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時間色のリリィ
文学小学5年生のロミは、ある日、同じ塾に通っている優等生、園内くんの訪問を受ける。「ミコミコぷろだくしょん」という名前をしらないかという突拍子もない質問をされて、近くの公園まで誘われると、風変わりな女の子がまっていた。コスプレめいた服装のその女の子は、園内くんをあやつって、「ミコミコぷろだくしょん」のことを聞き出そうとしているらしい。ノスタルジックホラーとよばれる作風の直木賞作家が、児童向けの作品に初挑戦。親子で楽しめる作品です。
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時間探偵
エッセイ神話のなかの神々の戦争とは何だったのか、迷信と誤解が及ぼした混乱の原因を探り、世界中のミステリー。スポットを空想で旅するファンタジー。【目次】第1章 偶然の賜物第2章 時空旅行へのチケット/宇宙卵/改竄疑惑第3章 エデンの秘密第4章 シュメール・アヌンナキ説第5章 無慈悲な異星人の干渉第6章 火星サイドニア仮説/ビブリカル・エクストラテレストリアル・コンタクト/山本佳人スペース・プログラム説/古代宇宙文学の系譜第7章 宇宙的痕跡/古代宇宙戦争の様相第8章 人種戦争とレイス・フォビアの起源第9章
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自己調整学習チェックリスト リストを用いた授業実践30
学校教育単元・授業を整理する[3つのフェーズ]を、学習者が手にする学習過程と自己調整スキルを発揮する[8つのプロセス]に分け、さらに、意識すべき認知的側面と情動的側面から[19のサブプロセス]に細分化。そこから導き出された、学習者の姿として示される具体的な[31のチェック項目]。学習のさまざまな場面で活用できます。本書では、そのリストをフェーズごとに焦点化して効果的に活用した実践を小学校24本、中学校6本収録。自己調整学習のはじめの一歩を踏み出す際に、大いに参考になります。【目次】推薦の言葉…伊藤崇達先
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市場の失敗 電力自由化が原子力を葬り去る
電気電子工学電力経済の第一人者、エドワード・キー氏の著した集大成『Market Failure』の日本語版。原子力をめぐる世界の電力市場動向について、基本用語や歴史的経緯、市場における電力価格決定や投資決定のメカニズムなどを丁寧に解説する。けして本書は「か弱き原子力」の弁護をするものではない。原子力は公共財であるとの観点から、電力に市場原理を適用したことによって引き起こされた失策を具体例を挙げて検証し、解決策を提言するものである。【目次】はじめに第一章 なぜ原子力は重要なのか 原子力の特徴 考 察第二
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静かなる奔流
文学将来自分の歯医者の仕事を継がせようとする父に、画家になる夢を砕かれた博は死んでもいいと思いながら山奥をさすらう。そこで偶然に道路工事の飯場に拾われ、一年を過ごす。人間とは何かを考え少し大人になった彼は、その後沖仲士の仕事に就き、肉体労働を通して個の存在としての人間を感じ、独自の勉強で再び絵を描き始める。ますます絵への情熱が強くなりついにパリ行を決行する博。多くの人々に影響されながらも、自己研鑽に励み、生きる意味を考え成長していく若者と、彼を取り巻く人々の魅力にも焦点を充てた重厚な青春小説。【目次
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システムズエンジニアリングの探求
工学一般システムズエンジニアリングの基礎から応用までを網羅。ジョン・ホルト教授の30年以上に及ぶ経験を活かし、システムズエンジニアリングの基本概念からシステムズエンジニアリングの応用まで、丁寧に解説されています。初心者から熟練者まで、幅広い読者層に価値ある知識を提供します。慶應義塾大学大学院SDM研究科教授、JCOSE代表理事、西村秀和氏推薦。【目次】第1章:システムズエンジニアリングの導入第2章:モデルベースシステムズエンジニアリング第3章:システムとインタフェース第4章:ライフサイクル第5章:システ
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沈まない奇跡の島 有名絵画絵本シリーズ「葛飾北斎」
絵画/作品集富士王様(富士山)が守る国は、ひょうきん島と呼ばれている。王様は皆が、ひょうきんに生活する国こそ栄えると皆に伝え、民はひょうきんに楽しく生きている。さくらは、ひょうきんではない徳丸が好きになった。これは富士王様が許してはくれない。そこで海の波へ様に相談に行く。波姫は夫である富士王様に談判すが・・・
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持続的で幸福な人類社会の未来ビジョン
教育一般21世紀に入り、半導体デバイスのさらなる高速化、大容量化は通信やシステムの高機能化、高性能化を実現し、IoT(Internet of Things)や人工知能(AI: artificial intelligence)などが急速に発展し、人類文明は数千年ぶりの大転換期を迎えています。そのような中で、人類がこれまで蓄積してきた伝統や多様な文化などの価値を継承しつつ、深刻化する地球環境問題、気候変動や自然災害、感染症の蔓延、失業問題、貧困、民族・宗教紛争、戦争、食料危機などの山積した問題を解決していく
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実践 心と体のアドラー心理学 この時代を生き抜くために
社会心理いまでは広く知られるようになったアドラー心理学をブームになる前から専門に学び、病院勤務を経て山梨県でカウンセリング専門機関を開設した著者が、カウンセリングの現場で日常生活に役立つアドラーの考え方を紹介する。 「大切なのは何を持つかではなく、持っているものをどう使うかだ」といったアドラーの言葉を随所で紹介する。コロナ禍に連載された内容も多く、マスクやズーム、自粛という昨今もカウンセラーの目から考察している。【目次】〈アドラーでメンタルヘルスをめざす〉ワーク・エンゲイジメント自分を肯定してくれるもの