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核問題の「当事者性」 時間と場所を超えた問いかけ
社会問題ノーベル平和賞を受賞した日本被団協が結成される発端となった、1954年のマーシャル諸島の核実験で漁船員が被ばくした「ビキニ事件」。それ以外にも、太平洋で広範に行われた核実験があった。世界的に顧みられることのなかったこれら核実験や原発事故も含めた核の問題はなぜ「忘れられ」「不可視化」されていくのか。被害者/加害者だけではなく、放射線の影響を受けたすべての人びとの「当事者性」という視点から見つめ直し、核廃絶の可能性を探る。様々な分野の研究者に加えて、医師、学芸員、主婦といった市民の立場で活躍している
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駆け込み完全マスター! 売上1,000万円以下の個人事業のためのインボイス制度
税務令和5年10月1日からインボイス制度が始まります。売上1,000万円以下の免税事業者の方が、この制度にどう対応していったらよいのか、お悩みの方に向けて、図やQ&Aでわかりやすく解説しました。【目次】プロローグ1. インボイス制度、ざっくりどんなもの?2. インボイスって、なに?3. インボイス制度で利益が減る⁈4. 免税事業者のままで事業を続けられるのか?5. なぜインボイス制度なの? I. 「消費税」「インボイス制度」基本の仕組みを知ろう Ⅱ.「登録するかしないか」それが問題だ Ⅲ.
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ガザの空の下 それでも明日は来るし人は生きる
社会問題【著者が撮影したパレスチナの貴重な映像(約10分)と写真(約100点)を視聴できるVideo on the Book付き】紛争が長く続くなか、筆舌に尽くしがたい過酷な環境で生きるガザの人々の深い悲しみと強い怒り。一方で、日本人の私たちと同じような日常と人生がある。「それでも明日は来る」ことは希望なのか残酷なのか。【目次】序 章 一九八〇年代、大阪・在日の街第一章 二〇〇二年冬、パレスチナ第二章 二〇〇五年冬、メディアに飽きられた戦争第三章 二〇〇六~二〇〇八年、ユダヤ人の声第四章 二〇〇七年夏、
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彼女はなぜ、この国で 入管に奪われたいのちと尊厳
社会学夢を抱いて来日した留学生はなぜ入管収容施設での非業の死を強いられたのか――社会に衝撃を与えたウィシュマさん死亡事件の克明な記録とともに、外国人の人権のために奔走する支援者・若者・弁護士・政治家たちの群像を描く。※本書は、大月書店刊『彼女はなぜ、この国で――入管に奪われたいのちと尊厳』の電子書籍版です。【目次】第1章 ウィシュマさんの死第2章 支援者たちの想い第3章 弁護士たちのたたかい第4章 若者たちの怒り第5章 SNSと世論第6章 政治家たちの動き第7章 入管の「使命感」――内部からの告発第8
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気候危機とグローバル・グリーンニューディール
社会学気候危機は解決できる。世界で最も引用されている存命中の知識人ノーム・チョムスキーと、世界最大の再エネ投資計画をオバマ政権下で監督したロバート・ポーリンが、気候危機を公正に解決するための「グローバル・グリーンニューディール」構想を語る。現実を冷徹に直視する「心の悲観主義」から、その現実をより良い方向へ変えるための政策や行動に基づく「意志の楽観主義」へと到達する。Fridays For Future Japanのメンバーたちによる力強いまえがきと訳者による最新英文資料の紹介を添えた豪華日本語版。
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希望の未来への招待状 持続可能で公正な経済へ
社会問題危機的状況にある地球環境を守るには、経済成長を追い続けた人間の活動を根本的に見直すしかない。生命の源である自然を守り、富の偏在と経済格差を縮小する持続可能な世界へと誘う、コロナ後のドイツで16万部を超えたベストセラー。斎藤幸平(経済思想家)氏 推薦! なぜ脱成長が必要なのか。マルクス・ガブリエルの同僚が打ち出すポスト資本主義の未来を刮目せよ。【目次】第1章 招待状第2章 新たな現実第3章 自然と生命第4章 人間とふるまい第5章 成長と発展第6章 技術の進歩第7章 消費第8章 国家・市場・公共財第
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きみたちには、起こってしまったことに責任はない でもそれが、もう繰り返されないことには責任があるからね 「小さな平和」を求めて ポツダム・トルーマンハウスとヒロシマ・ナガサキ広場の記録
社会問題日本が降伏する前、米英ソの3首脳がポツダムで会談した。それと平行し、米国はポツダムで原爆投下を最終決断する。その過去を知ったポツダム市民のイニシアチブで、当時米国トルーマン大統領が滞在していた邸宅前の広場が「ヒロシマ・ナガサキ広場」となる。記念碑もできる。ポツダム会談の数カ月前、日本の購入した酸化ウランがドイツの潜水艦でドイツから日本に運ばれようとしていた。ぼくたちは今、生活において原爆投下の過去とどう関わり、平和をどう守っていくべきなのか。本書では、市民として考えたい。【目次】プロローグポツダ
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CAMPFIRE解体新書 クラウドファンディングであなたの小さな「やってみたい」が加速する
経営/経営学お金を理由に「やりたいこと」を諦める時代はもう終わった。 日本最大級のクラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」協力のもと、国も資金調達法のひとつとして挙げるクラウドファンディングの教科書が遂に完成。 ◆豊富な図解やイラストで初心者でも安心 ◆経験豊富な著者ならではの実例集も必見 ◆刊行前の事前予約を兼ねたクラウドファンディングで225万円の支援獲得 あなたの小さな「やってみたい」を全力で叶えましょう! 【目次】 はじめに 第1章 クラウドファンディ
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Q&A盲導犬
福祉「盲導犬は素晴らしい!」 これまで三頭の盲導犬とともに歩いてきて心からそう実感する著者が、「盲導犬と暮らす」ことをテーマに、さまざまなエピソードを通して盲導犬との実生活、社会参加の様子、視覚障害者の置かれた状況について、ありのままに答える等身大の盲導犬Q&Aガイド!
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9条の挑戦 非軍事中立戦略のリアリズム
憲法「9条改憲」の対案はこれだ!軍事に頼らず守ることは“お花畑”なのか。世界6位の海岸線をもつ地理的条件、少子高齢化、人口減少、グローバルな経済活動、膨らむ赤字国債……。日本社会の現実を直視し、日米安保や自衛隊によらない防衛戦略への転換を探求する。【目次】第1章 憲法9条の防衛戦略(伊藤 真)第2章 憲法学は何を主張してきたか(神原 元)第3章 日米同盟と「専守防衛」のひずみ(布施 祐仁)第4章 等身大の安全保障論(伊藤 真・神原 元・布施祐仁)