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月刊 ココア共和国 2022年8月号
詩/短歌/俳句毎月、読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいきます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。今月のゲストは、秋吉久美子、いがらしみきお、岩佐なを、松本真理子、シーレ布施、森崎葵、真土もく、能美政通、伊藤テル、菅沼きゅうり の10名。投稿詩傑作集として44名、佳作集には105名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努め
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古文を読みやすく 宇治拾遺物語
国語学『宇治拾遺物語』を楽しみながら古文読解力の基礎づくりをめざそうとする本です。おもしろいお話が載っている『宇治拾遺物語』の197話のなかから40話を選んで独自に編集しました。共通点のある2話をペアにし、だんだんと長いお話になるよう並べてあります。読点を減らす・分かち書きを用いる・漢字を多く当てる といった工夫によって読みやすい活字本文をめざしています。注にできるだけ頼らず、本文で『宇治拾遺物語』を読んでみましょう。読み進めて長いお話になるにつれて本文で読む楽しさが増してくるはずです。【目次】 はじ
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WILLOW WEEP FOR ME <矢代俊一シリーズ15>
ボーイズラブ矢代俊一に妄執を募らせる渥美公三の死によって、俊一にもようやく平穏な日々が訪れた。高瀬とのライブに来た森田透のリクエストに応じて歌った曲が聴く者を驚愕させるほどの歌唱となり、金井恭平との激しい情事によってレッスンを休まざるを得なくなった俊一を見舞に来た父と俊一、そして英二も加わった自宅での演奏は、性的な絶頂を感じさせるほどの衝撃的な演奏となるなど、俊一の音楽はさらに飛躍を遂げようとしていたが……渥美公三の通夜、告別式への出席は新たな脅威を予感させるものだった。矢代俊一シリーズ第15巻。
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デンマーク発 ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て 多様性と平等を育む10の提案
哲学/思想ジェンダーギャップランキング32位のデンマーク、116位の日本。順位は離れているけれど、発展途上という点では同じ。家庭で、保育園で、学校で「男らしさ」「女らしさ」といったジェンダー・ステレオタイプがどのように表れ、子どもに影響を与えているか、それを子どもに引き継がないために、大人はどんなことに気を付ければよいのか。デンマークでジェンダー平等教育に取りくむ著者が、エピソードと最新の知見を織り交ぜて解説します。子育てとジェンダーという視点から、デンマークの意外な一面を知ることもできる1冊。【目次】は
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The Graveyard Overlooking the Sea
文学With the theme of the bond between parents and children, the story depicts the mental transition and growth of a young man in postwar Japan.【目次】1)The story of the parent-child's love and bond. A family lives in a seaside village, struck by floods and
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曹操 卑劣なる聖人 第五巻
歴史/時代小説第五巻では、呂布を降し、張繡を味方に引き入れ、後顧の憂いを断った曹操が、いよいよ袁紹と天下分け目の決戦「官渡の戦い」を繰り広げる。 曹操の40代半ば、建安三年から五年(西暦198年-200年)を描く。 袁紹、劉備、関羽はもちろんのこと、荀彧、郭嘉、献帝、董昭、荀攸、張遼、賈詡、袁術、許攸、張郃、高覧、孔融らが登場する。 【目次】 第一章 呂布を処刑する 第二章 赤兎馬と美女 第三章 徐州平定、土豪と契りを結ぶ 第四章 郭嘉の十勝論 第五章 関中の諸将を官に任じる 第六章 酒
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THE GIRLS 性虐待を告発したアメリカ女子体操選手たちの証言
ノンフィクション2016年、米国体操連盟の医師が30年近くも女子選手200人余りに性虐待を働いた事件が暴露される。少女たちを護るべき保護者やコーチ、関係機関は何をしていたのか。綿密な取材で問題に迫る。推薦川本ゆかりさん(新体操元日本代表)土井香苗さん(ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)ミンキー・ウォーデンさん(ヒューマン・ライツ・ウォッチ グローバル・イニシアティブ・ディレクター)※本書は、大月書店刊『THE GIRLS 性虐待を告発したアメリカ女子体操選手たちの証言』の電子書籍版です。【目次】日本のみなさ
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図書館利用に障害のある人々へのサービス 補訂版 アクセシブルなEPUB版
図書館/博物館『図書館利用に障害のある人々へのサービス』初版(2018年)刊行後、障害者サービスにより取り組みやすくなる著作権法改正、読書バリアフリー法の制定など、徐々に法的環境が整備されてきました。今回の補訂では、そうした状況をフォローしています。図書館を利用する際の障害を取り除き、すべての人々が図書館サービスを受けられる環境づくりのために必要な考え方、ツール、資料、サービスの実践、さらには関係する制度・法規にも言及しています。この電子版は補訂版(上下巻)を一つにまとめ、編集したものです。【目次】0章 始め
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楽しいことだけで実験的に生きれば人生が変わる
人生論人生の成功や失敗は誰が決めるのだろう?地位や名誉がなければ敗けなのか?そんなのを追い求めることに、生きる意味はあるのだろうか?ガマンしてまで従う正しさとは何だろう?トップに上り詰めなければ、ずっと劣等感を抱いて生きなければならないのか?僕はいやだ。僕が思う成功者とは「楽しいことだけで生きる人」一瞬一瞬をワクワク生きたい僕にとって、自由な選択を奪われるほうが敗けだ!僕たちは、コンピュータでなく、人間だから。もっと楽しもう! 生きることを。【目次】はじめに第一章 実験的に殻を破ってみよう 1.楽しい
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再婚ものがたり
文学妻に去られて十余年、二人の子を大学まで育て上げた男と異国で夫を亡くした女が出会った。訪れた妻の実家で会った義理の父親は只者ではなかった。明治以降の日本の近代史を背負って生きる現代の怪人とも呼ぶべき異形の人だった。家族は日本と深い関わりを持ったが故に、父親はその歴史から抜け出せずに生きていた。偉大な祖母に育てられた妻も日本ではとっくに失われた道徳と倫理で生きていた。そして世に理解されない父の生き方に翻弄されながらも、父娘の情愛を胸にけなげに寄り添っていた。