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頭がよくなるスプレッドシート問題集 実践編
雑学/知識実務で役立つスプレッドシートのテクニックを、演習問題を解きながら身につけるシリーズ2冊目。問題は無料配布しています。「日本スプレッドシート協会」のホームページからご覧ください。【①入門編】をマスターしたら、実務では欠かせないVLOOKUP関数、COUNTIF関数、SUMIF関数の問題にチャレンジです。「そんな関数もう使えるよ」という方も、問題を確認してみてくださいね。独学だと抜け落ちがちな基本を再確認することができます。【目次】4.1 「社員名簿」から社員番号「00005」の名前を取り出してくだ
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頭がよくなるスプレッドシート問題集 上級編
雑学/知識実務で役立つスプレッドシートのテクニックを、演習問題を解きながら身につけるシリーズ3冊目。問題は無料配布しています。「日本スプレッドシート協会」のホームページからご覧ください。【②実践編】の問題に飽き足りない方は、ぜひこちらにチャレンジしてください!IF関数も登場し、総合力が要求される問題が揃っています。これができればエクセルを使った実務は太鼓判です。実務で役立つ配列の上級テクニックもていねいに解説しています。【目次】7.1 指定した検索コード内で、先頭の金額を表示してください7.2 指定した検
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THE MAN I LOVE <矢代俊一シリーズ7>
ボーイズラブ北海道のジャズフェスへの会場に赴いた矢代俊一を待っていたのは、なんと恋慕してやまぬ金井恭平の姿だった。勝又英二がいながら金井恭平への恋慕に身を焼かれる俊一は、恭平との二人だけの夜に身を焦がしていく。別れがたさに、帰路の空港への道すがら心中さえも口にする彼だったが、ようよう東京へ戻った彼を迎えたのは思いがけぬ出来事だった。事故で入院中の母を見舞った彼は、出生の秘密を告げる母の告白を聞くことになったのだ。しかも、その母は医療事故のためにほどなくこの世をさってしまうが……矢代俊一シリーズ第7巻。
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絵本版100にちごにしぬワニ 1にちめから30にちめまでの13にちかん
児童書大ヒット漫画「100日後に死ぬワニ」の絵本版。今回の絵本は3巻展開を予定していて、第1弾の本作は1日目から30日目までの中から13日間を選び、印象的な1コマを大きくデザイン、人気絵本作家あいはらひろゆきによる新たな書きおろしテキストを加えて構成。小さな画面ではわからなかったワニたちの生き生きとした表情が楽しめる、いわば「名場面集」と言ってもいい。
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優等生のやめかた (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ? 序部 はじめの知識的
エッセイはい、どうも。カズノです。今回は、「本について考える」本です。別に「本とは何か? 文字言語とは?」とか、「グーテンベルクの印刷技術で誰もが聖書を読めるようになった、それこそ『本』の発端であり今も変わらぬ意義であって…」とか、そういう話じゃないです。「おろ、この表紙、タイトルも著者名もないじゃん。なにこれ、これ本?」とか、そういうレベルから本のことを考えてしまう人──考えられる人と、本を考える本です。ふざけていません。本気です。きみこそどくしゃだ! な本です。※湊『告白』のネタバレあり【目次】序一
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優等生のやめかた (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ? 第一部 後味の悪さの研究
エッセイイヤミスを考えました。それでやっぱ『告白』の場合、「小説が下手!」というのが「いやーな感じ」の原因の気がします。だってそうです。「いやーな感じ『しか』残せない」のがイヤミスだとしたら、「いやーなとこ以外はダメ!」にしかなりませんでしょう。という、どうでもいいといえばどうでもいい研究をしているのですが、「そもそも読者をいやーな気持ちにするつもりなど湊には無かった。そんな作家じゃない」という推論も出してます。はい。【目次】一章 「聖職者」の凄味と後味 1 「聖職者」の凄味とミステリーの弱さ 2 「聖
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優等生のやめかた (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ? 第二部 これが森口だ!
エッセイ『告白』は失敗しています。少なくとも文芸的には失敗作ですが、だとしても、大切な観点と内容を持っています。「事件につぐ事件、暴力につぐ暴力」より「イヤミス」より、大事なものがこの作品にはあります。きっと湊はそれを書きたかったはずだし、読み手もそこに引っかかったはず、というのがカズノの立場ですが、そんな話をこの部から始めました。始めたらどんどん長くなりました。嗚呼。けどまあ入魂うんぬんはともかく、一冊の読書に感じたり思ったり考えたりすることって、原稿用紙1000枚くらい軽く超えません?【目次】四章
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優等生のやめかた (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ? 第三部 学校と暴力と優等生
エッセイ「たまたま勉強ができたという、たったそれだけのことで、なんでここまでひどい目にあわないといけない?」いつからか優等生は肩身の狭い思いをしています。世間でも家庭でも、なんと学校でも。なぜでしょう? だって「優等」なのに。優等生の孤独と苦痛、そんな彼/彼女の暴力を俎上に上げたのが湊の『告白』です。「優等なはずなのに、なんでこんなことになっちゃうの!?」──これこれこうしてなっちゃうんです。在野の橋本学派が解き明かす、「現代日本国民史~優等生編」。※そんな学派はありません。【目次】九章 優等生とはこう
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優等生のやめかた (今さら)『告白』湊かなえ、本屋大賞だいじょうぶ? 第四部 読書という文化
エッセイ「どうしてこの音がここにあるのか。全体のなかでどういう役割を果たしているのか。 あ!そうか!とわかる時がいちばん楽しい。意図の根底に少しだけ触れた、気がするから。」と話したのは鈴木祥子です。「考えることは危険だ。 でも、考えないことよりはるかに安全だ。」とは江國香織です。どっちをエピグラフにさせてもらおうかなー、と迷いました。筋金入りの不良少女対決というか、楽しい逡巡でしたけど、今回は祥子さんver.です。香織さんver.はまた今度やります。何を「考える」したかは目次参照。【目次】十三章 優等生
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クラスメイツ〈前期〉
エッセイ日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集の1作目。うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめきや、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアルさを、シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとした