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学校のデジタル化は何のため?
学校教育GIGAスクール時代の研修テキストに最適!児童生徒「一人1台」の情報端末が整備され、いよいよ待ったなしの活用に迫られる学校。「なぜ学校にICTが必要なのか?」「情報端末はどう使えばいいのか?」「そもそもどうして…?」沸き上がる疑問に答えつつ、教育ICT利活用の目的を明確に分類し、学校のデジタル化についての考え方をわかりやすく説きました。【目次】第1章 GIGA スクール構想により進む整備第2章 「なぜ学校にICTが必要なのか」を、学校が自分で考える第3章 一人1台、学びの道具として使うとはどうい
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学校の枠をはずした 東京大学「異才発掘プロジェクト」の実験、 凸凹な子どもたちへの50のミッション
教育一般大人も受けたい東大の授業。「自分らしく生きたい」すべての人へ!NHK「SWITCHインタビュー 達人達」、FNSドキュメンタリー大賞候補などで話題のプロジェクトが初の書籍を刊行!画一的な学校にはなじまないけど、突き抜けた「好き」を持つ子どもたちに学びの場を提供してきた、東京大学「異才発掘プロジェクトROCKET」の実践をまとめた1冊。300を超えるプログラムから厳選した豊富な実例をもとに、凝りかたまった頭をときほぐし、わくわくする学びを生み出すしかけを紹介します。【目次】◎凸凹な子どもたちへの5
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がっこうはじごく
エッセイ学校って変な場所だよね生徒はつまらない校則を守る。教員はつまらない装いをする。お互いが茶番劇であることを承知のうえで、多くの教室はそうやって均されている。学校ぎらいだった大人と、学校ぎらいの子どものためのエッセイ集ーー。【目次】あなたの話とびきりのくだらなさでとても気楽でひらかれている名前がある安心できてつまらないちいさな箱いまここでふたりの幽霊たったひとりに問い直す先生じゃない雑談なんて止まり木から学校という引力口が悪いだれとしてそこにいるのかとりどりのコートと赤い耳春の匂いがわからないあとが
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カッコの多い手紙
外国文学ミュージシャンで、フェミニズムの同志。先行き不明のコロナ禍に交わされたイ・ランとスリークふたりの往復書簡。猫と暮らすこと、妊娠する身体、憂鬱な心の話を分かち合い、ヴィーガニズムや反トランスジェンダー差別を語り合う。私的なことと社会的なこと、共感と対話のあいだを行き来しながら紡がれる優しくゆたかな言葉たちは、あたらしい距離を測りつづけている。【目次】こんなご時勢にお元気ですかと聞くのは失礼でしょうか?もうひとり、名前が2文字のスリークへ猫と話すことができたならジュンイチが不快に思うのが“わたし”だ
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活字地金彫刻師・清水金之助 かつて活字は人の手によって彫られていた
版画/彫刻活字地金彫刻師・清水金之助の半生の記録。活字地金彫(種字彫刻)とは、活版印刷で使われる活字のもととなる母型(凹型)を作るための、さらにもととなる種字を、鉛と錫の合金である活字材に原寸・左右逆字でじかに凸刻していく技術のこと。清水は、わずか数mm四方の小さな活字材に、下書きもなくまたたく間に美しい文字を彫り上げ、その文字は新聞や書籍に使用された。彼はいかにしてその神業を身につけたのか? 魅力的な語り口をそのままに、聞き書きをまとめた一冊。【目次】序文口絵はじめに――「活字地金彫り」とは長生きできる
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活動屋五十年
映画活動屋一筋五十年、キャメラマン福井久彦が生きた、楽しき活動屋人生の記録。 日本大学専門部芸術科映画科に始まり、東宝、東映の教育映画社で、生涯300本を超える映画で撮影に挑み続けた、活動屋福井久彦。その波乱に富んだ、楽しく暖かさに満ちたキャメラマン人生を、自らの作品と映画技術の進化の流れとともに振り返る、貴重な記録集。 この作品は、本文に登場する様々な場面(文中青文字にて表示)を、多くの貴重な写真と資料とともに振り返りながら、ご覧いただくことができます。是非お楽しみください。 1
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神奈川の中学生、「ヒロシマ」を語る
教育一般2022年、横浜国立大学教育学部附属横浜中学校3年生が、自ら文種や文体を選びながら「ヒロシマ」と向き合い、書き著した「戦争や原爆について語り残す文章」を編纂。戦後75年以上が経ち、当事者自身が戦争や原爆の惨禍を語ることが難しくなっている現状の中行われた、「ヒロシマ」を語り継ぐ授業。「ヒロシマ」から時代的にも距離的にも離れた、現在の神奈川に生きる中学生たちは戦争や原爆の惨禍をどのように語り残そうとしたのか。本気で戦争と向き合い、平和について考えた姿がここにある。【目次】・はじめに・第1部 わたしの
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彼女はなぜ、この国で 入管に奪われたいのちと尊厳
社会学夢を抱いて来日した留学生はなぜ入管収容施設での非業の死を強いられたのか――社会に衝撃を与えたウィシュマさん死亡事件の克明な記録とともに、外国人の人権のために奔走する支援者・若者・弁護士・政治家たちの群像を描く。※本書は、大月書店刊『彼女はなぜ、この国で――入管に奪われたいのちと尊厳』の電子書籍版です。【目次】第1章 ウィシュマさんの死第2章 支援者たちの想い第3章 弁護士たちのたたかい第4章 若者たちの怒り第5章 SNSと世論第6章 政治家たちの動き第7章 入管の「使命感」――内部からの告発第8
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カフカがサラリーマンだったって知ってましたか?
外国文学フランツ・カフカは20世紀初頭のサラリーマンだった。しかし、そのことを研究した人はいない。ここには大きな問題が隠されており、その文学とともにサラリーマンを生きぬいた人でもあった。このことは強調してもしすぎることはない。だって、だれもサラリーマンの本質を知らないのだから。それを知るといかに束縛されたい生き方であるかがわかる。それをカフカは芸術へと切り開いた。彼を見習って、自立しよう。 【目次】 はしがき 第一章 サラリーマンだったカフカ 第二章 引きこもってはいけない 第三章 他者の
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ガブリエル・タルド 贈与とアソシアシオンの体制へ
哲学/思想労働の喜びとは何か? それは、共にあり、共に作業すること、社交性が花を咲かせることである。そのためには、余暇の増大と、無数のアソシアシオンの群生が不可欠なのである。ガブリエル・タルドの主著『経済心理学』を、「欲望と信念にもとづく富の理論=統治術」というタルドのテーマにそって、丁寧に読み解いていく。「社交性の花を咲かせよ!」――その現代的な意味が、本書を読むことで明らかになるであろう。【目次】序 章 本書の目的第1章 夢見る個人と社会の法則第2章 政治経済学を裏返す第3章 信念と欲望の経済的役割第