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原敬と新渡戸稲造 戊辰戦争の敗北をバネにした男たち
人物評伝岩手が生んだ日本の偉人二人の関係と業績を分かりやすく紹介。政治が一極に偏り、世界平和が混乱している現在、日本が生んだ二人の偉人を見直し、国のあり方と世界平和を考えるきっかけにしたい。原・新渡戸も共に盛岡藩の士族として生まれ、戊辰戦争の敗北の屈辱をバネに、飛躍した。原は政界に入り、初めての政党内閣を組織し、新渡戸は学者として、Bushido: The Soul of Japanを英文で著し、世界に日本精神を伝えた。また、国際連盟事務次長として東京女子大初代学長として活躍した。高橋克彦氏帯で推薦!【
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ヒロシマ・ナガサキのまえにーオッペンハイマーと原子爆弾ー
ノンフィクション原爆開発、投下、冷戦へとたどる歴史の歩みを明らかにする。文学を愛し、優雅な物腰で人々を魅了した若きアメリカの物理学者オッペンハイマー。戦争という時代を背景に「原爆の父」となり、その後、水爆開発に反対していった彼は赤狩りの犠牲者となり葬り去られていった。時代に翻弄される人間の姿、横たわる戦争の深い影響。巨大な科学の成果として投下された爆弾によって失われた多くの生命。 ジョン・エルスが監督し、米国PBSで放送されたドキュメンタリー映画『The Day After Trinity: J. Rober
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ピンク・トライアングルの男たち【電子改訂版】 ナチ強制収容所を生き残ったあるゲイの記録
ノンフィクションナチ党支配下のドイツで、ピンクの逆三角形を胸につけさせられて強制収容所で命を落としたゲイの人々。奇跡的に生き残った著者による封印された歴史に迫る衝撃の書。【目次】序文第1章 「頽廃的」の廉で逮捕、有罪宣告第2章 ザクセンハウゼン・オラニエンブルク強制収容所へ第3章 ザクセンハウゼン、拷問・虐待強制収容所第4章 フロッセンビュルク強制収容所第5章 ポーランドの少年、ジプシーのカポ第6章 SS収容所指揮官〈ほこりちゃん〉第7章 拷問、死体焼却第8章 ピンク・トライアングルのカポ第9章 収容所売春宿、
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フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ 増補新版 世界を信じるためのメソッド
ノンフィクション映画「FAKE」や新作「i-新聞記者ドキュメント」でメディアの本質を暴露し続ける著者が、ポスト真実の時代にますます必須のメディア・リテラシーをわかりやすく解説。「よりみちパン!セ」シリーズ『世界を信じるためのメソッド』に、SNSの影響など今日的話題を加筆。親子でフェイクニュースに強くなれる1冊。【目次】第1章 ニュースは間違える•連想ゲームをしよう•戦争とお菓子の値段•メディアが間違うとき•無実の人が犯人に• 間違いを信じないために第2章 ニュースを批判的に読み解こう•丸呑みしないで、よく嚙もう
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ふたつの誕生日 移植ってわがままですか?
ノンフィクション臓器移植が必要になっても移植はしない…自分が助かっても臓器を提供してくれた相手は自分のせいで死ぬから…そこまでして生きるのも虚しい…手術にすごい大金がかかるので親や周りに迷惑はかけられない……そう考えますか?海外で、国内で、臓器移植をおこなった8人の「その後(いま)」。また、移植待機中に脳死となった4歳の女の子と、我が子からの臓器提供を前にしたときの家族の思い。そして、移植している子どもたちは「もっと、わがままになっていい」と言う移植コーディネーター。その心のうちが明かされる。【目次】まえがき―
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ふたりぱぱ ゲイカップル、代理母出産(サロガシー)の旅に出る
一般教養スウェーデン人男性と同性婚をしたみっつんの人気ブログ『ふたりぱぱ』の連載「サロガシーの旅」の書籍化。ゲイが子どもを持ちたい時、ゲイが子どもを授かる方法、サロガシー(代理母出産)のプロセスなど、ゲイカップルが子どもを授かるまでの“旅”をリアルに語るエッセイ。みっつんのまっすぐで慎重な言葉が、「母性、父性ってなんだろう?」「子どもを持ちたい気持ちに性別や家族のかたちは関係ない」、そんな気持ちにさせてくれる。東ちづるさん推薦!【目次】まえがきStep1 旅の準備は知識と情報の荷造りから[コラム1]「グ
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ブリヂストン石橋正二郎伝 久留米から世界一へ
人物評伝福岡県久留米に生まれ、小さな足袋屋から身を起こし、地下足袋を考案し、当時日本では無理といわれた自動車のタイヤ製造を始め、ついに世界一のタイヤメーカーに育て上げたブリヂストンの創業者・石橋正二郎の生涯を活写した伝記。【目次】序 昭和恐慌の真っ只中に創業した石橋正二郎第一章 久留米と正二郎事業家石橋正二郎を育んだ祖父安平と久留米商業足袋王国久留米の魁となった倉田雲平第二章 実業家への途大実業家への道を拓く正二郎独創が独走を生むことを知る価格革命で市場を制する大実業家石橋正二郎の誕生世界商品で世界を制
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ふるさとって呼んでもいいですか 6歳で「移民」になった私の物語
ドキュメンタリー6歳で来日し、言葉や習慣、制度の壁など数々の逆境の下でも、周囲の援助と家族の絆に支えられ生きてきたイラン人少女の奮闘と成長。移民社会化する日本で、異文化ルーツの子どもたちが直面するリアルを等身大で語った、笑いと感動の手記。星野智幸さん(作家)絶賛!!第67回 産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞受賞作【目次】1章 外国に行くってどういうこと?2章 想定外!な日本の暮らし3章 うれしい、楽しい、でも困った学校生活4章 日本で胸をはって暮らしたい!5章 私はイラン人? 日本人?6章 私はここにいます解
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ブロックでなんでもつくる!ビルダーの頭の中
ノンフィクションレゴ(R)ブロックとの出会いは1歳のとき。学生のころから作品制作と発表を続け、大学では「東大レゴ(R)部」を創部。そして日本初の「レゴ(R)認定プロビルダー」に!設計図なしで、大きなものから小さなものまでなんでもつくっちゃう、ビルダーの頭の中をのぞいてみよう!「みんなの研究」は、みんなの「知りたい」を応援する、あたらしいノンフィクションのシリーズです。
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ベストセラーはもういらない
ノンフィクション“出版は「完全に死んでいる」”ボイジャーから出版した『マニフェスト 本の未来』で、返本の問題に焦点をあて、根本的な改善を見送り続けるアメリカ出版界の旧弊をこのように表したジョン・オークス。彼は2009年、ニューヨークで友人と「返本ゼロ」「読者への直接販売」を目指す出版社ORブックスを創業、10年足らずで年商1億円をこえる出版社へと成長させた。ORブックスにはオノヨーコ、ジュリアン・アサンジといった著者が集まる。本書はJ・オークスのORブックスの実態、アメリカの新聞や出版の歴史を例に、出版社が生き