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戦争社会学研究 第2巻 戦争映画の社会学

戦争社会学研究会 戦争社会学研究 エッセイ 2200円

販売終了

作品説明

娯楽映画の抵抗と迎合―
大岡昇平による原作『野火』(一九五二年)。
市川崑による映画『野火』(一九五九年)、そして塚本晋也版『野火』(二〇一五年)。
同一作品は、表現形式によって、時代によっていかに変奏され、受容されるのか。
また、山本五十六の表現から『戦艦ヤマト』『この世界の片隅に』まで、娯楽作品において戦争はどのように表現され、消費されてきたのか。
社会学・歴史学・人類学のアプローチから、文学と映画に描かれた戦争を読み解く。

【目次】
特集1 「戦争映画の社会学」①『野火』の戦争社会学
『野火』の戦争社会学―特集企画について/ 山本昭宏
戦争映画の社会学のために―塚本版映画『野火』を題材として/野上 元
「野火」に映る戦後―「難死」と「嘲笑」の後景化/ 福間良明
『野火』の戦争社会学のために/成田龍一
『野火』にみる武蔵野の風景とフィリピンのゲリラ/青木 深
人肉食が起こりうる世界を物語るということ―ふたつの映画版『野火』における宗教的要素の扱いをめぐって/松下優一

特集1 「戦争映画の社会学」②戦争娯楽映画の系譜
「戦争映画」の拡大領域/山本昭宏
戦争娯楽映画を読み解く―山本五十六作品を比較する/好井裕明
『宇宙戦艦ヤマト』から『君の名は。』へ―美少女が象徴する戦うアニメの系譜とその論理/足立加勇
戦争遺産へのまなざし―アニメーション映画『この世界の片隅に』を事例に/濱田武士
ほか

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発売日:2020/08/31
出版社:ボイジャー・プレス
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