-
森達也・青木理の反メディア論
社会問題映像作家・森達也とノンフィクションライター・青木理による反メディア対談。両者の現代社会現象の捉え方は同じように見えるが、入り口と論理展開は全く異なる。例えばオウム事件では、森は教団の内部で撮影し、青木は公安記者として関わっている。この2人が様々な事件(オウム事件・死刑問題・公安警察・沖縄問題・安保法制など)に関わり感じたことを3日間20時間以上にわたり語り合った。そこから見えてくるものは、メディアの堕落と陥穽である。メディアにどう関わり・メディアをどう使い切るか。この丁々発止は見物である。【目次
-
コロナパンデミックは、本当か? コロナ騒動の真相を探る
社会問題本書は、「新型コロナ」にまつわる多くの科学的な疑問について、明解な答えを出している。主要な論旨は:①新型コロナウイルスは、強毒のキラーウイルスではない。②ヨーロッパでロックダウン措置が取られたとき、感染の波は終息していた。③信頼できないPCR検査が感染者を増やしている。④コロナよりも、ロックダウンなどによる市民生活の制限によって引き起こされる経済的・心理的被害の方がはるかに大きい。⑤ワクチンより自然の免疫システムの働きが重要。⑥政治もメディアも完全に機能不全に陥った。⑦子供たちの未来のために、生
-
伝え導く経営 Conduct
経営/経営学経営においては、正しく理念を伝え導き、伝導士を育成して社内のコミュニケーションを高め、外部環境にも打ち勝つ企業風土を醸成していくことが重要。自社はもちろん、社員、仕入先、お客様、金融機関、地域社会、株主が同時により良くなる理念伝導経営を実践するための手引き。【目次】第1章 生まれ育まれた福岡第2章 出会いそして起業第3章 暗中模索の経営第4章 情けは人のためならず第5章 人知で計り知れないこと第6章 伝え導く経営
-
明快! 中小企業のためのSDGs経営
経営/経営学SDGs(持続可能な開発目標)とは、現在、世界各国で推進されているプロジェクト。中小企業診断士・行政書士の著者が、SDGs導入のメリットから活用法までを分かり易く解説!抽象的で分かりにくいと思われがちなSDGsに、実例を交えながら実践的にアプローチ。中小企業の実情に沿ったSDGs導入のための手引き書。【目次】第1章 そもそもSDGsとは?SDGs経営は世界共通の目標/SDGsの重要性/SDGs推進、始まる/大企業はなぜSDGsに取り組むのか第2章 SDGsが中小企業を強くする中小企業におけるSD
-
キャバ嬢なめんな。 夜の世界・暴力とハラスメントの現場
社会問題キャバクラ。一見華やかな夜の世界だが、そこには、女性を苦しめる出来事が掃いて捨てるほど存在する。賃金未払いは当たり前、セクハラや暴力が横行する世界に対する怒りと闘いのための一冊。2009年の結成以来、200件以上ものキャバクラにおける労働争議を行い勝利してきた労組、キャバクラユニオン。その闘いと雇用トラブルの実例を生々しくえぐり出し、キャバクラの生態と、雇用主、客、さらには世間から向けられる偏見に苦しむキャバ嬢の日常生活を活写。雨宮処凛さん推薦!【目次】はじめに――「おまえら、ヤクザか?」01
-
ぐにゃり東京 アンダークラスの漂流地図
社会問題派遣フリーターとして都内の出版社や印刷所で働きながら目にした21世紀の底辺社会、そこに生きる下層民たちの実態を浮き彫りにする。新宿で生まれ育った著者の軽妙な筆致で、経済成長によって生じた「歪み」を都市の記憶とともに描く。【目次】プロローグ00 怪物になった街Ⅰ ぐにゃり東京Ⅱ 群衆史北関東ノクターン太陽のない街 2008――復刻版に寄せて
-
ドキュメント ひとりが要介護になるとき。 単身老後に「在宅」は大丈夫ですか!?
社会問題「おひとりさまの老後」は甘くない。情報・お金(資産)・健康・人間関係が乏しい一般庶民が高齢ひとり暮らしで介護が必要になったら、誰が面倒見てくれるのか、経済的にもつのか。広がる社会不安を背景に、制度と実態を探る。【目次】序 ひとりで「在宅」はダメですか第一章 単身で老いるときに第二章 孤立しない、孤立させない第三章 いかに「要介護」を少なくするか第四章 単身化と在宅と地域包括システムと第五章 鼎談 単身化と在宅介護 斎藤磐根・矢部広明・山口慶恵
-
ドキュメント「みなさまのNHK」 公共放送の原点から
社会問題グリコ・森永事件、北朝鮮残留孤児、昭和天皇逝去などNHK報道番組制作のなかで体感した、「公共放送」が大きく変質しはじめた1980年代を捉え返す。コミュニティFMなど新たな放送を担う市民メディアについても言及、公共放送とは何かを問う。【目次】はじめにⅠ NHKで何が起こったか?第1章 劇場型犯罪のピエロとなって第2章 情報商品になったドキュメンタリー第3章 NHK民営化未遂事件第4章 「女は何を食ってるんだろう?」Ⅱ 内なる権力と報道番組の吃水線第5章 「その取材を中止せよ」第6章 ピョンヤンの再
-
あなたは、わが子の死を願ったことがありますか? 2年3カ月を駆け抜けた重い障害をもつ子との日々
社会問題予期せず脳性マヒとてんかんの障害をもって生まれ、経管栄養となった子の障害を受け容れ、共に生きる覚悟ができたと思った矢先、気管支肺炎で急逝するまでの2年3カ月。障害者家族になって初めて実感する社会との深刻な断絶を赤裸々に綴る。【目次】まえがき第一章 運命を変えた出産第二章 引っ越し第三章 入 院第四章 運命を変える決意をした出産第五章 再び秋田での生活……今度は家族五人で第六章 日々思ってきたこと、未来に向かって第七章 尚くんとの別れ第八章 力なき者の力尚くん年表
-
加害者家族バッシング 世間学から考える
社会問題欧米(特にキリスト教国)では、加害者家族がバッシングされることはあり得ない。何故、日本では加害者の家族が世間からバッシングを受け、時には自死に至るまで責められるのか。本書では世間学の観点に立ち、加害者家族へのバッシングの構造を、①「世間」の構造、②なぜ、〈近代家族〉が定着しなかったか、③なぜ、犯罪率が低いのか、④なぜ、自殺率が高いのか、という角度から解き明かし、その背後にある、ニッポンの「世間」の閉塞感・息苦しさ・生きづらさを解除するための手がかりを探る。【目次】はじめに――なぜ、加害者家族問題