10年目の手記
エッセイ 2090円販売終了
作品説明
東日本大震災から10年。これまで言葉にしてこなかった「震災」にまつわるエピソードを教えてください――。
そんな問いかけから「10年目の手記」プロジェクトは始まった。
本書は、暮らす土地も被災体験も様々な人々の手記をもとに、東北と縁を結んだアーティストと演出家、阪神大震災の手記を研究する社会心理学者、文化支援事業のプログラムオフィサーが語り合い、自身を重ね、手記の背景に思いを巡らせた記録である。他者の声に耳をすます実践がここにある。
【目次】
はじめに
【第一部 よむ 10年目の手記と往復エッセイ】
あなたは、いつ、どこで、どうやって書いたのですか
・先生とハムスター ハム太郎
秘密とわからなさ
・空に聞く H・A/あの日 海仙人
読み手に“秘密”を託す
・二〇一一年三月十二日から、現在へ はっぱとおつきさま
〝子ども?だった彼らが語り出すまで
・この先通行止め コンノユウキ
過去を辿る
・消えた故郷 ほでなす/もとちゃんへ 島津信子
手向けの花と、手記
・スタート 西條成美/兄の思い出 吉田健太
ともに生きる
・祖母の日記 八木まどか/こぼれていく時間を集めて 柳澤マサ/東北の伴走者 echelon
物語という火
・海から離れず生きた十年 小野春雄
10年目の手記 全タイトル
【第二部 編みなおす 10年目をこえにする】
「10年目の手記」をつくる
わたしが話しているような声
10年目をきくラジオ モノノーク
「とある窓」の写真について
おわりに
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