書影

九月はもっとも残酷な月

森達也 政治 1980円

販売終了

作品説明

映画「福田村事件」監督の最新時評集。関東大震災後に起きた朝鮮人虐殺を見つめ、ウクライナやガザに煩悶する。「〈僕〉や〈私〉の一人称が、〈我々〉〈国家〉などの大きな主語に置き換わるとき、人や優しいままで限りなく残虐になれる」と著者は言う。映画公開前後の日々から独自の映像創作論、初めて福田村事件をとりあげた伝説のエッセー「ただこの事実を直視しよう」も収録。その他、入管法やイスラエル・パレスチナ問題、東アジア反日武装戦線など、時事ニュースの奥に潜む社会の核心に食らいつく。

【目次】
Ⅰ 忘れられた加害と想像力
ただこの事実を直視しよう
大量虐殺のメカニズム
映画は観た人のものになる
表現は引き算だ
高野山の夜
忘れられた加害
反日映画の条件
一年ぶりの釜山
オウム以降と親鸞
北京国際映画祭
Ⅱ リアリティとフィクションの狭間で
嫌な奴だと思っていたら嫌な奴に編集できる
天皇小説
テレビに場外ホームランはいらない
「テロ」の定義
三人の兵士たち
『オッペンハイマー』は観るに値しない映画なのか
Ⅲ ニュースは消えても現実は続く
事件翌日の夜に
危機管理に目を奪われて転倒
世論とメディアの相互作用 入管法改正前夜
ピースボートは社会の縮図だ
イスラエル・パレスチナ問題を考える
すぐに消える大ニュース コロナから裏金まで
世界はグラデーションだ
地下鉄サリン事件は終わっていない
パレスチナと愛国心
Ⅳ 無限の自分を想像すると少しだけ楽になる
くすぶり続けるもの 『いちご白書』
平壌から
自由か安全か
多世界を思う
死刑囚になった夢の話
修業時代
ティッピング・ポイント
北朝鮮ミサイル発射!
桐島、活動やめたってよ
ゴッド・ブレス・アメリカ

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発売日:2024/08/26
出版社:ミツイパブリッシング

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