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かく云へば
詩/短歌/俳句作者は、平成十八年に第一句集『秌天(しゅうてん)』を刊行し、平成二十四年、俳誌『詩あきんど』を創刊したが、この『秌天』以後『詩あきんど』以前の凡そ七年間をまとめた集である。 作者にとっての、この七年間のおおきな出来事は加藤郁乎氏らと共に「宝井其角三百回忌」を江戸東京博物館にて催し、其角の墓がある神奈川県伊勢原市「上行寺」にて修したことである。これを機縁に、毎年上行寺にて四月の第一土曜日に「晋翁忌俳諧興行」を催すことになり、平成二十七年現在、十回を数えた。 【目次】 秦野八景 九句 吊
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核兵器
軍事/戦闘機圧倒的な破壊力のため、誕生した年に二度使用されただけでその後70年以上実戦で使われていない核兵器。 しかしその間も改良が重ねられ凄まじいレベルにまでその威力を高めていた。 原子核の分裂と融合が、なぜこれほどのエネルギーを生み出すのか。 またそのエネルギーを、一瞬で消費し尽くすための設計とは。 天然の鉱石から「燃料」に加工するまでの、気の遠くなるような濃縮の工程。 核分裂兵器(原爆)から核融合兵器(水爆)へ──そして究極の核兵器W88の誕生。 20世紀初頭に異常発達した物理学の
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核兵器をなくすと世界が決めた日
児童書すべての国が核兵器の保持や使用をしないと約束する核兵器禁止条約。被爆者らの声と、市民の国際的な連帯が生んだ画期的条約の成り立ちを初めて絵本に。ウクライナ危機で核戦争の脅威が深まる中、子どもたちに希望を伝えます。推薦=サヘル・ローズさん(俳優)※本書は固定型(フィックス型)の電子書籍です。冊子版に近い画面サイズ(タブレットやPC)での読書を推奨いたします。※本書は、大月書店刊『核兵器をなくすと世界が決めた日』の電子書籍版です。【目次】核兵器をなくすと世界が決めた日
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革命的ロマン主義
詩/短歌/俳句この30年くらいで生きることがとても難しくなった。自分を取り巻く社会の不自然さに傷つき、なぜこうなのかと考え続け、生まれた詩とイラストを収めた2003年刊の電子版の新装版。人間は自然の一部。その幸福とは? 社会、環境ともに苛烈さが増した現在、みずみずしい感性が生きることの原点を問う。【目次】(次から次へと押し寄せる難問に)(どうなんでしょう 生きていくのは)(虚勢ははりたくないので)エスケープ(ごはんをバクバク食べる)春新緑(私の頭は常に最大限に回転し続けている、)大人になった証拠に私はIdea
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核問題の「当事者性」 時間と場所を超えた問いかけ
社会問題ノーベル平和賞を受賞した日本被団協が結成される発端となった、1954年のマーシャル諸島の核実験で漁船員が被ばくした「ビキニ事件」。それ以外にも、太平洋で広範に行われた核実験があった。世界的に顧みられることのなかったこれら核実験や原発事故も含めた核の問題はなぜ「忘れられ」「不可視化」されていくのか。被害者/加害者だけではなく、放射線の影響を受けたすべての人びとの「当事者性」という視点から見つめ直し、核廃絶の可能性を探る。様々な分野の研究者に加えて、医師、学芸員、主婦といった市民の立場で活躍している
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駆け込み完全マスター! 売上1,000万円以下の個人事業のためのインボイス制度
税務令和5年10月1日からインボイス制度が始まります。売上1,000万円以下の免税事業者の方が、この制度にどう対応していったらよいのか、お悩みの方に向けて、図やQ&Aでわかりやすく解説しました。【目次】プロローグ1. インボイス制度、ざっくりどんなもの?2. インボイスって、なに?3. インボイス制度で利益が減る⁈4. 免税事業者のままで事業を続けられるのか?5. なぜインボイス制度なの? I. 「消費税」「インボイス制度」基本の仕組みを知ろう Ⅱ.「登録するかしないか」それが問題だ Ⅲ.
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かげのひこうき
文学ひこうきがとんでいます。ひこうきの下には、大きなかげ。ひこうきのかげに入ると、あれ、かげのひこうきにのせられてしまいました! かげのひこうきは、たくさんの人やどうぶつをのせて、海をこえてとんでいきます。さて、どこまでいくのでしょうか…?
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かげろうのむこうで 翔の四季 夏
文学小学生の翔は、ふとしたことから高宮さんと、その飼い犬トラウムと出会い、週に2回の散歩を頼まれるようになる。おばけの見える友達、仲がいい父と母、同じマンションに住む芸能人とのやりとりのなかで少年は、見えること、見えないことに思いをめぐらせる。
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ガザの空の下 それでも明日は来るし人は生きる
社会問題【著者が撮影したパレスチナの貴重な映像(約10分)と写真(約100点)を視聴できるVideo on the Book付き】紛争が長く続くなか、筆舌に尽くしがたい過酷な環境で生きるガザの人々の深い悲しみと強い怒り。一方で、日本人の私たちと同じような日常と人生がある。「それでも明日は来る」ことは希望なのか残酷なのか。【目次】序 章 一九八〇年代、大阪・在日の街第一章 二〇〇二年冬、パレスチナ第二章 二〇〇五年冬、メディアに飽きられた戦争第三章 二〇〇六~二〇〇八年、ユダヤ人の声第四章 二〇〇七年夏、