販売終了
作品説明
工業化が緒に就いたばかりで、何事も効率的には進まない1970年代前半に、読み書きが一切出来ない中国系怪物社長の下で、20人のフランス人技術者と苦楽を共にした。片田舎からやって来た陽気なメイドとの交流を終始楽しんだ。そんなタイの社会の中にどっぷり浸かって暮らしてみると、人間のおかしさ、あやうさ、あたたかさが見えて来た。10年後に再びタイに赴任してみると、その間にタイは、工業化に見事に適応していた。
【目次】
シリーズ 「命ささらぐ」 のはじめに
第1章 志願して来た陽気なパダム
第2章 怪物社長スクリー氏
第3章 苦難の中の楽園
「百八十度違う仕事をやらせてください」
第4章 ランシットの詩(1)
氾濫する川/蛍の群れ/熱帯の病/都会のデパートの興奮/池に落ちたゴルフボール/焼けるようなオフィス/ネパールから来たアメリカ人/屋外ダンスホール/通じない電話/子供のための離婚論/フランス人との格闘/パタヤの静寂/村のタイ・ボクシング/チョチョサン/通じてしまう日本語/泰緬鉄道/国際感覚/ワチャラワンの結婚式/屋外映画会/しなやかなスポーツ セパタクロー
第5章 ランシットの詩(2)
オオトカゲ/履きつぶした靴/女性の力仕事/サリカへの道/「お先に」/やって来た新妻/熱帯のアリ/同時三本立て映画/血の日曜日/チェンマイ/ティアンの歌/モノに囲まれた生活/コウノトリの寺/タイ・ダンスを習う/プーケット島/潮干狩り/少ない情報/南の国のサムイ島/パダムの故郷/雨のかからない柱
シリーズ一覧
-
命ささらぐ第4部 ヒマラヤへの卒業旅行
エッセイ -
命ささらぐ第5部 若き日
エッセイ -
命ささらぐ第7部 人生、これにてお開き
エッセイ
阿部紘久の作品一覧
-
命ささらぐ第5部 若き日
エッセイ -
命ささらぐ第7部 人生、これにてお開き
エッセイ -
命ささらぐ第4部 ヒマラヤへの卒業旅行
エッセイ