-
探訪 ローカル番組の作り手たち
ノンフィクション朝日新聞社出身の気鋭のジャーナリストが全国の各地に根差して活躍するローカル番組の制作者を訪ね歩く渾身のリポート。放送専門誌『民放』の好評連載「日本列島作り手探訪」がついに一冊に。番組の作り手たちが著した書籍の書評も併載。熱き思いに突き動かされた彼らの語りに耳を傾けると、通信との融合時代の放送のあるべき姿が見えてくる。「テレビ・ラジオはまだまだ捨てたもんじゃない!」。【目次】◇探訪その一 北海道・東北編◇探訪その二 関東・中部編◇探訪その三 近畿・中国編◇探訪その四 九州・沖縄編◇探訪その五 書籍
-
チームヒューマン
自己啓発あらゆる技術、市場、制度は人間が作ったものであるのに、多くの場合、人間的とは逆の方向に進んでいきます。デジタル思想家であり、NPR-Oneのポッドキャスト「チームヒューマン」のホストであるダグラス・ラシュコフは、この反人間性の仕組みを明らかにします。そして、人間性を育む社会を作り直すように私たちに呼びかけます。ラシュコフは100の警告を示し、人間を繋ぐために生み出された力が、どのようにして分断と抑圧に変わっていったかを示します。お金は交換の手段から搾取の手段に変わりました。教育は職業訓練の一部と
-
チーム・ブルーの挑戦 命と向き合う「やまと診療所」の物語
介護2013年に開業した在宅医療専門のクリニック「やまと診療所」。自宅で最期を迎えたいと願う患者と、その家族に寄り添い支える。自分らしく死ねる世の中へ社会を変えたいと奮闘する、若い医療者たちの挑戦を描く。【目次】プロローグ第1章 在宅医療PA――患者・家族と医療をつなぐアシスタントたち第2章 院長――自分らしく死ねる世の中をつくる「チーム・ブルー」の要幕間 やまとの刺激を受け止めた医療者たち第3章 医師たち――看取り医療に集まる元専門医たち第4章 患者と家族――自分らしく死を迎えた人たち幕間 やまと
-
地域でつくる・地域をつくる メディアとアーカイブ
社会問題【持続可能な地域社会のデザインに向けた実践・役割・課題】地域の魅力発信、ローカルな歴史の記録と公開など、コミュニティメディアとコミュニティアーカイブが地域再生に果たす役割が注目されている。コロナ禍を経た現状をふまえ、その課題を整理し、全国各地の先進的な事例を紹介する。※本書は、大月書店刊『地域でつくる・地域をつくる メディアとアーカイブ』の電子書籍版です。【目次】第I部 地域の情報環境整備第1章 官民連携による地域のコミュニケーションデザイン(松本恭幸)第2章 格差のない読書機会を享受できる社会
-
小さな声からはじまる建築思想
建築工学建物の耐震性や構造安全性の専門家として名高い著者は、建築の世界を志して以来、一貫してスクラップアンドビルドではなくストックを活用するまちづくりを提唱し続けてきた。著者の言葉の端々には「一人ひとりの生活への想像力」が滲む。そのような姿勢は、一体どのように涵養されてきたのだろうか?転機となった東大闘争、世界的な経済学者・宇沢弘文氏が唱えた「社会的共通資本」の理論が神田氏の建築思想に与えた影響などにも迫る。東日本大震災の発生直後から関わる三陸復興のプロジェクトを通して得た豊富な知見も収録!【目次】第1
-
小さなメーカーが生き残る経営術 独自市場のつくり方【電子版】
経営/経営学自社の価値というものは、日常的に当たり前のように行っていること、特別だと思っていないことに潜んでいる場合がある。 それを見つけるためには、自社を客観視して眺めなければいけないのだが、それができている経営者に出会うことはめったにない。 小さなメーカーが「生き残る」には、現在攻めている市場の中でも、独特の立ち位置を創り出すことだ。【目次】工場がフル稼働しっぱなし! 売上を生み出す極意とは?【ポイント1】あなたが商売を効率を追求すべきことと、手間をかけるべきこととの「ズレ」【ポイント2】あなたが提
-
チェコ語の隙間 東欧のいろんなことばの話
各国語ロシア語、英語と数多くの外国語を教えてきた著者によるまったく新しいスラヴ語案内。チェコ、ポーランド、スロヴァキア、スロヴェニア、クロアチア、セルビア、ブルガリア、そしてマケドニア語、ソルブ語等、軽快に綴る知的語学エッセイ。【目次】はじめにスラヴとは何か?第1章 ポーランド語いまだ滅びず第2章 チェコ語の隙間、スロヴァキア語の行間第3章「ユーゴスラヴィア」の言語はいくつか?第4章 ブルガリア語はおいしい第5章 マケドニア語への旅おわりに
-
近頃なぜか岡本喜八 反戦の技法、娯楽の思想
エッセイ「戦争は悲劇だった。しかも喜劇でもあった。戦争映画もどっちかだ」。なぜいま、岡本喜八なのか。痛烈な戦争体験を抱え、フマジメな余計者として「カッコイイ戦争」に抗い続けた岡本喜八。喜八は誰ととともに何と戦ったのか。その遺伝子はどこに受け継がれているのか。不穏さを増す近頃、「人と人の争い」を描き続けた岡本喜八の表現が再び光を放つ。【目次】はじめに第1章 映画監督・岡本喜八の誕生――「カッコイイ戦争」のインパクトとその背景/山本昭宏第2章 「フマジメ」な抗い――喜劇へのこだわりと「正しさ」へ
-
地下鉄サリン事件20年 被害者の僕が話を聞きます
社会学1995年3月20日、オウム真理教によってサリンがまかれた車両に乗り合わせ、いまも後遺症と闘い続ける一人の被害者。事件当時、日本にいなかったことで、極刑を免れた元オウム真理教幹部。その2人が20年の時を経て初めて向かい合った6時間の記録。被害者と元オウム幹部の「対談」刊行は初めて【目次】[はじめに]全人格、全経験、全知見をかけて―さかはらあつし/被害者と加害者の証言―上祐史浩[第一章]一九九五年三月二十日、八時四分、あの日いつものように [第二章]「絶対的帰依」という無限ループ [第三章]被害者
-
地球が燃えている 気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言
社会問題気候変動=温暖化に歯止めがかからなくなるまで、人類に残された時間はあと10年――。化石燃料を使い尽くし、戦争と格差を生み出す略奪型資本主義から脱炭素社会への大転換を可能にする「グリーン・ニューディール」政策の具体的ビジョンを示した、全人類必読の書。【目次】序章──「私たちは山火事だ」1 世界に開いた穴2 資本主義と気候の対決3 地球工学──観測気球を上げる4 「政治革命だけが頼みの綱」と科学が言うとき5 気候の時間軸 vs. 永遠の現在6 自分だけで世界を救おうとしなくてもいい7 ラディカルな教