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京都 銀月アパートの桜
エッセイ京都が、いきいきと目を覚ます。このような才媛に声をかけられるのは、 千年来のことなので。わたくしも、目を瞠る。ピュアな水晶少年のイメージをもって登場した詩人の、多彩きわまりない円熟ぶりに。(帯文:新川和江)京都に生まれ育った詩人が、京都のまち・人・自然・文化を慈しむように綴るエッセイと短歌と写真。【目次】Ⅰ 桜めぐりポエトリーガーデンウエサク祭の夜観音さま日和月晶丸いぬの仔もねこの仔もひとの子も四月のダライラマ伯母するひとライアーに出逢った頃読む詩歌う詞ライアーと歩む日々Ⅱ昭和ドリームランドあの
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シティズンシップの政治学[増補版] 国民・国家主義批判
政治過去のシティズンシップ(市民権)論、主にリベラリズムの議論を批判的に再検討しながら、「平等で自由な人格」がよりよく尊重されるための新たな理念を構想する。いかなる者の視点をも排除しない可能性を秘めたフェミニズム・シティズンシップの議論につづき、ケアの倫理と新たな責任の理論を展開。定評ある「シティズンシップ」論の入門書、ケア倫理の第一人者となった著者によるケア倫理への模索の書でもある。【目次】序 章 「平等で自由な人格」の尊重からの出発第1章 シティズンシップと国民国家第2章 現代リベラリズムとシテ
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核兵器
軍事/戦闘機圧倒的な破壊力のため、誕生した年に二度使用されただけでその後70年以上実戦で使われていない核兵器。 しかしその間も改良が重ねられ凄まじいレベルにまでその威力を高めていた。 原子核の分裂と融合が、なぜこれほどのエネルギーを生み出すのか。 またそのエネルギーを、一瞬で消費し尽くすための設計とは。 天然の鉱石から「燃料」に加工するまでの、気の遠くなるような濃縮の工程。 核分裂兵器(原爆)から核融合兵器(水爆)へ──そして究極の核兵器W88の誕生。 20世紀初頭に異常発達した物理学の
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システムズエンジニアリングの探求
工学一般システムズエンジニアリングの基礎から応用までを網羅。ジョン・ホルト教授の30年以上に及ぶ経験を活かし、システムズエンジニアリングの基本概念からシステムズエンジニアリングの応用まで、丁寧に解説されています。初心者から熟練者まで、幅広い読者層に価値ある知識を提供します。慶應義塾大学大学院SDM研究科教授、JCOSE代表理事、西村秀和氏推薦。【目次】第1章:システムズエンジニアリングの導入第2章:モデルベースシステムズエンジニアリング第3章:システムとインタフェース第4章:ライフサイクル第5章:システ
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バブルの子
詩/短歌/俳句時には胸に響き、時には微笑み、時には苦々しい思い出をつれてくる。助廣俊作の詩があなたに問いかける。人生をいかに生きていくか、生きてきたか。。「手 そして石思うに僕の人生には棚からぼた餅という言葉は存在しないわらしべ長者的な展開もない銀のスプーンも金の延べ棒も持っていないからこつこつと何かを積みあげていくしかないのだ石を一つひとつ積み上げていくのだ」(本書収録「手 そして石」より一部抜粋)【目次】バブルの子 バブルの子/宣 言/一週間かぞえ歌/ひたむきさをもういちど ~ 十九歳になった気で/日本男
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罪なくして斬らる —小栗上野介—
歴史/時代小説〝日本近代化の父〟と評価されることになる小栗上野介。富国強兵の基礎となった横須賀製鉄所創設の立役者になっただけでなく、幕府財政の立て直しに取り組み、タフネゴシエーターとして複雑な外交交渉を切り盛りし、さらには商社の設立に関わるなど、その才覚は外交や経済、軍事などにいかんなく発揮された。しかし——彼は多彩な能力を持ちながらも、短期間で重要な役職を15以上も渡り歩き、最短で20日で辞めてしまうという破天荒な人物だった!未来を見据え、家康以来の「祖法」と闘いながら外国と渡り合い、組織を変革し、誰よりも
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アクセシブルブック はじめのいっぽ 見る本、聞く本、触る本
福祉2023年7月19日、第169回芥川賞が市川沙央『ハンチバック』に決定。市川氏が受賞コメントで言及したことで、一気に「読書バリアフリー」の認知が広まりました。「読書バリアフリー」の下、注目のアクセシブルブックの種類や電子書籍の可能性を詳しく解説。 本書のポイント (1)「読書バリアフリー」をコンパクトに解説 ・芥川賞作家・市川沙央さんのインタビューで注目の「読書バリアフリー」をコンパクトに解説 ・出版社などの企業・団体の一般研修の参考書として活用可能 (2) 障害者、障害者の支援団
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組織風土が変わる25のステップ 若手社員プロジェクトによる役割行動主義人事制度成功のポイント
企業/組織論従業員と経営者の間の信頼を育て、組織風土を輝かせるためには――。若手を中心に組織風土改革プロジェクトのメンバーを公募し、人事制度の中核である行動基準をつくる議論と対話の「プロセス」が、風土改革のカギを握る。組織課題の抽出・分析から行動基準の作成、人事制度への紐づけに至る段階を25のステップに分けて詳細に解説。組織における信頼の醸成は、個が自律的に動いていくリーダーシップのあり方につながっていく。【目次】第1章 組織課題を見える化する①組織風土改革のゴールを決める②組織・人材診断③診断結果から課題
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「夏休みの壁」の乗り越え方 専門家&先輩ワーママに聞いた!
しつけ/子育て小学生の子どもを持つ共働き家庭は、夏休み(長期休み)の子どもの過ごし方について悩みが尽きない、といわれています。夏休みの宿題や子どもの昼食やお弁当作りなど……普段の何倍ものフォローが必要になります。親たちが限られた時間のなかで、子どもをどのようにフォローするべきなのか、専門家(陰山英男先生、小栗ショウコさん)と先輩ワーママに教えてもらいました。この本を参考に、事前に計画・準備して、親子で楽しい夏休みを過ごすことを提案する一冊です。【目次】そもそも「夏休みの壁」って何?乗り越え方❶ まず夏休み全体
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星の館5 しなやかに強く
BLコミック「嫌じゃないだろ? こんなに悦んでるのに」秘密クラブ・星の館で今日も薫は客をとる。しかし、今日の客は薫を宙に縛り上げて何本もの道具を秘処に埋めて薫を責め苛むのに、もう4時間もそのままイカせてはくれない。「マスター…!」思わず違う男の名を呼んだせいで、薫に与えられたのは…!?【目次】