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ケア宣言 相互依存の政治へ
社会問題コロナ禍は、ケア実践やケア労働の重要性と、それを疎かにしてきた社会のあり方をあらわにした。ケアの概念を手がかりに、家族、コミュニティ、国家、経済、そして世界と地球環境の危機を解明し、ケアを中心に据えた対案を構想する。【目次】序章 ケアを顧みないことの支配第1章 ケアに満ちた政治第2章 ケアに満ちた親族関係第3章 ケアに満ちたコミュニティ第4章 ケアに満ちた国家第5章 ケアに満ちた経済第6章 世界へのケア解説(岡野八代、冨岡 薫、武田宏子)
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刑務所しか居場所がない人たち 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話
福祉刑務所は、世間から排除され続けた障害者が最後に行きつく「福祉施設」だった!?自身の服役経験から現実を知り、触法障害者や出所者の支援に奔走する著者が、福祉と司法のすきまに落ちる人々の実態を鋭く、優しく説き起こす。【目次】序章 僕は刑務所を誤解していた第1章 シャバに出るのが怖い!第2章 司法は僕らを守ってくれないの?第3章 とても優しくて、少し鈍感な福祉の世界第4章 「不審者は無視」じゃ安心な社会は築けない第5章 彼らを排除しなければ自分も排除されない
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経理業務のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)活用のススメ 新しい経理部門が見えてくる50のポイント
税務本書は、経理のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)をすでに導入している方や、今後導入を検討している方、さらには経理部門の仕事の進め方、働き方等を多面的に考えている方のために、実際のBPOの現場で起きていることやBPOの実践的な活用術など実務に直結するテーマを解説しています。大企業、中小企業にかかわらず、経理業務に携わる方におすすめの一冊です。【目次】第1章 BPOとはなんぞや?BPOとは何なのだろうか/なぜBPOのニーズがあるのか? 他(Case1~6)第2章 BPO活用事例集1 BP
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検証:ドイツはなぜ、脱原発できたのか?
社会問題ドイツでは、2023年4月をもってすべての原発が停止し、脱原発が達成されました。でもどうして、ドイツは脱原発を実現できたのでしょうか。その背景と要因を歴史的に追ってみました。政治的、法的、経済的、社会的にさまざまな要因があったことがわかります。さて、日本はどうしますか?【目次】政治的プロセス1. ドイツはフクシマ原発事故で、脱原発を決めたわけではない2. ドイツの脱原発の芽はどこにあったのか3. チェルノブイリ原発事故の影響4. ドイツは原子力産業を救済しようとした5. ドイツ政府が電力業界と脱
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国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に
社会問題父は在日コリアン2世だった。父の死後に知ったその事実に著者のアイデンティティは揺れ動く。朝鮮半島からやってきた祖父母もその子どもである父も歳の離れた兄も、既に他界した。ほとんど手がかりがない中で資料を取り寄せ、わずかな痕跡を辿って彼らがかつて暮らした地を歩き、交流のあった人の話に耳を傾ける。その旅で次第に見えてきた家族の在りし日の姿を胸に抱きながら、目前の現実を取材する日々。現在と過去を往還する中で、時に気分が沈みそうになっても、多くの人との出会いにより、著者は自らの向かうべき道を見出していく。
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50代・60代のためのライフワーク起業のススメー本当に「やりたいこと」を見つけてビジネスにしていく手法とは【電子版】
開業/転職/就職「人生100年時代」と言われている今日、長い人生の後半をどのように生きていくのか? 定年を迎える年代の人たちの大きな課題となっている。こんな状況の中、いま50代・60代の起業が増加、しかし、起業にはリスクがつきもの、「失敗したらどうしよう?」、こんな不安を抱えている人が多い。著者の13年間、延べ600名を超える起業相談から導き出された起業成功のポイント、それは、本当に「やりたいこと」を仕事にしていくこと。【目次】第1章 人生100年時代をどう生きる? 第2章 シニア起業の現状と落とし穴は?第3章
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このからだが平和をつくる ケアから始まる変革
福祉生命に優劣をつける優生思想も、戦争も根は同じ。「争えない体」を持つ私たちが生きること、それ自体が平和への歩み――。障害当事者として、女性として、親として、果敢に街に出、発言してきた著者が語る車椅子からの平和論。※本書は大月書店刊『このからだが平和をつくる――ケアから始まる変革』の電子書籍版です。【目次】はじめに――「障害」という字と平和1章 重度訪問介護で平和をつくる1 介助とは何か2 介助が制度になるまで3 介助と子ども2章 人類は生き延びられるか1 全ての命が生き延びるために2 差別とは何か
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この国の不寛容の果てに 相模原事件と私たちの時代
社会問題「生産性」「自己責任」「迷惑」「一人で死ね」……刺々しい言葉に溢れたこの国で、男は19人の障害者を殺害した。「莫大な借金をかかえた日本に、障害者を養う余裕はない」との理由で。沈みゆく社会で、それでも「殺すな」と叫ぶ7人の対話集。対談=神戸金史(RKB毎日放送記者)熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術センター准教授、小児科医)岩永直子(BuzzFeed Japan記者)杉田俊介(批評家、元障害者ヘルパー)森川すいめい(精神科医)向谷地生良(浦河べてるの家ソーシャルワーカー)【目次】序章 私自身の「内な
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個別サポート付き障がい者向け住宅という選択 「8050問題」「親亡きあと」その解決のために
福祉日本には約970万人の障がい者がおり、そのうちの多くの人が親御さんと同居しています。そして、「8050問題」、「親亡きあと」に陥る可能性が高いといわれています。本書は、障がいの程度にかかわらず、当事者が住まいや暮らし方を自由に選び、ご本人もご家族も安心して暮らすことができるグループホームとはどのようなものなのかを詳しく解き明かすとともに、最も重要な事業者のマインドのあり方についても言及しています。住まいや暮らしに困りごとのある障がい者ご本人やご家族、障害福祉にかかわるすべての方、必読の内容です。
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これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン
社会問題「男らしさ」の呪縛は何歳から始まる? わが子をセクハラ加害者にしないためには? 性差別に怒りを燃やしつつ男子2人を育てる弁護士ママが悩みながら考えた、ジェンダー平等時代の子育て論。【対談】小島慶子(タレント・エッセイスト)清田隆之(桃山商事代表)星野俊樹(小学校教師)【目次】1章 男の子の日常にかかるジェンダーバイアスの膜2章 男の子にかけられる呪い清田隆之さん(桃山商事)に聞く 男子って、どうしてああなんでしょうか?3章 セックスする前に男子に知っておいてほしいこと星野俊樹さん(小学校教員)に