入斗」=忘れ去られた「湊」の歴史
4「久留和と鴨居」の神様
5 特色ある小字名の保存
あとがき

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発売日:2020/12/25
出版社:ボイジャー・プレス

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