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おかし男、役者だった
エッセイsonofunebook追悼本第一弾 黒テント座付き役者であった斎藤晴彦には、いまだに語りぐさとなっているKDDI のCMがあります。ユーチューブでもご覧になれます。 絶滅危惧種的役者・斎藤晴彦、通称晴さんは、頼らず媚びずまっすぐに演劇界を生きてきた五十数年でした。 『おかし男、役者だった』は、われらが晴さんの役者一本道、その道すがらに発した言葉の片々を落ち穂拾いして一冊としました。 【目次】 美空ひばりはバタくさい 私の演劇的自伝 倫敦で舞台に立つ 1 倫敦で舞台に立つ 2
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沖縄 戦火の放送局 軍隊に飲み込まれたラジオ
日本史一般太平洋戦争開戦とともに始まった沖縄の放送局。その最後の放送局長・岩﨑命吉の手記が発掘された。情報戦を担い日本軍と一体化していく姿を映し出したBS「沖縄 戦火の放送局」にさらに取材を重ね、戦時下のメディアにせまる。【推薦】金平茂紀(ジャーナリスト・早稲田大学客員教授)※本書は、大月書店刊『沖縄 戦火の放送局――軍隊に飲み込まれたラジオ』の電子書籍版です。【目次】プロローグ もうひとつの追悼式第一章 「戦時下」の日記第二章 開戦と沖縄放送局の誕生第三章 対敵宣伝・宣撫工作に励む第四章 沖縄へ第五章
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オキナワ島嶼戦争 自衛隊の海峡封鎖作戦
戦記宮古島等「南西諸島」に作られつつあるミサイル基地の全貌を、日米の南西シフトの分析を通じて初めて明らかにした本。【目次】第1章 先島諸島―琉球弧への第配備 第2章 「南西重視」戦略の始動 第3章 日米の東中国海での海洋限定戦争 第4章 「島嶼防衛」作戦の様相 第5章 新防衛大綱による島嶼への増強 第6章 「東中戦争」を煽る領域警備法案 第7章 国民保護と住民避難
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起きられない朝のための短歌入門
詩/短歌/俳句<扱われるテーマ>「最初の一首」のつくりかた/スランプののりこえかた/連作のつくりかた/歌に使われがちな語彙推敲のしかた/テーマ詠の難しさ/いい批評とは何か/破調/虚構の歌/口語と文語わからない歌/歌集をつくること/学生短歌会/新人賞/同人誌と歌集/短歌と夢/詩的飛躍速い歌と遅い歌/「人生派」と「言葉派」/作中主体とは何か/信頼できない語り手 ほか【目次】はじめに(平岡直子)第1部 つくる第2部 よむ第3部 ふたたび、つくるおわりに(我妻俊樹)著者作品二十首
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憶聴の法則 圧倒的に突き抜ける人の「脳」の秘密
心理一般これまでごく限られた人だけに伝えられてきた「憶聴の法則」が、ついに明かされる。日本のメンタルトレーニング研究・指導のパイオニアである著者は、50年以上にわたり「人間の成功と脳の関係」を追究し続け、多くの経営者、トップアスリート、ビジネスパーソンを成功に導いてきた。著者は「脳には、圧倒的に突き抜ける人だけが持っているものがある」と言う。その原理を徹底追究し、理論化したのが「憶聴の法則」である。「憶聴」とは、意識ではコントロールできない脳の深い領域にある特殊な記憶である。深い記憶のバイパスが、人間を
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小熊秀雄の詩と時代
エッセイ小熊秀雄はプロレタリア文学運動の退潮期に独自な個性をもって詩壇に登場した。多くの詩人が沈黙してうなだれているとき、「しゃべりまくれ」という詩を書いた。 樺太生まれの小熊秀雄の詩や物語に息づく激しくしかも繊細な風はまぎれもなく北の大地のそれだ。 本書は詩人が若き時代に出会った編集者壺井繁治の貴重な記録といえる。
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おくれてきた名探偵
児童書「まにあわないはずなのに」、「ムッシュと密室のなぞ」、「ストーカーをさがせ」の3つの事件を収録しています。「まにあわないはずなのに」では、高級時計店から逃げた強盗・トーイボーイをつかまえるため、ミルキーとともこが電車に乗って手がかりをさがします。「ムッシュと密室のなぞ」では、ミルキーの天敵・怪盗ムッシュが登場。猫神さん夫妻の家にある名画を、またまた守りとおせるでしょうか。「ストーカーをさがせ」では、うぬぼれやのアイドル・紅井ばらひこからストーカーさがしを頼まれますが、犯人の正体はいったい?「事件
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おさなごころを科学する 進化する乳幼児観
心理一般乳幼児とは、どのような存在でしょうか。子どもの豊穣な世界や大人との違いについて、教育者だけでなく文学者から哲学者まで、さまざまに述べてきました。しかし、それらは、子どもの心の世界を客観的に検証したものというより、自分の経験や信条の上に立つ見方であったと言えるでしょう。本書は、人間の心を科学的に検討する発達心理学の視点から、乳幼児の心(おさなごころ)が大人の心とどう異なるのかを、研究の歴史的展開を追いながら、見てゆきます。乳幼児研究の基本をわかりやすく解説しながら、最先端の知見も紹介する、乳幼児心