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曹操 卑劣なる聖人 第一巻
歴史/時代小説策謀に秀でる政治家、『孫氏の兵法』を駆使する軍人、雄心を壮大に謳い上げる詩人。悪評をものともしない曹操の真の姿を、全十巻で描く。 第一巻は、曹操が悪ガキだった12歳からはじまる。腐敗した官界を悪知恵で生き抜く父に反発、“腐れ宦者の筋”と揶揄されながらも、「治世の能臣」をめざして官途につく20代前半までを描く。類書でも記されることの少ない少年、青年時期がたっぷりと味わえる。 曹嵩、夏侯惇、卞氏、袁紹、鮑信をはじめ、何顒、橋玄、許劭、王甫、秦宜禄といった人物が登場する。 【目次】 第一章
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曹操 卑劣なる聖人 第三巻
歴史/時代小説董卓が涼州兵を率いて洛陽に乱入。 曹操は命からがら逃げ出し、各地の刺史、太守らと反董卓の兵を挙げるも、一敗地にまみれ袁紹の幕下に。南下して東郡太守、兗州刺史へと駆け上るも徐州虐殺で名も土地を失う。浮き沈みを繰り返す曹操34歳から41歳を描く。 董卓、呂布、袁紹、鮑信、袁術はもちろんのこと、陳宮、戯志才、荀彧、劉備、呂伯奢らが登場する。 【目次】 第一章 董卓入京 第二章 洛陽を出奔す 第三章 危険な逃避行 第四章 挙兵 第五章 敗戦を糧に 第六章 反董卓同盟の破綻 第七章
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曹操 卑劣なる聖人 第二巻
歴史/時代小説曹操が一門免職の逆境を乗り越えて官職に復帰したところで黄巾の乱が勃発、賊軍と血みどろの戦闘を繰り広げる。ようやく鎮圧して、済南の相に昇進するも、やむことのない霊帝の享楽、宦官の無法に嫌気が差して致仕。隠棲ののち典軍校尉として復帰したところで、大将軍の何進が暗殺され、都に呼び寄せた董卓が朝廷に牙をむいてくる、曹操の26歳から34歳までを描く。 袁紹、蹇碩、董卓はもちろん、曹嵩、卞氏、朱儁、袁隗らが登場する。 【目次】 第一章 新たな宮廷闘争 第二章 曹操の目に映る天下 第三章 黄巾の