大姥伝説と縄文文化 夷がくらした虫倉山の物語
文化/民俗 550円販売終了
作品説明
近年DNAの研究が進み、縄文時代の人々がアイヌ系の人々であったことが判明しました。本書は長野県の北部に中世まで暮らしていた夷(えびす)の人々に視点を当て、言葉(方言)、地名、郷土料理、伝承などを総合的にとらえ、大姥伝説や鬼女伝説との関わり、中世の修験道の影響などを整理し、今日に残る縄文時代の文化を浮かびあがらせたものである。アイヌ語をキーワードにしたことで、所在地が不明であった「赤生郷」が「小川郷」であることを解きあかすなど、隠れていた縄文文化が新たな光をもって描きだされている。
【目次】
はじめに=現代に続く縄文文化
第一章 虫倉山の縄文(夷)人
第二章 虫倉山南山麓の縄文遺跡と生活
第三章 地域文化の保存
第四章 小川村の三大古族
第五章 大姥伝説と縄文神社
第六章 虫倉山麓の難解地名
第七章 北信五山と虫倉山麓の縄文地名
あとがき
※紙の本については「道の駅おがわ 食事処味菜(あじさい)電話026-269-3262」までお問合せください。
発売日:2019/02/20
出版社:ボイジャー・プレス
神谷真の作品一覧
-
信濃夷が残した地名と神社
日本地理 -
三浦半島と鎌倉の縄文地名
考古学一般 -
大姥伝説と縄文文化 夷がくらした虫倉山の物語
文化/民俗 -
猫の寄り合い
文化/民俗 -
解き明かされた、謎の縄文地名
文化/民俗 -
「お焼きとおぶっことからかさ石」の里
文化/民俗