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雨に打たれて アンネマリー・シュヴァルツェンバッハ作品集
外国文学1930年代、ナチスに迎合する富豪の両親に反発し、同性の恋人と共に中近東を旅したスイス人作家がいた。同じように世界に居場所を失い、中近東に流れ着いた人々がいた。旅先で出会った人々を繊細な筆致で描いた、さすらう魂の吹き溜まりのような短編集。 シュヴァルツェンバッハは冷徹な観察者の眼差しと簡潔な文体で、オリエントの国々を彷徨う異邦人の荒涼とした自由、追放者の勲章としての孤独、そして過酷な運命を優美に描いてみせる。───山崎まどか【目次】約束の地移民輝かしきヨーロッパ雨に打たれて別れベニ・ザイナブ帰郷
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雨やどりはすべり台の下で
ファンタジー一郎たちのアパートに越してきたふしぎなおじさん、雨森さん。もしかすると魔法使いかも? だってみんなで集まったら、信じられないような話がどんどん出てくるんだ。心に静かに響く、情感あふれる物語。
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「アリの足音」が聴こえますか 「いのち」が聴こえる学校をめざして
エッセイ不登校児童生徒が過去最多を更新し続け、もはや子どもたちにとって学校は安心できる場所とは言い切れません。そんな現状を変えるために必要なのが、どんなに小さくともたしかにそこにある声なき声、「アリの足音」を聴くことです。公立小中学校の教頭・校長を歴任し、現在は教育支援センターで子どもたちと向き合う著者が、自身のこれまでの経験やいまの学校のシステムから、「アリの足音」がどうすれば聴こえるようになるのかを考えます。子どもたちの「いのち」を聴くために奮闘する先生たちに寄り添う教育エッセイです。【目次】はじめ
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ある晴れた夏の朝
文学アメリカの8人の高校生が、広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非をディベートする。肯定派、否定派、それぞれのメンバーは、日系アメリカ人のメイ(主人公)をはじめ、アイルランド系、中国系、ユダヤ系、アフリカ系と、そのルーツはさまざまだ。はたして、どのような議論がくりひろげられるのか。そして、勝敗の行方は?
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杏ず詩集 生きる ―光の記憶―
詩/短歌/俳句「今が一番幸せ!」という作者の日常のくらしが、リアルに綴られる。時にはのほほん時にはほろ苦く、イラスト等も楽しめる。若い頃大病をし、それがきっかけで目覚めた食の大切さ。40代後半、たった1人で始めた素人的「料理塾」の展開、継続。誰にも訪れる“生きる”ヒントや家族の自立、亡き両親への死生観、自然との関わりなどをやさしく見つめ直す。「人生は思い通りにならないから面白い」はある作家の格言。「あなたと話すと元気になる」と言われる作者のことばを、今悩んでいるあなたにも伝えたい。出版:喜怒哀楽書房【目次】第
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アンセム
外国文学米国議会図書館の調査で「聖書に次いでアメリカ人に最も影響を与えた本」とされた『肩をすくめるアトラス』の著者アイン・ランドによるディストピア短編小説。集団・平等主義が極限まで推し進められた結果、「私(I)」という概念が排除され「われら(we)」に置き換わってしまった遠い未来。主人公は自由を取り戻す闘いに立ち上がる。
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いいたいことがあります!
文学陽菜子は、中学受験をひかえた小学6年生。勉強も家の手伝いもするよういわれているが、いそがしい兄は家事をしなくていいらしい。もやもやした気持ちをかかえてすごすある日、ふしぎな女の子と出会って……!?あたらしいガール・ミーツ・ガール!親は、自分が絶対に正しいと思いこんでいる。自分の子どもだから、絶対にわかりあえると信じている。でも、正しさはひとつじゃない。わかりあえるのも、相手の気持ちを大事にしたときだけだ。それは他人同士のときと同じだ。わたしは、親に支配されたくない。わたしは、わたしの道を行きたい
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生きる
文学キリスト教信者は迫害から身を守るため小舟で長崎の外海(そとみ)から五島に逃げた。70キロメートルを命がけで海を渡る。途中3~4の小島によりながら五島を目指した。【目次】キリスト教信者 潜伏キリシタン 遠い島 出航 船酔い 最初の島 神様がいた 舟の底板 幻の島 遂に見つけた 集落に加わる 絶望 新天地希望の地
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イケメンとおじさん
エッセイ顔がイケメンじゃなくてもモテることはできる【目次】イケメンとおじさん <モテ男編>イケメンじゃなくてもモテる方法とは?20の条件 <完全保存版>男性がキュンとする100の瞬間集 <恋愛に臆病になる30代へ>恋愛のはじめかた <男性目線>男女の友情が成立しない7つの法則 まとめ
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伊集院大介最後の推理
ミステリー伊集院大介シリーズお馴染みのキャラクター、山科警視、森カオル、伊庭緑郎、滝沢稔ことアトムくんほか、『ほくらの時代』の栗本薫も登場する作品集。「月光座 金田一耕助へのオマージュ」では伊集院大介と金田一耕助が共演、「幽霊座」での耕助の推理をリスペクトを湛えつつ伊集院大介が新たに解き直すという趣向も。栗本薫逝去の前年に書かれた「誰でもない男――伊集院大介の秋思」など5編を収録し、伊集院大介の文字通り最後の推理を収める。