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句集初鏡
詩/短歌/俳句「出囃子に襟元正す初鏡」「初鏡形見の帯の結び癖」を冒頭句に、橘家圓蔵師匠との落語家としての巡業の旅の句、そして花柳流の名取の和服の「花衣着初めに弾じく躾糸」父母への思い「涅槃西風匂ひ薄れし父母の部屋」「花疲れ連れ添ひ乗れるワンメーター」などの句、句会での吟行の旅の句、粋人としての「五月雨や店を畳むと女文字」「漱石忌躓き飛ばす猫の皿」「餅二つ喉を通過の寿」の俳諧味ある傘寿の著者の160句の初句集。出版/喜怒哀楽書房【目次】序 岡部恒田新年(十二句)春(三十二句)夏(三十八句)秋(三十四句)冬(四十
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くたかけ
文学海辺の町に暮らす三世代の女たち。一家にからみつく奇妙な男。男の持ち込んだ三羽の鶏。彼は宗教者か犯罪者か。家族のねじが狂い始めて。―ゆるやかに解体される家族の物語。おとうさん、おかあさんのいないせかいじゆうで、ひろびろとして、あたまのうえに真っ青な空がある好きなところへ、いつでもいけるかえってこなくていい死んでしまってもいいもうだれも、ほんきでわたしを待っていない季刊文科連載作、待望の単行本化!【目次】1 麦と佐知2 蟹が泡を吹く3 赤ネズミ4 帯の声5 運動会6 芋 虫7 ダルマさんが転んだ8
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グラウンド・ゼロ
エッセイワールド・トレード・センタービルの誕生から完成、そして世界を震撼させたテロによる受難。それはまさしく「ゼロからゼロへの旅」であった。ワールド・トレード・センタービル29年の生涯を撮り続けた、世界唯一の写真集『鎮魂・世界貿易センタービル』。その作者が、写真家人生とともに綴るフォトエッセイ。【目次】●写真家修行・走る衝撃・ニューヨークへ・皿洗い・老オカマを撮る・貸した金の代償・すり減った靴で・バワリーに消えた男・初めての冬・警官ラスとの出会い・ニューヨークの警官・面倒見のいい男・部屋代の滞納・建設現
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クラクフ・ゲットーの薬局
外国文学1941年3月から43年12月まで設置されたクラクフ・ゲットー。その地で薬局を営むポーランド人の著者は、退去命令に従わず居座り、ユダヤ人への支援者、ナチの暴虐の記録者として2年半を過ごす。本書はその克明な回想録である。※本書は、大月書店刊『クラクフ・ゲットーの薬局』の電子書籍版です。【目次】初版まえがき第二版まえがき第一章ゲットーの設置と編成―新しい生活―新しい知人たち第二章比較的平穏だった日々―最初の移送行動―ドイツの秘密諜報機関員―九四二年六月二日から四日にかけての移送行動第三章陸軍中尉ブス
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黒石の明暗
文学昭和時代太平洋戦争前後炭鉱で働く人達が戦争や産業発展の名もとに石炭の増産を強いられ、未整備な環境で過酷な労働を強いられ怪我やじん肺で苦しむ。昭和後半になると元従業員が立ち上がり会社側と争議になり裁判で補償をかちとる。【目次】はじめに朝の出勤他人事石炭関連施設跡闘う初期の石炭産業地下からの脱出初仕事昼食が楽しみ
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黒崎の手帳
ボーイズラブ弁護士の黒崎はある日、学生時代に片思いをしていた友人の一ノ瀬から、30年ぶりに電話がかかってくる。その内容は「今、警察にいるから、釈放してくれない?」と言うものだった──【目次】プロローグ 1 ( 手帳 )2 ( 芯 ) 【幕間】 3 ( クリアファイル ) 4 ( 手帳 再 )エピローグ
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黒ヘル戦記
文学1969年創刊の反体制誌『情況』に連載されたハードボイルド小説。日本学生運動のメッカ、外堀大学で繰り広げられる、若者たちの愛と革命と暴力の物語。運動内部の人間しか知らない革命運動の実像を、活動歴30年の反体制作家が描いた、ロープシンの『蒼ざめた馬』、小林多喜二の『党生活者』の系譜につらなる本格革命文学。【目次】第一話 詐病第二話 ランボーみたいな人第三話 フラッシュフォワード第四話 ボクサー第五話 秘密党員第六話 狼体験
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軍隊日記
文学この『軍隊日記』は姫路聯隊へ入隊するために東京を引き上げる日、すなわち大正八年十一月二十日から書きはじめられ、シベリアへ動員される直前の大正十年四月八日で「除隊の日まで』と題する第一冊がおわり、第二冊目は『星の下を』という題でシベリア時代の日記となり大正十一年七月十一日兵役免除となって帰郷し、さらに翌年の七月九日の日附のところでおわっている。 日本文学のなかで軍隊生活に取材した小説は相当あるが、作家の手で書かれた軍隊日記はおそらく黒島伝治の『軍隊日記』が唯一のものではないだろうか。(壺井繁治記
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形容詞・形容動詞の短歌 コレクション1000
詩/短歌/俳句作歌において最も重要となる形容詞・形容動詞の使い方が優れている、古典から現代に至る短歌作品1000を、現在活躍中の歌人6名が選歌。文法の習得、作歌に役立つだけでなく鑑賞も楽しい作品集となりました。【目次】はじめに本書の読み方色彩状態性質感情感覚印象さくいん
