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水の旅
児童書森は海の恋人、ということが意識されるようになりました。ではなぜ、森は海の恋人なのか。それは森の栄養が海の生命を育んでいるからです。森の栄養は川の流れにそって、海へと運ばれています。その役目を担っているのが水。源流から海への水の旅のものがたりです。【目次】水の旅森と町と海を川がつないでいます
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未整理な人類
文学世界は「意味不明」でできている!? 路上の怪文書から不幸の手紙まで。なぜ人は理屈でわりきれない事に熱中するのか。鋭い観察眼とブラックな笑いで社会を斬る異色ノンフィクション。「人間は一番のブラックボックスで、未整理なことだらけだ。となると、『止めたくても止められないもの』『なぜか分からないけど、そうなってしまったもの』『体が勝手に動いたもの』にこそ、人間の本質が現れるのではないか。本書は、そんな人類の未整理な行動を突っついて、綺麗にまとめることもなく、放り投げてみようという試みである」(本文)【目
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見たことのないものをつかまえたい! 世界の変な生き物探訪記
児童書「デンキウナギをつかんで感電したことがある。イグアナをつかまえて食べたことがある。グンタイアリにおそわれたこともある。これが、ぼくの自慢だ。」 まだ見ぬ生きものはどこにいる!? 調べて、つかまえて、食べる。怪魚ハンターである著者が、見たこともないものをつかまえたい、という欲望のままに世界を駆けめぐる冒険譚。 「みんなの研究」は、みんなの「知りたい」を応援する、あたらしいノンフィクションのシリーズです。
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港の少女
文学小豆島に巡礼するおへんろさんがたくさん島にわたって来たころのこと。村の船つき場の桟橋近くにちいさな店ミドリヤ屋がある。 小学生の孫娘と暮らす、六十すぎたおばあさんがひとりできりもりしている店で、質素な旅人に重宝な店。 みやげものや日用品を商い、夕方は手打ちうどんやいなりずしを食べる店。 出る船、着く船、孫娘ケイ子とおばあさんの暮しは汽笛とともにあった。
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水俣病と医学の責任 隠されてきたメチル水銀中毒症の真実
医学一般多くの患者が放置され、今なお裁判が続いている水俣病。この苦難は国に取り込まれた医学者の不作為によって生まれ、それはまた医学の歪みをもたらしてきた。水俣病に関わった専門家の誤りをただし、水俣病医学の空白を埋める。※本書は、大月書店刊『水俣病と医学の責任――隠されてきたメチル水銀中毒症の真実』の電子書籍版です。【目次】はじめに第1章 水俣病発生時の医学者たち――水俣病の発見~原因物質の究明第2章 変節を遂げる医学者たち――水俣病終息説~「昭和52年判断条件」第3章 患者に向き合う「医師団」の誕生第4
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ミルキー杉山のあなたも名探偵ガイドブック
文学読者参加型のなぞときが人気の「ミルキー杉山のあなたも名探偵」シリーズ、初めてのガイドブックです。ミルキー杉山一家や探偵なかま、どろぼうたちの素顔をあばく人物紹介に、自分にぴったりの巻がわかるチャート診断、ファン度が試されるミルキークイズ、作者・杉山亮先生への質問などなど、盛りだくさんの内容です。さらに、なぞときページも大充実。めいろをすすみながら事件を推理していく「おはなしめいろで名探偵」は、新感覚のおもしろさです。最後には、ツルまつの、ボウズすすきだ、たつ子、ミス・ラビットがそれぞれ主役の、ス
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弥勒
文学栗本薫は『ぼくらの時代』で華々しく文壇デビューした後、グイン・サーガ・シリーズを発表した1979年に文芸誌「群像」に唯一の私小説「弥勒」を発表した。 この作品は死産で産まれ、3歳のときに日本脳炎のために意識もないままに寝たきりとなった弟との葛藤を描いて、栗本薫・中島梓の一生を苦しめ続けた激烈な怒り・悲哀が赤裸々に語られた作品である。『弥勒』の続編として手を付けられたまま、完成することのなかった断片「56億年の弥勒」を併載。解説は元群像編集長、内藤裕之氏。
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みんなの教育 スウェーデンの「人を育てる」国家戦略
エッセイ少子高齢化や不況を乗り越え、急成長を遂げる北欧の高福祉国家・スウェーデン。彼らはなぜワークライフバランスを保ちながら経済成長、多文化共生、持続可能性を同時に実現できるのか? 幸福と成長を両立させるスウェーデン式・教育制度の秘密に迫る。【目次】第1章 スウェーデンの起業家精神教育 川崎一彦1 いま求められる教育とは?2 スウェーデンの起業家精神3 スウェーデンの就学前教育4 子どもの権利としてのエデュケア5 日本での実践は可能か?第2章 スウェーデンのアウトドア教育 西浦和樹1 北欧の創造性教育と
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むかしむかし名探偵
児童書今回は4つの事件を解決するため、ミルキーが大活躍。 「カチカチいうのはなんの音」では、夜道でカチカチという音をさせながら後をつけてくる、怖いやつの正体をさぐり、「とりかえっこしましょ!」では、お宝の本を盗んだスリを追いかけ、ミルキーが走る! 「ここほれワンワン」では、犬が鳴いた場所を掘ったら、なぞの木の箱がとびだして、「けっしてのぞかないで」では、ミルキー一家が泊まった旅館に、“私の部屋をけっしてのぞかないで”という不思議な女のお客が現れて……!? 「事件編」をよく読めば、ミルキーより先に事件