書影

罪なくして斬らる —小栗上野介—

大島昌宏 歴史/時代小説 715円

販売終了

作品説明

〝日本近代化の父〟と評価されることになる小栗上野介。
富国強兵の基礎となった横須賀製鉄所創設の立役者になっただけでなく、幕府財政の立て直しに取り組み、タフネゴシエーターとして複雑な外交交渉を切り盛りし、さらには商社の設立に関わるなど、その才覚は外交や経済、軍事などにいかんなく発揮された。
しかし——彼は多彩な能力を持ちながらも、短期間で重要な役職を15以上も渡り歩き、最短で20日で辞めてしまうという破天荒な人物だった!
未来を見据え、家康以来の「祖法」と闘いながら外国と渡り合い、組織を変革し、誰よりも〝義〟を重んじた彼が残したものはいったい何だったのだろうか。
〝上司〟である徳川慶喜との対決、ライバル・勝海舟との見えざる絆、破天荒な夫を支える妻への愛情。激動の幕末、さまざまな人間関係の中で彼が成し遂げたかったことは?そして——《罪なくして》斬首されたのはいったいなぜだったのか?
1995年に「第3回 中山義秀文学賞」を受賞し、2003年1月にはNHK正月時代劇「またも辞めたか亭主殿〜幕末の名奉行・小栗上野介〜」(岸谷五朗主演)としてドラマ化された傑作歴史小説が、30年ぶりに復刊!

【目次】
序章
第一章  露寇
第二章  又一どの
第三章  歩兵奉行
第四章  三度目の勘定奉行
第五章  建設の地は横須賀に
第六章  ヴェルニー来たる
第七章  征長再び
第八章  建設すすむ
第九章  慶喜、将軍に
第十章  フランス人たち
第十一章 大政奉還
第十二章 閑適の日々
第十三章 烏川畔に散る
終章 海戦勝利
あとがき
文庫版あとがき

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発売日:2024/05/24
出版社:ボイジャー・プレス

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